ついに耶律賢(やりつけん) が新皇帝として即位する。しかし、王位を狙っていた太平王(たいへいおう)はこれを認めず、武力で王座を奪おうと反乱を起こす。太平王の妻である胡輦は、自分の父・蕭思温(しょう・しおん)が新帝側についたことを知り、激しく動揺する。父への忠誠か、夫への愛か。板挟みになった彼女は、人生を左右する大きな決断を迫られることになる。一方、妹の烏骨里もまた、夫・喜隠の野心のために動き出す。蕭家の三姉妹、それぞれの運命が大きく動き出す、見逃せない回だ。
「燕雲台-The Legend of Empress-」あらすじネタバレ16話
ついに新皇帝誕生!でも、すんなり行くわけないよな
ついにこの時が来た。耶律賢(やりつけん) が皇帝の座についたんだ。家臣たちがひれ伏して万歳!って叫んでる。その光景を見て、太平王(たいへいおう)は呆然自失。自分が王になるはずだったのに、完全に状況を理解できてない顔だ。
でも、すぐに我に返る。あんな奴が皇帝だと?認められるか!って感じで、黒山の陣営に殴り込みをかけるんだ。外はもう、剣と怒号が飛び交う戦場だよ。新皇帝になったばかりの耶律賢(やりつけん) は冷静だった。太平王は逆賊だと即断。高勲(こうくん)たちに生死は問わん。太平王を捕らえろと命令を下す。皇帝になった途端、すごい貫禄だ。
太平王、完全に詰む
太平王、勢いよく攻め込んだけど、相手が悪かった。高勲と女里(じょり)が率いるのは、黒山の大軍団なんだ。数が違いすぎる。あっという間にボコボコにされて、太平王は深手を負う。側近がいったん退きましょう!と必死で止めて、なんとか逃げ出した。
彼は上京に戻って、自分の手駒である2つの斡魯朵(オルド)っていう精鋭部隊を動かそうとする。
これで巻き返して、耶律賢(やりつけん) を引きずり下ろすつもりだった。
でも、世の中そんなに甘くない。
屋質大王(おくだいおう)っていう重鎮が、もう先を読んで動いてたんだ。
耶律賢は民のための良い王になるって判断してね。
部下の休哥(きゅうか)に命じて、太平王が頼ろうとしていた部隊をがっちり押さえちゃった。
太平王が兵を借りにいったら、もぬけの殻。
味方だと思ってたやつらが、みんな新皇帝側についてた。
この瞬間、彼は自分が完全に孤立したことを悟ったんだ。
父と娘の決裂、そして夫との絆
太平王の妻、蕭胡輦(しょう・これん)も大変なことになってた。父の蕭思温(しょう・しおん)が、夫である太平王を助けなかった。それどころか、新皇帝の耶律賢を支持していた。胡輦はそれが信じられなくて、父の屋敷に乗り込んで問い詰める。なぜ夫を裏切ったの!って。
蕭思温(しょう・しおん)は答える。太平王が王になれば、また残虐な政治が繰り返されるだけだ。遼の未来を考えれば、耶律賢こそがふさわしいでも、胡輦は納得できない。夫だって遼のために努力してきた!あなたは彼の何を見てきたの!彼女は皇后の地位なんて欲しくなかった。ただ、夫への仕打ちが許せなかったんだ。
この父と娘の激しいやり取りを、扉の外で聞いていた男がいた。太平王だ。彼はもともと、裏切った蕭思温(しょう・しおん)を殺すつもりで来た。でも、胡輦の言葉を聞いて、剣を収めたんだ。お前だけは、俺を分かってくれるんだな彼は胡輦の手を強く握る。もう上京に居場所はない。太平王は胡輦を連れて、遼から逃げることを決意した。
城門の別れ。これが二人の運命か…
二人が城門に着くと、そこには韓徳譲(かんとくじょう)たちが待ち構えていた。太平王は必死に抵抗する。その時、韓徳譲(かんとくじょう)が放った矢が太平王の腕を射抜いた!それを見た胡輦が叫ぶ。彼を逃がして!さもないとここで死ぬ!自分の命を盾にしたんだ。彼を逃がしてくれたら、私はあなたたちと戻る
韓徳譲(かんとくじょう)も悩む。ここで太平王を逃がすのは、虎を野に放つようなものだ。でも、胡輦の覚悟は本物だった。彼はついに城門を開けるよう命じる。胡輦は逃げていく太平王に言う。以前、あなたが私の妹を救ってくれた。これで貸し借りはなしよまるで、これで夫婦の縁も終わりだと言わんばかりに。
でも、太平王は知っていた。それが彼女なりの愛情表現だってことを。彼は去り際に叫ぶ。お前は一生俺の妻だ!どこへ行こうと、必ず迎えに戻る!こうして、太平王は一人、荒野へと消えていった。
第16話の感想:胡輦、あんたって人は…
いやもう、今回は胡輦の回だったと言っていい。自分の父親に真正面からふざけるなって言える強さ。そして、夫のために自分の命を差し出す覚悟。カッコよすぎるだろ。貸し借りはなしなんて強がりを言ってたけど、あれが彼女なりの愛なんだよな。太平王も、ただの権力欲の塊かと思ってたけど、胡輦のことだけは本当に大切にしてた。最後の必ず迎えに戻る!はグッときた。
一方で、蕭思温の親父さんも辛い立場だよな。国か、家かっていう究極の選択を迫られて、国を選んだ。でも、そのせいで愛する娘との間に深い溝ができてしまった。彼の苦悩を思うと、こっちまで胸が痛くなる。
そんなシリアスな状況で、妹の烏骨里(うこつり)だけは相変わらずだった。自分の夫を出世させることしか頭にない。姉が絶望の淵にいるのに、父親にご機嫌取り。この子のKYっぷりは、ある意味才能かもしれない。
つづく