なあ、今回の『蜀紅錦』、マジで内も外もてんやわんやだったよな。英英と静瀾が、これからどうするかっていう大事な回だった。
あらすじとネタバレ
楊家の改革、静瀾が動く
まず、楊家の中の話からいこうか。
静瀾の母親である楊氏(ヤンし)は、息子の嫁である英英に期待してる。この古くて腐った楊家をなんとかぶっ壊してくれって。英英もその気持ちをちゃんと分かってる。彼女ならやってくれるって信じてるんだよな。
そんな中、静瀾が親戚一同に呼び出された。案の定、帳簿の調査をやめさせようっていう魂胆だ。特に楊二爺(ヤン・アルイエ)ってのがうるさい。家の規律がどうとか言って、静瀾を罰しようとする。
でも、静瀾は一枚上手だった。これは太子様が蜀錦を買うための公務なんですって、しれっとウソをついたんだ。太子の名前が出たら、みんなビビって何も言えなくなる。さっきまで威張ってた楊二爺(ヤン・アルイエ)も黙っちゃう。これで親戚連中を黙らせて、家のルール改正に同意させた。静瀾、やるじゃん。
英英の新たな一手と、立ちはだかる壁
英英の狙いは、もっとデカい。楊家のルールだけじゃなくて、錦業界全体の不合理なルールを変えたいんだ。すでに同業者組合の飛花会とも話をつけてる。
楊氏(ヤンし)は最初、新しいルールがいいものか不安がってた。でも英英の熱意に押されて、彼女をビジネスパートナーとして認める。二人で祝杯をあげるシーンは、ちょっとグッときたな。
一方で、英英の実家である季家は新しいルールで職人を募集する。でも、貼り紙を出して何日経っても誰も来ない。英英は冷静だった。みんな様子見してるだけだって分かってる。どっちが得か、天秤にかけてるんだよ。商売人ってそういうもんだろ。
趙修縁(ジャオ・シウユエン)の陰湿な策略
外では、あの趙修縁(ジャオ・シウユエン)が動いてた。本当に嫌なやつだよ、あいつは。
趙修縁は牛五娘(ニウ・ウーニャン)っていう女性を利用する。長安の有力者の奥様たちが集まる会に潜り込ませたんだ。そこで鄭夫人(ジョンふじん)っていう人が、自慢げに着てた楊家の錦が、なんと舞姫の衣装と丸かぶり。プライドをズタズタにされた鄭夫人(ジョンふじん)は、もう不機嫌だ。
そこを牛五娘(ニウ・ウーニャン)が見逃すわけない。楊家の錦なんて、もう誰でも着てるんですよ。本当に良いものは趙家の錦ですって囁く。女の嫉妬心とか見栄をうまく利用するんだよな。奥様たちは、いとも簡単にその言葉に乗せられる。
これで趙修縁の計画は一歩前進。楊家の評判はガタ落ちだ。
楊家の内輪もめ、再び
静瀾と英英が楊家に戻ると、案の定、問題が起きてた。
長安で楊家の錦が売れなくなったのは、全部英英のせいだって話になってる。まただ、また楊二爺が騒いでる。今度は英英を家の規律で罰するって息巻いてるんだ。
静瀾がもちろん英英をかばう。すると楊二爺は、信じられないことを言い出した。静瀾の亡くなった母親の位牌を、祠堂から叩き出すって脅したんだ。これはさすがに人として最低だろ。
静瀾はブチ切れる。楊二爺はそれをいいことに、家長を交代させろって周りを煽る。もうめちゃくちゃだ。
でも、ここで黙ってないのが英英だよ。滞っている蜀錦は、私が全部売りさばきます。この一言で、その場をピシャリと収めた。かっこよすぎだろ!
新しい道へ
騒動の後、英英は新しい販路を開拓するって提案する。静瀾の父親、楊聚賢(ヤン・ジューシエン)は危険すぎると大反対。でも、この一件で静瀾と父親の関係は少しだけ良くなったみたいだ。
ただ、英英が考えた新しいルートは、玉玲瓏(ユー・リンロン)が絶対に危険だって猛反対するようなヤバい道らしい。
この回、静瀾と英英のちょっといいシーンもあった。英英が静瀾を気遣って、静瀾がそんな彼女を抱き上げてベッドに運ぶ。翌日には二人で馬に会いに行って、静瀾が今まで旅した地図を見せる。英英も私も蜀錦を全国に届けたいって夢を語る。こういう時間があるから、二人は頑張れるんだろうな。
感想
今回は内も外も敵だらけで、見ていてハラハラしたよ。外では趙修縁が牛五娘を使って、本当に陰湿なやり方で楊家の評判を落としにかかってる。舞姫と服がかぶるっていう、女性のプライドを的確にえぐる作戦は、えげつないけど見事だった。牛五娘も自分の目的のために必死なんだろうけど、やり方がえぐい。
一方で、家の中では楊二爺が本当に邪魔。人の弱みにつけこんで、亡くなった人の位牌まで持ち出すなんて、クズとしか言いようがない。ああいう身内が一番タチが悪いよな。
でも、そんな四面楚歌の状況でこそ、英英の強さと賢さが際立ってた。特に、楊二爺たちに詰め寄られた時に私が全部売るって啖呵を切ったシーンは最高だった。ピンチをチャンスに変えようとする、その姿勢がたまらない。静瀾との絆も深まってるし、少しずつだけど父親との関係も修復に向かってるのが救いだ。最後の玉玲瓏(ユー・リンロン)の反対が、次の大きな波乱を予感させて終わったな。
つづく