亡き父の技術の秘密を探る楊静瀾(ヤン・ジンラン)を家に招いた季英英(ジー・インイン)。しかし、彼女の家は火の車だった。頼りにしていた役人にも権限がないと突き放され、借金のカタに家業の命である織機まで奪われそうになる。まさに絶体絶命のピンチ。それでも諦めない英英は、新しく赴任してきたという錦官に直談判するため、大胆な行動に出る。しかし、その新しい錦官の正体は、彼女が全く予想していなかった人物だった。この出会いが、彼女の運命を大きく動かしていくことになる。

「蜀紅錦~紡がれる夢~」あらすじネタバレ3話

いやー、待ってました第3話。今回もインインがやってくれたよ。マジでこの子の行動力、半端ないって。

借金取りと嫌な親戚、もう最悪

話は、インインが例の男、ヤン・ジンランをこっそり裏庭に案内するところから始まる。親父さんの秘伝の赤い染料蜀紅絲の秘密を探りに来たわけだね、彼は。でも、そこにタイミング悪く、親戚の趙申氏(ジャオ・シェンシー)っていうおばさんが登場。これがまあ、絵に描いたような嫌な奴でさ。したしとやかにしてなきゃいけないお嬢さんが、男を家に連れ込むなんて!とかネチネチ言うわけ。母親の季徐氏(ジー・シューし)はなんとかおばさんを追い返してくれたけど、今度は母親がインインを問い詰める番。商売の話をしに来ただけってインインは言うんだけど、母親は信じてくれない。この一連のやり取り、実はジンランがこっそり戸の外で全部聞いてたんだよね。

頼みの綱も切れて、絶体絶命

場面は変わって、役所の錦官府。インインは、染物仲間たちと一緒に桑刺史(サン・ツースー)っていうお偉いさんに会いに行く。でも、桑刺史(サン・ツースー)から出てきたのは衝撃の言葉。新しい錦官が来たから、俺はもう担当じゃない。は?マジかよ。新しい錦官って誰だよ。気難しい奴だったらどうすんだ。インインは諦めない。新しい錦官に会わせてくれって、役所の門の前でひざまずくんだ。それを見た他の仲間たちも、一緒にひざまずいて頼み込む。この時のインインの必死な顔、グッとくるものがあったよ。

その頃、新しい錦官ことヤン・ジンランは、役所の中で部下たちにビシバシ指示を出してた。インインたちが来てるのは知ってるくせに、会おうとしない。なかなかのSっぷりだ。

新しい錦官の正体、まさかのお前か!

インインが家に帰ると、そこには地獄絵図が広がってた。花想容(ホワ・シアンロン)っていう、これまた嫌な女が借金のカタに織機を運び出そうとしてる。金は返す!だから織機だけは持っていかないで!ってインインは抵抗するけど、相手は聞く耳持たない。もう、八方塞がり。

でも、ここからがインインのすごいところ。彼女、なんと桑家の侍女に変装して、もう一度錦官府に忍び込むんだよ。どうにかして新しい錦官に会おうってわけ。そしたら、裏庭で仲間の一人が火事を起こす騒ぎに遭遇。新しい錦官を燻り出そうっていう、無茶な作戦だったみたい。そこに、輿に乗った人物が通りかかる。インインは火を消してたんです!ってとっさに嘘をついて、輿のすだれをバッとめくった。

中にいたのは、ヤン・ジンラン。そう、新しい錦官の正体は、あんただったのか!この瞬間のインインの顔、最高だったね。してやられたって顔のジンランも良かった。

取引成立、反撃開始だ

輿の中で、二人は取引をする。ジンランは言う。皇后様の服を修復できれば、お前の家の汚名をそそぐチャンスになる。でも、インインは冷静だ。そんな先の話より、まず目の前の借金取りを何とかしてくれ。肝が据わってるよ、本当に。

ジンランは、彼女の頼みを聞き入れる。翌日、彼は自ら川辺に出向いて、威張り散らしてた花家の連中を懲らしめるんだ。リーダー格の男を川に蹴り落とすシーンは、見ててスカッとしたね!インインたちの溜飲も一気に下がった。

一件落着かと思いきや、最後にインインがジンランに一発かます。前の錦官からの伝言だよって言って渡した紙切れ、中身はただのイタズラ書き。やられたらやり返す。この子のこういうところ、たまらなく好きだね。

感想

いやー、今回も面白かった!インインのタフさには毎回感心させられる。普通なら心が折れるような状況が次から次へと襲ってくるのに、彼女は全然へこたれない。むしろ、それをバネにして、さらに大胆な行動に出るんだから大したもんだよ。侍女に変装して潜入するとか、普通は思いつかないだろ。

そして、ヤン・ジンランの正体がこんなに早く分かるとは思わなかった。彼が新しい錦官だったっていう展開は、今後の物語をめちゃくちゃ面白くするよね。彼は事件の真相を探るためにインインに近づいたわけだけど、彼女の無鉄砲な行動力に振り回されながら、だんだん惹かれていくんだろうな、ってのがもう見える。二人の関係がどうなっていくのか、本当に楽しみだ。テンポも良くて、見ていて全く飽きない。まさにジェットコースターみたいな回だったよ。

つづく