季英英(ジー・インイン)の父の事件の鍵を握る輸送官・杜宇(ドゥ・ユー)の尋問が始まるが、彼の背後には大きな圧力がかかっていた。一方、楊静瀾(ヤン・ジンラン)との絆を深める英英。その姿を見た趙修縁(ジャオ・シウユエン)の嫉妬は頂点に達する。彼は味方を装って英英たちに近づき、信頼を得ようと画策する。しかし、彼の純粋だった想いは歪んだ執着へと変わり、ついに英英に対して衝撃的な行動を起こしてしまう。物語が大きく動き出す、緊迫の一話。

「蜀紅錦~紡がれる夢~」あらすじネタバレ19話

オーケー、今回の『蜀紅錦』はマジで展開がヤバいから、しっかりついてきてくれよな。

すれ違う想い、燃える嫉妬の炎

まず、牛将軍(ニウしょうぐん)の動きからだ。こいつは輸送官の杜宇(ドゥ・ユー)の妻子を人質に取って、完全に口封じを狙ってる。事を大きくしたくないから、表向きは錦官府に尋問させるんだ。杜宇も家族が捕らわれてるから、本当のことは言えない。この時点でかなり詰んでる状況だよな。

その頃、ヒロインの季英英(ジー・インイン)は、城門で楊静瀾(ヤン・ジンラン)の帰りを一人でずっと待ってる。健気だよな。やっと帰ってきたジンランは、わざと帰りを遅らせてた。牛将軍(ニウしょうぐん)の兵たちが都を騒がせるのを避けるためだ。インインはそれもちゃんと分かってる。

ここでジンランがインインに言うんだ。君の父さんの無実が証明されてよかったって。インインはもう罪人の娘じゃない。この二人の間には、もう言葉はいらないって感じの空気が流れてる。お互いを心配し、見つめ合って笑う。いい雰囲気だ。

でも、その光景を遠くから見てる男がいた。趙修縁(ジャオ・シウユエン)だ。彼の心はもう嫉妬でめちゃくちゃ。家に帰ると、インインとの思い出の凧を燃やしちまう。完全に心が壊れ始めてる。

信じた心が、裏切りへ

シウユエンの闇落ちはここから加速する。彼はインインとジンランに近づくために、とんでもない芝居を打つ。杜宇の妻子を見つけ出したことを利用して、俺は君たちの味方だって顔をするんだ。自分も牛将軍に睨まれてる、なんて同情を引くようなことまで言ってな。

インインは、父の事件を解決したい一心で、彼の言葉を信じてしまう。まさか裏切られるなんて思ってもいないから。ジンランもインインを困らせたくなくて、シウユエンが杜宇に会うことを許可する。これが最悪の判断ミスだった。

シウユエンはまんまとインインを橋の上に呼び出す。そこで自分の気持ちをぶちまけるけど、インインはきっぱり断る。もう一度やり直す気はないって。

この言葉が、シウユエンの中に残っていた最後の理性を吹き飛ばした。彼は逆上して、インインを殴って気絶させ、そのまま誘拐する。信じられるか? あの優しそうだった男が、こんなことをするなんて。

暴走の果て、決死の救出劇

ジンランが牢に戻ると、そこには首を吊って死んでいる杜宇の姿があった。ジンランはすぐに察する。これはシウユエンの仕業で、牛将軍と裏で繋がっていると。

その頃、インインが目を覚ますと、そこは知らない部屋。しかも、体はベッドに縛り付けられ、真っ赤な婚礼衣装を着せられていた。絶望的な状況だ。そこに、あのシウユエンが入ってくる。彼は狂ったように一人で婚礼の儀式を進め、無理やりインインと夫婦になろうとする。

インインの目から涙がこぼれる。もうダメかと思った、その瞬間だ!

ドアを突き破ってジンランが飛び込んできた!彼はためらうことなくシウユエンを殴りつけ、インインを抱きしめてその場を去る。まさにヒーローの登場だ。

殴られたシウユエンは、なぜか大声で笑い出す。もう正気じゃない。その後、牛将軍に呼び出された彼は杜宇を殺してやりましたよと報告し、自分の忠誠心と野心を見せつけるんだ。

第19話の感想:もう、シウユエンがヤバすぎる

いや、今回のシウユエンは本当にヤバかった。いい人だと思ってたのに、恋と嫉妬でここまで人が変わるのかって。好きな女に拒絶されたからって、殴って気絶させて無理やり結婚しようとか、完全に犯罪者じゃんか。でも、こういう一方的な想いの暴走って、ある意味で人間のリアルな部分を描いてるのかもしれない。

インインとジンランの関係がやっと深まってきたのに、この一件でまた大変なことになった。特に、インインの心の傷が心配だ。ジンランが駆けつけて救い出すシーンは、まさに王道で最高だったけどな。

シウユエンは牛将軍側について、完全な悪役になった。これからもっとえげつない手で二人を追い詰めてくるんだろうな。見てるこっちの胃が痛くなるぜ。

つづく