いやー、今回の24話はマジで神回だったな。息するの忘れるくらい見入っちまったよ。

あらすじとネタバレ

傷だらけのヒーロー、見参

まず、楊静瀾(ヤン・ジンラン)が一人で戻ってくるシーンから始まる。道には敵の弓兵が待ち伏せしてるんだ。彼は殺した刺客の死体を囮にして、敵の場所を割り出す。頭脳戦もいけるクチだな。

でも、敵の数が予想以上だった。ここで愛馬の踏雪が矢を何本も受けて死んでしまう。このシーンは本当に胸が痛かった。怒りと悲しみで我を忘れた楊静瀾(ヤン・ジンラン)は、傷だらけになりながらも鬼神のごとく戦う。体力の限界が近づいて、ついに包囲された。もうダメかと思ったその時、高放(ガオ・ファン)が兵を率いて助けに来るんだ。ギリギリセーフ!

地獄の結婚式に殴り込み

その頃、季英英(ジー・インイン)との結婚式の真っ最中。彼女の顔からは感情が完全に消えてる。対照的に、楊静林(ヤン・ジンリン)はニヤニヤしてて、本当に腹が立つ。

二人が拝礼しようとした瞬間、一本の剣が飛んできて、目の前の刺繍球に突き刺さる。振り返った英英が見たのは、血と泥にまみれた楊静瀾(ヤン・ジンラン)の姿だった。これぞヒーローの登場ってやつだ!

楊静瀾は、楊静林(ヤン・ジンリン)の火事場泥棒みたいなやり方を激しく非難する。この結婚は絶対に認めないと宣言するんだ。楊静林が英英に手を出そうとすると、容赦なく突き飛ばす。見ていてスカッとしたよ。

俺が娶る宣言

楊静瀾は英英を連れてその場を去ろうとする。でも、楊家の祖母がそれを止めるんだ。英英の名誉はどうするんだって。確かにその通りで、楊静瀾も一瞬言葉に詰まる。

すると英英が、涙を流しながら彼の手をそっと離すんだ。これは自分の意志です。約束は破れませんって言う。どこまで健気なんだ、この子は。

ここで楊静瀾が動いた。彼は皆の前で、自分が季英英(ジー・インイン)を娶ると高らかに宣言する。これだよ!俺たちが見たかったのは!

束の間の平穏と新たな危機

英英もその申し出を受け入れる。でも、楊静瀾は限界だった。その場で意識を失って倒れてしまう。

目が覚めると、彼のそばで英英が泣いていた。楊静瀾は彼女を慰めるために、わざとこれは協力関係だ。全部終わったら離縁してやるなんて言うんだ。不器用な優しさがたまらない。彼は白王(はくおう)から取り返した、兄の形見である蜀紅の婚礼衣装を英英に渡す。

改めて二人の婚礼の準備が始まる。でも、幸せな時間は長く続かない。突然、副都督が兵士を引き連れて乗り込んできた。牛将軍(ニウしょうぐん)の命令で、楊静瀾を軍の将兵を虐殺した罪で逮捕しに来たんだ。

明かされる正体

万事休すかと思われたその時、楊静瀾が懐から太子の紋章が入った魚符を取り出す。彼の正体は、太子直属の護衛千牛衛だったんだ。

屋根の上から黒装束の仲間たちが現れて、楊静瀾を守るように陣形を組む。この展開は鳥肌が立った。副都督もこれには手が出せず、すごすごと引き上げていく。

結局、婚礼の儀式は楊静瀾が倒れたまま強行された。その夜、英英は彼のそばで看病する。ふとした拍子に彼女が彼の胸に倒れ込んで、二人は気まずく見つめ合う。ベタだけど、こういうのが良いんだよ。英英は、彼が戻ってきてくれたことに心から安心するのだった。

一方、趙修縁(ジャオ・シウユエン)は完全に負けを認めていた。でも、胡散臭い商人の晟豊澤(ション・フォンゾー)は諦めていない。彼は楊家を内側から崩壊させようと、新たな悪だくみを始めていた。

感想

今回はまさに楊静瀾の、楊静瀾による、楊静瀾のための回だった。死んだと思われていた男が、愛する女の結婚式に傷だらけで現れて、俺が娶ると宣言する。これ以上ないくらい王道で、最高に熱い展開だった。彼の正体が明かされるシーンは、今までの鬱憤をすべて吹き飛ばすような爽快感があったな。

英英もただ守られるだけじゃなく、自分の意志で楊静瀾を支えようとする姿が印象的だった。特に、彼を気遣って床で寝ようとする優しさにはグッときたよ。二人の不器用な距離感が、これからどう縮まっていくのか楽しみで仕方ない。

悪役たちの動きも不気味で、物語に緊張感を与えている。特に晟豊澤(ション・フォンゾー)は、趙修縁(ジャオ・シウユエン)とは違う種類のヤバさを感じる。一難去ってまた一難。でも、今の二人ならきっと乗り越えられるはずだ。

つづく