楊家の事業に貢献するよう求められた季英英(ジー・インイン)は、楊静瀾(ヤン・ジンラン)の母から一つの店を任されることになる。店の古い錦の在庫を見て、彼女は庶民でも蜀錦に親しめるような新しい商品を思いつく。それは、古い錦を使った手頃な価格のアクセサリーだった。

一方、インインを快く思わない楊家の次男・楊二爺(ヤン・アルイエ)は、謎の商人ション・フォンゾーと手を組み、楊家を内部から崩壊させようと画策する。ション・フォンゾーはさらに趙修縁(ジャオ・シウユエン)も巻き込み、楊家の顧客を奪う計画を進める。インインが新たな挑戦を始めた市場で、ついに敵との直接対決が始まる。

「蜀紅錦~紡がれる夢~」あらすじネタバレ27話

今回は『蜀紅錦』の27話だ。いやー、今回も色々動きまくってたな。さっそく話していこうぜ。

敵か味方か?謎の男、ション・フォンゾー

まず、インインの話からだ。彼女、益州に来たション・フォンゾーって男のことを疑ってる。あいつが来たのは、ただの偶然じゃないってさ。表向きは商売の話ができる。その裏で何か探れるかもしれないって考えてるわけだ。

これにヤン・ジンランは気が気じゃない。完全に嫉妬してる。見てて面白いよな。彼はション・フォンゾーを全く信用してない。インインが傷つけられるんじゃないかって、本気で心配してるんだ。危ない橋は渡るなって釘を刺す。でも、インインは彼の気持ちを分かってる。そっとジンランの手を握って大丈夫、分かってるからってさ。この二人、本当にいいよな。

新たな試練と、意外な味方

場面は変わって、インインが楊家のお偉いさん、ヤン夫人に呼び出される。ジンランの母親だな。インインは、宴会のことで怒られるんじゃないかってビクビクしてる。でも、ヤン夫人の反応は全く違った。彼女はインインの苦労をねぎらうんだ。楊家のルールが多すぎて大変だったろうって。楊家のメンツのため、何か貢献してほしいと頼んでくる。

インインは正直に打ち明ける。自分はもう飛花会の会長じゃないって。どうやって貢献すればいいか分からないってさ。そしたら、ヤン夫人はとんでもないことを言い出す。なんと、ジンランが持ってた店をインインに任せるって言うんだ。これにはインインも大喜びだ。最後にヤン夫人はアドバイスする。楊家では、ルールと人情をうまく使いこなすのよって。この人、なかなかのやり手だぞ。

裏でうごめく黒い陰謀

その頃、とんでもない裏切りが起きてた。楊家の次男、あの楊二爺(ヤン・アルイエ)が夜道で酒を飲んでインインの悪口を言ってたんだ。そしたら、いきなり何者かに誘拐される。連れて行かれた先で待ってたのは、なんとション・フォンゾー。

彼は楊二爺(ヤン・アルイエ)に取引を持ちかける。協力すれば、楊家のトップにしてやるってさ。最初はためらってた楊二爺。でも、インインに家業を乗っ取られるかもしれないっていう恐怖に負けた。結局、ション・フォンゾーと手を組むことを決める。そして、楊家の長安での大事な顧客リストを盗み出しちまうんだ。

ション・フォンゾーはそのリストを、今度はジャオ・シウユエンに渡す。計画はこうだ。長安に行って楊家の客を全部奪え。趙家の錦を代わりに買わせろ。そうやって楊家の商売を潰して、インインの居場所をなくすのが目的だ。えげつないよな。ジャオ・シウユエンもただじゃ協力しない。ション・フォンゾーに楊家の錦を大量に買わせて、その隙に楊家自体を買収しようと企んでる。こいつらの腹の探り合い、マジでヤバい。

インインの逆転劇が始まる!

一方、そんな陰謀も知らずにインインは動き出す。ジンランと一緒に、任された店を見に行くんだ。店の錦は、どれもデザインが古かった。ちょうどその時、楊家の職人である劉じいが店に来る。娘の嫁入り道具に錦を買いたいけど、誰も売ってくれないって泣いてるんだ。それを見たジンランは、自分のお金で良い錦を選んであげる。優しいよな。

この出来事が、インインに新しいアイデアをくれた。この古い錦を使って、庶民でも買えるアクセサリーを作ろう!って。蜀錦は高級品だ。でも、これならみんなが手にできる。この発想、天才的じゃないか?

その後、二人は食事に行く。ジンランは怪我が治ってないフリをして、インインにあーんしてもらおうとする。子供かよって思うけど、インインにはバレバレだ。この二人のやり取りは、本当に見てて飽きない。

市場での直接対決

ついに、インインは自分のアイデアを実行に移す。市場で、手作りのアクセサリーを売り始めたんだ。すると、そこにション・フォンゾーが現れる。彼は、インインが作ったものを一つ買っていく。何を考えてるんだか。

客がどんどん増えてきた、まさにその時だ。楊二爺が手下を連れて乗り込んできた。家のルールを破る気か!って、インインの商品を没収しようとする。でも、今のインインはもう昔の彼女じゃない。見事な口ぶりで楊二爺をやり込める。ぐうの音も出ない楊二爺の顔、最高にスッキリしたぜ。

今回の感想

いやー、27話はインインの商売の才能が爆発した回だったな。古い錦をアクセサリーにするっていうアイデア、マジで最高だと思ったよ。誰もが憧れる蜀錦を、庶民でも手に入れられるようにするなんて、普通は思いつかない。彼女のそういうところが、本当に魅力的だよな。

その裏で、敵の動きも一気に活発化してきた。ション・フォンゾー、ジャオ・シウユエン、それに加えて楊家の内側から裏切る楊二爺。この三人の企みは、見ていて本気で腹が立った。特にション・フォンゾーは、底知れない金を持ってるみたいだし、最終的な目的が益州の錦織物業全部っていうのがデカすぎて、ちょっと怖い。

でも、シリアスな展開の中にも、ジンランの分かりやすい嫉妬とか、インインに甘えようとするところとか、癒やされるシーンもちゃんとあるのがいい。最後の市場での対決は、見てて本当に気持ちよかった。インインが口で楊二爺を打ち負かすシーンは、思わずそうだ、もっとやれ!って声が出ちまったよ。

つづく