あらすじ
季英英(ジー・インイン)は、ある職人を説得するために古北村っていう村へ向かうことにした。亡くなった息子のために、古い紋様を完成させたいっていう彼の想いを知ったからね。友達の朱小娘(ジューシャオニャン)と玉玲瓏(ユー・リンロン)も一緒だ。初めての遠出に朱小娘は、かなりはしゃいでる。
村に着くと、いきなりあの食えない男、晟豊澤(ション・フォンゾー)が現れた。絶対わざとだろ、あいつ。季英英(ジー・インイン)たちの前をウロウロして、ちょっかいをかけてくる。
そんな中、村で大事件が発生する。村の宝である古紋錦が盗まれたんだ。しかも、犯人として疑われたのは、なんと晟豊澤(ション・フォンゾー)。彼は祠堂に忍び込んでいたところを村人に見つかってしまった。完全に怪しいよな。晟豊澤(ション・フォンゾー)は捕まって、なぜか季英英(ジー・インイン)も事件に巻き込まれていく。
ネタバレ
古紋錦を盗んだ犯人探し、マジでミステリードラマみたいだったな。
晟豊澤はわざと捕まって、季英英を引っ張り出した。性格が悪いというか、何を考えてるか全然読めない男だ。工房を譲るっていう約束を取り付けた上で、季英英は真犯人探しに乗り出す。彼女の頭のキレが、ここで炸裂するんだ。
季英英は村の長老をうまく言いくるめて、村人たちの行動を探る。そこで見つけた怪しい人物が、劉二(リウ・アー)っていう男。問い詰められた劉二は、あっさり白状した。金に困ってやった、と。でも、彼は紋様を売ったわけじゃなかった。なんと、壊してしまったらしい。村は貧しいんだから、こんなもの売って金にすべきだったとか逆ギレする始末。もうめちゃくちゃだ。
ここで季英英がすごい提案をする。壊れた紋様を修復して、それを売って村人の生活の足しにしよう、って言ったんだ。職人の于殊(ユー・シュウ)は、最初ためらっていた。でも、これが于家の技術を守ることにも繋がるっていう季英英の言葉に、心を動かされる。
で、みんなで徹夜して、ついに古紋錦の修復に成功!于殊も季英英と協力することを約束して、一件落着だ。
一方、都では楊静瀾(ヤン・ジンラン)が動いていた。師匠の仇を討つために、軍の偉い人に事件の調査権限をくれって直談判してる。彼の師匠、実はすごい身分の人だったみたいで、話がどんどん大きくなっていく。しかも彼は、兄の季帰南(ジー・グイナン)を殺した犯人を軍の陣営で見かけてしまう。こっちの復讐劇も、いよいよ本番って感じだ。
村から帰ってきた季英英を、楊静瀾(ヤン・ジンラン)が門の外で待っていた。そこに晟豊澤が割って入ってきて、俺たち、生死を共にした仲なんでみたいに大げさに話すもんだから、楊静瀾(ヤン・ジンラン)は面白くない。男たちの火花がバチバチだ。
家の問題も大変だ。季英英の友達の朱小娘は、親が進める見合いを断固拒否。自分の道は自分で決める!って宣言する。帰り道で、彼女に気がある桑十四郎(サン・シーシーラン)からプロポーズまがいのことを言われるけど、私が欲しいのは、隣で一緒に戦ってくれる人ってはっきり断る。朱小娘、めちゃくちゃカッコいいじゃないか!
今回のエピソードの感想
いやー、今回も情報量がすごかったな。古北村でのミステリー解決編かと思いきや、楊静瀾の復讐パートもがっつり進むし、朱小娘の自立と恋愛の話まで盛り込んできた。一つのエピソードにこれでもかってくらい詰め込んでくるのが、このドラマの面白いところだよな。
季英英の行動力と頭の良さには、もう感心するしかない。ただ優しいだけじゃなくて、人を動かす交渉術も持ってる。晟豊澤みたいな食えない相手とも渡り合えるし、本当に頼もしい主人公だ。その晟豊澤も、ただの嫌な奴かと思えば、季英英の面白さに気づき始めてる感じがして、今後の関係が気になる。
そして、楊静瀾と朱小娘。それぞれが自分の信じる道のために、静かに、でも確実に戦ってる。特に朱小娘が自分の意志をはっきり口にしたシーンは、見ていてスカッとした。親の言う通りにするのが当たり前の時代に、自分の足で立とうとする姿は応援したくなる。それぞれのキャラクターが自分の物語をしっかり生きてるから、ドラマに厚みが出てるんだよな。
つづく