南詔で錦織りに取り組む季英英(ジー・インイン)。プレッシャーを感じる彼女の前に、ある人物が危険を冒して現れる。その再会は束の間の安らぎをもたらすが、彼女は職人たちを守るため、その場に残る決意を固める。一方、南詔王(なんしょうおう)の晟豊澤(ション・フォンゾー)は、錦の完成を急がせるため、季英英に協力を申し出る。彼は季英英を特別な場所へ案内し、織物の秘密を明かしていく。しかし、彼の親切の裏には別の目的が隠されていた。やがて彼の執着は危険な策略へと変わり、季英英と彼女の大切な人を絶体絶命の窮地に追い込んでいく。
「蜀紅錦~紡がれる夢~」あらすじネタバレ36話
いやあ、今回の36話は息が詰まったぜ。インインとジンランの再会は嬉しいけど、それ以上に晟豊澤(ション・フォンゾー)のヤバさが際立つ回だったな。
再会は罠の始まり
インインは南詔錦を織るプレッシャーで押しつぶされそうになってる。そんな時、部屋に現れたのはなんと楊静瀾(ヤン・ジンラン)だ。危険を冒して、たった一人で会いに来たんだよ。
インインは最初、夢かと思う。でも本物のジンランだとわかって、すぐに抱きつくんだ。彼の身を案じて、もうハラハラだよな。ジンランはインインを連れて逃げようとする。
でもインインは首を縦に振らない。自分が逃げたら、ここにいる職人たちがひどい目に遭うって言うんだ。本当に強い子だよ。彼女は南詔王(なんしょうおう)の野心を知っているから、危険な賭けはできない。ここで南詔錦を完成させるって決意を固めてる。
その覚悟を見たジンランも、彼女の意志を尊重する。先に益州を平定して、インインたちが胸を張って帰れる場所を作ると約束する。この男、どこまで格好いいんだ。
晟豊澤(ション・フォンゾー)の歪んだ執着
二人が愛を確かめ合っている頃、あのヤバい王様、晟豊澤が動き出す。彼はインインに協力するフリをして、どんどん自分のペースに巻き込んでいく。
古代の織物に関する本を渡したり、特別な錦が保管されている蔵錦閣に案内したりする。そこでインインは、南詔の野蚕の糸が弱すぎることが成功を妨げていると気づくんだ。
晟豊澤は次に、インインを山奥に住む慕蘭(ムー・ラン)という女性に会わせる。彼女は野蚕を育てているらしい。ただ、この慕蘭(ムー・ラン)がまあ無愛想で、二人を歓迎する気はゼロだ。インインは彼女と話そうとして、うっかり毒のある葉っぱを食べてしまう。幸い、慕蘭が持っていた解毒水で助かるけどな。
暴走する嫉妬と狂気
問題はここからだ。晟豊澤の誕生日がやってくる。インインは彼をはっきりと拒絶する。ただのお祝いの桃の絵を渡して、あなたを受け入れる気はないと言い切るんだ。
これが晟豊澤のプライドをズタズタにした。彼はとんでもない復讐を思いつく。インインと恋仲だという噂を流し、さらに彼女の命が危ないという嘘の情報を流して、楊静瀾(ヤン・ジンラン)をおびき出すんだ。
案の定、ジンランは罠にハマる。インインを助けようと駆けつけたところを、晟豊澤の部下である寧黛(ニン・ダイ)に刺されてしまう。彼女はジンランに協力するフリをしていただけだった。完全に裏切られたわけだ。
命を賭けた対決
深手を負ったジンランは、大勢の刺客に囲まれる。そこに晟豊澤がインインを連れて現れる。彼はインインの目の前で、ジンランを殺すよう命令するんだ。
インインはもちろん必死で止める。すると晟豊澤は、ジンランの命を賭けて囲碁で勝負しろと持ちかける。本当に性格が悪いよな。
インインに選択肢はない。勝負が始まるけど、ジンランはどんどん傷つけられていく。それを見たインインは、ついにブチギレる。碁盤をひっくり返し、晟豊澤を卑劣だと罵るんだ。
それでも晟豊澤は攻撃をやめない。追い詰められたインインは、最後の手段に出る。自分の髪からかんざしを抜き、喉元に突きつけたんだ。彼が死ぬなら私も死ぬってわけだ。
その気迫に、さすがの晟丰-泽も一瞬ためらう。彼は攻撃をやめさせ、二人を織工キャンプに閉じ込めるよう命じた。ただし、二度と会えないように、別々の場所にだ。
今回の感想、ぶっちゃけ言うぜ
今回は晟豊澤の狂気がフルスロットルだったな。好きな子を振り向かせたいんだろうけど、やり方が小学生のいじめレベルを超えてる。自分の誕生日を祝ってもらえないからって、恋敵を殺そうとするなんて普通じゃない。インインの覚悟も凄まじかった。ただ守られるヒロインじゃなくて、自分で運命を切り開こうとする強さがある。かんざしを自分に向けたシーンは、今回のハイライトだ。ジンランも無事でいてほしいけど、あの怪我じゃ相当ヤバいだろう。寧黛(ニン・ダイ)の裏切りも効いてたな。彼女も晟豊澤を好きなんだろうけど、嫉妬が人をここまで変えるのかって感じだ。とにかく、全員がギリギリの状態で、見てるこっちも息が詰まったよ。
つづく