31話あらすじとネタバレ
韓徳譲(かんとくじょう)、結婚のプレッシャーと黒幕の正体
皇帝・耶律賢(やりつけん)を早く結婚させろっていうお達しが来た。韓徳譲の親父さんとお袋さんは、もう大慌てだ。お袋さんは息子から燕燕を奪っておいて、今さら何よ!って怒り心頭。でも、息子の将来を考えたら、やっぱり結婚はしてほしい。そこで李思(りし)との縁談を進めることにしたんだ。
一方、当の本人である韓徳譲は、そんなことより太平王(たいへいおう)・罨撒葛を追い詰めるのに必死。親父の蕭思温(しょう・しおん)を殺した黒幕は、間違いなくあいつだ。韓徳譲は、太平王(たいへいおう)が仕掛けた連環の計の全貌を、ついに突き止めた。
太平王は、まず高勲(こうくん)と女里(じょり)をそそのかして蕭思温(しょう・しおん)を襲わせた。それだけじゃない。失敗した時のために、第二の殺し屋まで用意していた。すべては、高勲(こうくん)たちの退路を断って、最後までやり遂げさせるため。もし計画がバレても、罪をすべて喜隠になすりつけられるように準備までしていた。どこまでも用意周到で、本当に食えない男だよ。韓徳譲は、この事実をすべて耶律賢(やりつけん) と燕燕に報告した。
噂の渦中で下した決断
宮中では、燕燕と韓徳譲が密会しているっていう、たちの悪い噂が広まっていた。もちろん、そんな事実はない。耶律賢だって二人を信じている。でも、噂はどんどん大きくなるばかり。明らかに誰かが意図的に流している。
燕燕は姉の胡輦を宮殿に呼んで相談した。このくだらない噂を終わらせる方法は一つしかない。韓徳譲が結婚することだ。燕燕は、もう自分の中の個人的な感情は捨てた、と言う。大遼の未来こそがすべてだと。
その頃、韓徳譲は街の酒楼で、噂話を肴に笑いものにされていた。そこに現れたのが、李思だ。彼女は私と韓徳譲は婚約していますと嘘をついて、その場を収めてくれたんだ。
韓徳譲は、彼女の覚悟を見た。そして、自分も決断を下す。その場で李思との婚約を認め、結婚を申し込んだ。上京での仕事を片付けたら、二人で幽州へ行こうと。燕燕を忘れられない苦しみと、自分を想ってくれる李思への責任。彼の背負うものは、あまりにも重い。
偽りの祝言と新たな陰謀
そして、韓徳譲と李思の結婚式が執り行われた。でも、韓徳譲の顔に喜びの色は一切ない。ただ黙って儀式をこなすだけ。対照的に、李思は幸せそうに微笑んでいる。たとえ今、彼の心に自分が いなくても、そばにいられるだけで十分なんだろう。
結婚後、韓徳譲は耶律賢に幽州への赴任を願い出る。耶律賢は、あっさりとそれを許可した。燕燕は激怒する。大事な時期に、すべてを投げ出して逃げるのかと。耶律賢は、噂が収まるまでの一時的な措置だと彼女をなだめる。でも、燕燕には、それが耶律賢自身の望みでもあるように見えてしまう。二人の間にも、少しずつ溝が生まれていく。
その裏で、最も邪悪な計画が動き出していた。太平王は、息のかかった侍女を使って、蒲太妃に毒薬を渡す。そして、蒲太妃は赤ん坊である皇子にその薬を飲ませてしまった。皇子は高熱を出し、危険な状態に陥る。太平王はさらに、心配して駆けつけようとする胡輦を利用し、皇子のために祈祷の儀式を行うよう燕燕に進言させる。追い詰められた燕燕と耶律賢は、その提案を受け入れるしかなかった。
感想
いやあ、今回は本当に胸が締め付けられる回だったね。韓徳譲の決断が、あまりにも切ない。愛する燕燕と国のために、自分の心を殺して李思と結婚するなんて。酒楼で笑いものにされて、それを庇った李思の手を取るシーンは、彼の男としての責任感と優しさが見えたけど、同時に悲しさも限界だった。結婚式の時の、あの無表情がすべてを物語っているよ。李思も健気でさ。好きな人が自分を見ていないって分かってて嫁ぐなんて、俺には到底できない。
一方で、太平王のえげつなさが際立ってたな。人の心をここまで巧みに操って、自分の野望のために駒として使い捨てる。蕭思温暗殺の連環の計の全貌が明らかになったけど、本当に狡猾。しかも、今度は赤ん坊の皇子にまで手を出すなんて、人間のやることじゃない。燕燕と耶律賢の関係もギクシャクし始めて、太平王の思う壺って感じがして、見ていて本当に腹が立つ。物語が、どんどん暗くて重い方向に進んでいくのが分かる回だった。
つづく