今回は『蜀紅錦~紡がれる夢~』の第28話。もうね、英英がめちゃくちゃ頑張る回。見ててスカッとするけど、同時にイライラもする。そんな感じ。
あらすじ(ネタバレあり)
楊家の老害たち、マジでうざい
まず、楊家の二爺っていうのが出てくるんだけど、こいつが本当に厄介。季英英(ジー・インイン)が蜀錦の端切れを庶民に売ったことに、めちゃくちゃキレるわけ。蜀錦は金持ちだけのものだ!って、頭の固いこと。楊家の親戚たちもみんなで寄ってたかって英英を責め立てる。四面楚歌ってこのことだよね。
結局、楊家のトップである楊氏(ヤンし)も、事を大きくしたくないから英英を罰するしかない。家規を書き写せ、端切れ商売はもうやめろ、ってさ。英英も言い返せなくて、見てるこっちが悔しくなる。
頼れる仲間と、怪しい協力者
英英は悔しくて、散花楼の仲間に愚痴をこぼす。そりゃそうだよね、一人で抱えきれない。玉玲瓏(ユー・リンロン)は我慢するか、ここを出るかって現実的なアドバイス。でも、英英は諦めないんだ。絶対に端切れ商売を続けるって宣言する。朱小娘(ジューシャオニャン)も飛花会で手伝うよ!って言ってくれて、こういう仲間がいるって本当に心強い。
そこに現れたのが、あの謎の商人、晟豊澤(ション・フォンゾー)。どうやら話を盗み聞きしてたみたい。で、いきなり俺と組まないかって持ちかけてくる。蕃市っていう、外国の商人が集まる場所で商売しろって提案。英英は少し考えた後、その手を取ることに決めるんだ。
嫉妬する男と、腹に一物ある男
飛花会のみんなが街で端切れで作ったアクセサリーを売り始める。案の定、金持ちが庶民に蜀錦を売るなとかケチつけてくる。でも、そこで桑十四郎(サン・シーシーラン)が良いものはみんなで楽しむべきだって見事に論破。商売はいい感じに進む。
その様子を、英英と晟豊澤(ション・フォンゾー)が遠くから見てる。英英は晟豊澤の正体を探ろうと、彼の故郷である南詔の話を振る。腹の探り合いが始まるわけ。そこへ、楊静瀾(ヤン・ジンラン)が登場。二人が親しげにしてるのを見て、めちゃくちゃ嫉妬してる。分かりやすいやつ。
楊静瀾(ヤン・ジンラン)の部下、諸葛鴻(ジューグォ・ホン)が機転を利かせて馬を探してるって口実で、晟豊澤の屋敷を調べるチャンスを作る。英英も空気を読んで、晟豊澤とケンカしたフリをしてその場を離れる。チームプレーが光るね。
もう黙ってない!英英の反撃開始
面白いのは晟豊澤の反応。彼は部下に楊静瀾の調査に協力しろって命令するんだ。彼の狙いは、英英の商売を成功させて、楊家との対立をあおること。腹黒いけど、結果的に英英の味方になってるのが皮肉だよね。
その頃、楊家ではあの二爺がまた嫌がらせ。今度は侍女の錦繡(ジン・シウ)を罰しようとする。でも、もう英英は黙ってない。私の侍女に手出しはさせないって感じで二爺を追い返す。このシーンはマジでかっこよかった!
そして実家に帰って、楊家のルールがおかしいって母に訴える。楊静瀾も駆けつけて、英英を心配する。彼は楊家の帳簿を調べて、二爺の弱みを握ろうと提案。英英は私は諦めないって強く宣言するんだ。いよいよ反撃開始って感じだね。
感想
今回の英英、マジでかっこよかった。楊家のジジイたちに面と向かって反論して、自分のやりたいことを貫こうとする姿にしびれたよ。ただ虐げられるヒロインじゃないんだよね。自分で道を切り開く強さがある。
楊静瀾の嫉妬はちょっと可愛い。でも、英英が一人で戦ってる時に、もっと堂々と守ってやれよ!って思っちゃう。裏でコソコソ調査も大事だけどさ。見てるこっちがもどかしい。
晟豊澤が一番面白いキャラかもしれない。敵か味方か、本心がまったく読めない。英英を利用しようとしてるけど、結果的に彼女を助けてる。この二人の関係がどうなるか、すごく気になる。
全体的に、古いしきたりに縛られた世界で、英英がどうやって新しい価値観を作っていくのかっていうテーマがはっきり見えた回だった。スカッとしたし、次が楽しみになる展開だったね。
つづく