父・蕭思温(しょう・しおん)が暗殺され、悲しみに暮れる蕭燕燕(しょう・えんえん) 。 しかし彼女は、父の死の真相を突き止めることを固く誓う。一方、宮廷では、宰相という重職が空いたことで、後釜を狙う者たちの思惑が渦巻き、権力争いが激化していた。心労で倒れてしまう皇帝・耶律賢(やりつけん) 。 四面楚歌の中、彼は国と愛する妻を守るため、前代未聞の決断を下す。それは、皇后である燕燕を摂政に任命することだった。

「燕雲台-The Legend of Empress-」あらすじネタバレ26話

父の死の真相、絶対に見つけ出す

親父さん、蕭思温(しょう・しおん)が殺された。韓徳譲(かんとくじょう)はさっそく調査に乗り出す。現場の状況から、刺客は二組いたことがわかった。耶律賢(やりつけん) を狙う奴らと、蕭思温(しょう・しおん)を狙う奴らだ。

でも、話はもっと複雑らしい。韓徳譲(かんとくじょう)の検死によると、蕭思温の体には矢も刺さっていたけど、本当の致命傷は背中から受けた刀傷だった。つまり、敵は三組いた可能性がある。一番厄介なのは、蕭思温にトドメを刺した奴らだ。そいつらは相当な大物らしい。

韓徳譲が現場を再現してみると、ひとつの仮説が浮かび上がる。犯人は内部の人間、それもかなり近くにいた人物じゃないかって。使われた凶器は、遼の人間が普段肉を切るのに使う刀。そんなもの、普通は持ち歩かない。つまり、計画的な犯行で、内通者がいたってことだ。

ざわつく宮廷、それぞれの思惑

親父が死んで悲しみに暮れる間もなく、蕭家では厄介事が起きていた。蕭海里(しょう・かいり)と蕭海只(しょう・かいし)っていう親戚の男二人が、喪服姿で乗り込んできたんだ。家のことを仕切り始めて、どう見てもこの家を乗っ取る気満々。

これにキレたのが次女の烏骨里。自分の家に帰るなり、夫の喜隠に当たり散らす。早く犯人を見つけろ!ってね。その喜隠はと言えば、犯人は高勲(こうくん)と女里(じょり)に違いないと決めつけてる。韓徳譲が捜査を始めたから、奴らも慌ててるはずだと。だから、宴会に招待して探りを入れてやろうなんて考えてる。こいつもこいつで、抜け目がない。

一方、朝廷では蕭思温が死んで空いたポストを巡って、醜い争いが始まっていた。高勲(こうくん)が女里(じょり)を枢密院のトップに推薦すると、韓徳譲の親父、韓匡嗣(かんきょうし)が猛反対。議場は二つに割れて大騒ぎだ。この有様に、ただでさえ弱ってる耶律賢(やりつけん) はとうとう倒れてしまう。そりゃ気も滅入るよな。

燕燕、動く

悲しみに沈んでいるだけじゃ、燕燕は終わらない。親父の死がただの事故じゃなく、誰かの悪意によるものだと知った彼女は、静かに決意を固める。必ず犯人を見つけ出して、父の無念を晴らす、と。

まずは、気落ちしている耶律賢のところへ行く。今まで色々あったけど、今は夫婦として支え合う時だ。彼女は優しく薬を飲ませ、耶律賢を励ます。

そして、話は朝廷のことへ。燕燕の頭は、もう次の手を考えていた。高勲が女里を推薦したのは、自分が宰相になるためのただの布石。燕燕は耶律賢に、一度その要求を飲んでやれ、と進言する。高勲は満足するけど、女里は何も得られない。そうすれば、二人の間には自然と溝ができる。見事な作戦だ。そして、高勲たちを抑える重要なポジションである北院枢密使には、韓徳譲を推薦する。やっぱり、彼しかいない。

衝撃のクライマックス!皇后が摂政に

喜隠、高勲、女里。この三人が手を組んで、耶律賢の立場はますます危うくなる。打つ手はあるのか。耶律賢も追い詰められていた。

その時、韓徳譲が口を開く。この状況を収められる人間が一人だけいる、と。それは、蕭燕燕(しょう・えんえん) だと。彼女が朝政を執り、自分が全力で補佐する。燕燕のためなら、あの憎い宮廷にだって戻る。韓徳譲もまた、覚悟を決めたんだ。

そして、運命の朝議。官服をまとった韓徳譲が、ついに朝廷に帰ってきた。そして、玉座には耶律賢と並んで座る蕭燕燕(しょう・えんえん) の姿が。耶律賢は、高らかに宣言する。摂政の大権を、皇后である蕭燕燕に委ねる、と。

当然、朝廷は騒然となる。喜隠が真っ先に反対の声を上げた。でも、耶律賢は止まらない。続けて新しい人事を発表する。高勲を北府宰相に、耶律賢適(やりつけんてき)を北院枢密使に、そして喜隠は別の役職に。韓徳譲は枢密院の通事という要職に就いた。若すぎるという不満の声も、耶律賢の強い意志の前にはかき消されていった。ついに、皇后・蕭燕燕の時代が幕を開けたんだ。

感想

いやー、今回はマジで神回だった。親父さんの死っていう悲劇から一転、燕燕が覚醒して摂政になるクライマックスは鳥肌モノ。ただ守られるだけのヒロインじゃない、自ら運命を切り開いていく強さ、これが見たかったんだよ。耶律賢も、ただ病弱なだけじゃなくて、燕燕を信じて国を託すっていう最高の見せ場を作ってくれた。そして何より、韓徳譲!燕燕のために、私情を乗り越えて宮廷に戻ってくる姿にはグッときた。これから始まるであろう、燕燕と韓徳譲のタッグ対、喜隠たち悪だくみトリオの権力バトル。面白くならないわけがない。

つづく