自らの死期を悟った皇帝・耶律賢(やりつけん) は、国に潜む反乱分子をあぶり出すため、最後の出巡を決意する。一方、皇后・蕭燕燕(しょう・えんえん) は、夫の野心に振り回される姉の烏骨里を案じ、出巡に同行させようと計らう。姉妹の絆を確かめようとした矢先、彼女たちの留守中に都で大きな陰謀が動き出す。それは、一つの家族を悲劇的な結末へと導き、遼の歴史を大きく動かす事件へと発展していく。避けられない別れと、困難な時代の幕開けが描かれる、激動の物語。

「燕雲台-The Legend of Empress-」あらすじネタバレ41話

いやー、今回の41話はマジで息つく暇もなかったね。物語が根底からひっくり返るような、とんでもない回だった。覚悟はしてたけど、いざ目の当たりにすると言葉を失うよ。

死期を悟った皇帝の最後の策

まず、景宗(けいそう)の話からしようか。彼はもう自分の命が長くないことを完全に理解してる。宮殿のベッドの上で静かに死ぬなんて、彼らしくない。死ぬなら馬の上で、大空の下で死にたい。そう言って、最後の出巡秋捺鉢を計画するんだ。

もちろん、ただの感傷的な旅じゃない。彼の本当の狙いは、自分がいなくなった後の遼を揺るがしかねない反乱分子をあぶり出すこと。過去の黒山の変みたいな骨肉の争いを、もう二度と繰り返させない。そのための最後の賭けだったわけだ。臣下たちを集めて遼の未来を頼むって語るシーンは、彼の皇帝としての覚悟が伝わってきて、胸が熱くなったよ。

姉妹の絆と、裏で動く陰謀

その頃、蕭燕燕(しょう・えんえん) は三姉妹の絆を何より大切に思ってた。特に心配なのが、次女の烏骨里。夫の耶律喜隠(やりつきいん)にそそのかされて、とんでもないことをしでかさないか、気が気じゃない。だから、今回の出巡に一緒に連れて行こうと考えるんだ。

でも、無理強いはしたくない。そこで頼りになるのが長女の胡輦だ。胡輦は烏骨里のところへ行って、うまく説得する。燕燕と仲良くすれば、いつか喜隠も許されるかもしれないよってね。これで烏骨里も希望を持って、一緒に行くことを決める。この姉妹たちの、どうしようもなく絡み合った関係が切ないよな。

ついに起きた反乱、そして親子の最期

でも、平和な時間は続かない。烏骨里たちが都を離れた隙に、彼女の息子・留礼寿(りゅうれいじゅ)が動いた。父親の喜隠を皇帝にするために、上京で兵を挙げたんだ。でも、この計画はあまりにも甘かった。すべては斜軫(しゃしん)に読まれていて、留礼寿(りゅうれいじゅ)の軍はあっという間に包囲されてしまう。

そこに、祖州から連れてこられた父・喜隠も現れる。降伏すれば命は助けると言われたのに、留礼寿は聞かない。彼は最後まで戦うことを選んだ。結果、親子は乱戦の中で無数の矢を浴びて死ぬ。

雨が降りしきる中、駆けつけた烏骨里が見たのは、冷たくなった夫と息子の姿だった。泣き崩れる彼女の元で、虫の息だった喜隠が俺の野心のせいだと謝って息絶える。このシーンは本当に悲劇的だった。彼らの野望は愚かだったかもしれないけど、この最期はあまりに惨すぎる。

皇帝崩御、そして新時代へ

時を同じくして、焦山の行宮では耶律賢(やりつけん) が最後の時を迎えていた。彼は息子の耶律隆緒を次の皇帝に指名し、蕭燕燕(しょう・えんえん) を摂政とすることを宣言する。そして、最も信頼する韓徳譲(かんとくじょう)を呼び、幼い新帝と燕燕のことを託すんだ。

お前たちを裏切ったのは俺だ。そう言って、耶律賢は燕燕の手を取り、それを徳譲の手に重ねさせた。かつて引き裂いた二人を、最後に自分の手で結びつけたんだ。そして、彼は静かに息を引き取った。享年35歳。同じ頃、韓徳譲(かんとくじょう)の父・韓匡嗣(かんきょうし)も、主君の後を追うように亡くなった。一つの時代が、完全に終わった瞬間だった。

幼き皇帝と摂政の船出

耶律賢の死後、すぐに試練が訪れる。幼い隆緒が即位する朝議で、親王たちが幼主に国は治められないと公然と反対するんだ。不穏な空気が流れる中、そこに現れたのが韓徳譲だった。彼は兵を率いて登場し、有無を言わさず新帝への忠誠を誓わせる。この圧倒的な存在感、さすが徳譲だよ。

こうして、蕭燕燕が摂政として国を率いる新時代が始まった。彼女はすぐに徳譲と、これから直面するであろう内憂外患について話し合う。その最中に、徳譲は父の訃報を知る。悲しみに暮れる暇もなく、二人は遼という国の重責を背負って歩き出すんだ。

この回の感想、ちょっと語らせて

いや、もう何から話せばいいか分からないくらい濃密な回だった。まず、耶律賢の最期。彼はただ燕燕を力ずくで奪った嫉妬深い男じゃなかった。遼の未来を深く憂い、自分の死に方すら国のために利用しようとした、孤独な皇帝だったんだなと。最後に燕燕と徳譲を認めて、二人の手を重ねさせたシーンは、彼の罪滅ぼしであり、最大の愛情表現だったのかもしれない。切なすぎて、ちょっと泣けたよ。

そして、喜隠と留礼寿の親子。彼らの反乱はあまりに無謀で、正直またかよって思ったけど、あの最期はキツい。特に、何も知らずに駆けつけて、夫と息子の亡骸を抱きしめるしかなかった烏骨里が不憫でならない。彼女はただ家族の幸せを願っていただけなのに、どうしてこうなっちまうのか。

でも、この悲劇があったからこそ、蕭燕燕と韓徳譲の時代が始まる。耶律賢にすべてを託され、ついに公の場で国を支えるパートナーになった二人。これから彼らがどうやって巨大な遼を動かしていくのか。波乱の幕開けとしか言いようがないよ。

つづく