新しい錦の制作が始まるが、職人たちの間で意見が激しく対立し、工房は険悪な雰囲気に包まれる。季英英(ジー・インイン)は出資者である晟豊澤(ション・フォンゾー)との関係や、職人たちのまとめ役として奮闘する。そんな中、英英と楊静瀾(ヤン・ジンラン)の関係に大きな進展が訪れる。一方、完成した朝廷への貢物を都へ輸送する任務には、危険な陰謀が渦巻いていた。楊静瀾は罠が仕掛けられていることを察知し、敵の裏をかく作戦にでる。益州では英英が父の無実を証明するため、大胆な行動を起こす。

「蜀紅錦~紡がれる夢~」あらすじネタバレ18話

新しい錦作り、いきなり大モメ

新しい錦を作るプロジェクトが始まった。出資者の晟豊澤(ション・フォンゾー)も乗り気で、季英英(ジー・インイン)が彼を工房に案内する。でも、そこはもう最悪の雰囲気だった。職人たちが技術的なことで大ゲンカしてるんだ。陳三郎(チェン・サンラン)とベテラン職人が言い争ってるかと思えば、親父の季耀庭(ジー・ヤオティン)の周りでも意見がぶつかり合ってて、もうめちゃくちゃ。これを見た晟豊澤(ション・フォンゾー)が俺の金、ドブに捨てることになるかもなって皮肉を言うんだ。そりゃ言いたくもなるよな。その夜の食事会なんて、誰も箸をつけない。みんな怒りでお腹いっぱいだってさ。

シーソー対決で仲直り?

この険悪なムードをどうにかしようってことで、面白い方法が提案された。なんと、シーソーに乗って知識を競い合うんだ。まず季耀庭とベテラン職人が対決。案の定、二人ともシーソーから落っこちる。でも、これをきっかけにお互いの知識不足を認め合って、少しだけ打ち解けたみたいだ。この方法を気に入った晟豊澤(ション・フォンゾー)が、今度は英英に勝負を挑む。商売に対する誠意はどれくらいあるんだ?なんて、大勢の前で聞くんだよ。でも、そこは我らが英英だ。機転の利いた答えで、晟豊澤を黙らせてやった。

楊静瀾(ヤン・ジンラン)、ついに告白!

英英がシーソーから落ちそうになった瞬間、楊静瀾(ヤン・ジンラン)が颯爽と現れて縄で彼女を確保する。マジでヒーローかよ。晟豊澤は面白くないから楊静瀾(ヤン・ジンラン)を挑発する。英英は私をおもちゃみたいに引っ張らないで!って怒って、自分でシーソーから飛び降りた。この時、楊静瀾が持っていた蜀紅錦に気づいて、今度は英英が彼をからかう番。この二人のいい感じの雰囲気に、晟丰澤は色恋にうつつを抜かしてちゃ大成しないなって呆れ顔だ。

後で楊静瀾は、勝手にシルクに触ったことを謝りに来た。手作りのローラーチェアをプレゼントするなんて、なかなかやるじゃないか。英英は大喜びで乗り回す。楊静瀾は、もっと英英の世界を知りたいって言って、錦の識別方法を教えてくれと頼むんだ。英英は彼の目を隠させて、その隙に逃げようとするけど、あっさりバレる。仕方なく教えるけど、彼の手には触れたくない。でも、楊静瀾がわざと英英の手背に触れたんだ。英英はびっくりしてよろけて、倒れそうになったところを楊静瀾がキャッチ。その拍子に赤い布が二人をすっぽり覆って、ムードは最高潮に。楊静瀾は布をどけて、ついに想いを伝えた。英英は照れまくってさ。足、踏んでるってごまかすのが精一杯。かわいいとこあるじゃんか。

貢錦輸送に渦巻く陰謀

一方、都への貢物が完成した。趙修縁(ジャオ・シウユエン)が検品するけど、彼は父の二の舞を恐れず、輸送に同行すると言い張る。英英も彼の身を案じてついて行きたがる。でも楊静瀾は、益州で俺の帰りを待っててくれって感じで彼女を諭すんだ。案の定、この輸送を牛将軍(ニウしょうぐん)が狙っていた。部下を送り込み、隙をうかがっている。輸送の途中、宿駅で督運官(とくうんかん)が貢物を偽物とすり替えようとした。楊静瀾はすべてお見通しだった。部下に一芝居打たせて、督運官(とくうんかん)に牛将軍(ニウしょうぐん)がお前を口封じしようとしてるぞと信じ込ませる。家族の身を案じた督運官は、楊静瀾に協力することを誓った。

民衆の前で、直接対決へ

楊静瀾の部下から知らせを受けた英英は、すぐに行動を開始する。牛将軍が先回りして益州に戻ってくることを読んでいたんだ。英英は街頭で民衆の注目を集める。そこに諸葛鴻(ジューグォ・ホン)が督運官を連れて現れた。民衆の前で、督運官は季帰南(ジー・グイナン)を陥れた罪を認めた。だけど、黒幕はいないと言い張る。そこへ牛将軍が堂々と帰還。督運官は恐怖で何も言えなくなってしまう。ここで英英が前に出た。尋問を続けろ!と叫び、牛将軍に対して益州の錦織物職人たちの権利を守れ!と民衆を煽るんだ。さあ、直接対決の始まりだぜ。

第18話の感想ぶっちゃけます

いやー、今回はマジで神回だったな。前半は職人たちのゴタゴタと、英英と楊静瀾の甘酸っぱい恋模様。特に楊静瀾の告白シーンは見てるこっちが照れたぜ。不器用だけど真っ直ぐな彼のアプローチ、最高だよな。手作りローラーチェアとか、ポイント高すぎだろ。後半は一気にサスペンスフルな展開になった。貢錦の輸送をめぐる陰謀と、それを読んで先手を打つ楊静瀾の頭脳戦。そして最後は、民衆を巻き込んで牛将軍と直接対決しようとする英英の度胸。このドラマ、ただのラブストーリーじゃない。恋愛、サスペンス、人間ドラマが全部詰まってる。英英の行動力と楊静瀾の知略、この二人が組めば何でもできそうだよな。

つづく