今回の『燕雲台』第28話、これがまた一筋縄ではいかない展開で、俺も画面に釘付けだったよ。表向きは平和なムードなのに、水面下ではバッチバチ。早速、中身を詳しく見ていこうぜ。

あらすじとネタバレ

太平王(たいへいおう)の帰還と見せかけの和平

まず驚いたのは、あの太平王(たいへいおう)・耶律罨撒葛(やりつえんさつかつ)が上京に戻ってきたことだ。これを説得したのが、姉さんの蕭胡輦(しょう・これん)なんだから、大したもんだよな。もちろん、ただで帰ってきたわけじゃない。皇帝・耶律賢(やりつけん) は太平王に兵権の半分を差し出させ、その代わりに先帝の部隊の統率権を与えるっていう条件を出した。

太平王にとって、胡輦は誰よりも大事な存在。彼女が上京でつらい思いをしていないと聞くと、あっさり帰京を決めた。でも、こいつが本心から和解するような男じゃないことは、君も分かってるよな。

案の定、一番面白くないのは耶律喜隠(やりつきいん)だ。これで帝位を奪うチャンスがなくなったって大荒れ。だけど、妻の烏骨里の方が一枚上手だった。あの二人が本気で和解するわけないじゃない。二人が争うのを待って、その隙をつけばいいって喜隠をなだめるんだ。この夫婦、なんだかんだでバランスが取れてるのかもしれない。

宮殿では、病気でやつれたフリをした耶律賢(やりつけん) が太平王と対面。俺はもう長くない。だから皇太叔として、俺の死後は燕燕と子供を頼むなんて涙ながらに訴えるんだ。この演技に、さすがの太平王も頷くしかなかった。朝廷では正式に皇太叔に封じられ、太平王は兵権の半分を返上して忠誠をアピール。これで周りの口を封じたわけだ。

でも、太平王は耶律賢の狙いを完全に見抜いてる。自分を皇太叔にしたのは、喜隠や女里(じょり)、高勲(こうくん)といった連中の同盟を壊させるためだってことをな。だから、あえて耶律賢の思惑通りに動いて、彼らを潰しにかかる。腹の探り合いが本当にすごい。

燕燕、待望の皇子を出産

そんなドロドロの権力争いの裏で、ついに蕭燕燕(しょう・えんえん) が臨月の時を迎える。長い陣痛の末、元気な男の子を出産したんだ。耶律賢の喜びようはすごかった。燕燕の手を握って、改めて愛を告白する。この子は多くの敵に狙われることになるだろうけど、二人で全力で守ると誓い合うんだ。この夫婦、政略結婚から始まったけど、確かな絆が生まれてきてるよな。

三姉妹は父・蕭思温(しょう・しおん)の墓前で、改めて力を合わせることを誓う。胡輦が蕭家の養子として蕭継先(しょう・けいせん)を選んだことも報告された。姉妹の絆は、まだ固く結ばれているように見えた。

皇子暗殺未遂事件

ところが、平和な時間は長く続かない。小皇子の満月を祝う儀式で、とんでもない事件が起きる。宮女が皇子を抱き上げたかと思うと、わざと手を滑らせて、煮えたぎる湯の中に落とそうとしたんだ!

まさにその瞬間、女巫の月里朵(げつりだ)が湯桶を蹴り飛ばし、宙を舞う皇子をキャッチ。間一髪で助かった。宮女はその場で自害。調べてみれば、この宮女は喜隠が送り込んだ刺客だったことが分かる。計画が失敗して、喜隠はまた激怒。本当に学習しない男だよ。

それぞれの思惑

この事件で、宮廷の緊張は一気に高まった。太平王はこの機を逃さない。事件を利用して耶律賢の注意をそらしつつ、喜隠を完全に排除させようと画策する。彼は粘木衮(ねんぼくこん)を女里(じょり)のもとへ送り、新たな揺さぶりをかけるんだ。

耶律賢は国事に追われてついに倒れてしまう。燕燕は必死に看病するけど、宮廷の争いはもう子供にまで及んでいる。彼女は、もっと強くならなければと決意を固める。そして耶律賢は、そんな燕燕の最強の盾になることを誓うんだ。

韓徳譲(かんとくじょう)は、耶律賢の命令で事件の黒幕を徹底的に洗い出すことになる。一方、病床の耶律賢を見舞いに来た太平王は、胡輦の前でわざと含みのある言い方をする。胡輦は夫の野心に気づいて釘を刺すけど、太平王は彼女にだけは優しい言葉をかける。その裏で、権力奪取のために着々と準備を進めているんだ。

感想

いやあ、今回は表の顔と裏の顔が入り乱れる、まさに権力闘争の縮図みたいな回だったな。特に太平王の二枚舌っぷりには、もはや感心すら覚えるよ。愛する胡輦の前では優しい夫を演じながら、裏では冷酷な策略を巡らせる。彼の腹黒さが、このドラマの面白さを加速させてる。

そして、ついに母親になった燕燕。守るべきものができて、彼女の覚悟が一段と深まったのが印象的だった。ただのか弱い皇后じゃない、国を背負う母としての強さが芽生え始めた瞬間を見た気がする。病약ながらも燕燕を支えようとする耶律賢との間に、確かな信頼関係が築かれているのもいい。この夫婦、なんだかんだ応援したくなるよな。

一方で、喜隠と烏骨里のコンビは相変わらず危なっかしい。短絡的な夫と、それを冷静になだめる妻。この二人が、これからどう物語をかき乱していくのか。目が離せないよ。

つづく