やあ、元気にしてるか。さて、今回は『蜀紅錦』の第5話だ。いやー、今回はインインにとって、かなりキツい回だったな。見てるこっちも胸が痛くなったよ。

あらすじ(ネタバレあり)

順調な商売と、その裏の罠

祭典の日、インインは山の下で露店を出してた。最初は全然客が来なくて、どうなることかと思ったよ。サクラを頼んでたのに、そいつは金だけもらってドロンだ。まったく、世知辛いよな。

そこに現れたのが、婚約者の趙修縁(ジャオ・シウユエン)。彼が客のフリしてインインの商品に興味を示したんだ。そしたら、人が人を呼んで、あっという間に店は大繁盛。インインの商才が光った瞬間だった。

でも、良いことばかりは続かない。順調に商品を箱詰めしてるところに、花掌櫃(かしょうき)から不吉な手紙が届く。急いで家に帰ると、親父さんの季耀庭(ジー・ヤオティン)が大変なことになってた。以前働いてた店の主人から、織機を盗んだっていう濡れ衣を着せられてたんだ。周りの職人もみんな店の主人の味方で、親父さんは完全に孤立無援。

花掌櫃は、この状況を利用してインインを脅迫する。趙家のじいさんたちの前で、趙修縁(ジャオ・シウユエン)との結婚を早く進めたいって公言しろってさ。さもないと、親父さんを役所に突き出すってわけだ。本当にやり方が汚い。

苦渋の決断と、失われた信頼

インインは親父さんを救うために、この屈辱的な要求を飲むしかなかった。彼女の心の中は、悔しさでいっぱいだっただろうな。

ちょうどその頃、趙家のじいさんたちが彼女の露店の前を通りかかる。仲間たちは、インインが織物の腕を競う闘芳菲への参加をアピールする絶好の機会だと期待してた。でも、彼女の口から出たのは、全く違う言葉だった。趙修縁(ジャオ・シウユエン)様との婚儀を、どうか早く進めてくださいこれには、みんな唖然とする。

趙修縁は、とっさにそれは私の考えですってインインをかばった。彼は本当にいい奴だよ。でも、他の仲間たちはそうじゃなかった。商売の話ができる絶好の機会を、色恋沙汰で台無しにしたそう言って、みんな彼女の元を去っていったんだ。今まで一緒に頑張ってきた仲間が一瞬でいなくなる。このシーンは、見ていて本当に辛かった。

どん底の中で

仲間を失ったインインは、酒場で一人、酒に溺れる。店の女将の玉玲瓏(ユー・リンロン)にだけ、花掌櫃に脅されたことを打ち明けた。酔いつぶれた彼女は、偶然通りかかった楊静瀾(ヤン・ジンラン)の胸に倒れ込んでしまう。まあ、これも何かの縁なのかもしれないな。

一方で、インインの親父さんは黙ってなかった。玉玲瓏(ユー・リンロン)から全ての真相を聞いた季耀庭は、花掌櫃の店に乗り込む。契約書を返せと迫るけど、相手はしらを切るだけ。怒りに燃えた親父さんは、花掌櫃を殴りつけたんだ。この行動は、見ていてスカッとしたよ。

新たな決意

話はこれだけじゃ終わらない。今度は趙修縁の母親、趙申氏(ジャオ・シェンシー)が季家に乗り込んできた。公の場で結婚を催促するなんてはしたないって、婚約破棄を突きつけてきたんだ。どこまでもインインを追い詰めるつもりか。

でも、ここでインインが黙ってない。婚約を決めたのは趙家のおじい様です。あなたに決める権利はありませんそう言って、見事に母親を追い返した。この啖呵は、最高にカッコよかった!

母親の季徐氏(ジー・シューし)も、娘を責めずにあんな家との縁談はこちらから願い下げだって言ってくれる。家族の絆が、インインの唯一の救いだったな。でもインインは、諦めてなかった。趙修縁は他の家族とは違う。自分の力で、趙家のじいさんに認めさせてみせるって決意を新たにするんだ。この逆境での強さこそが、彼女の魅力だよな。

今回のエピソードについての感想

いやー、今回は本当にインインが可哀想で見てられなかった。商売がうまくいきかけた矢先に、親父さんを人質に取られるなんて最悪だよな。しかも、そのせいで仲間からの信頼まで失ってしまう。あの仲間たちが一斉に背を向けるシーンは、マジで胸が痛んだ。でも、どん底に落ちても、ただじゃ起き上がらないのがインインのすごいところだ。特に、婚約者の母親に啖呵を切った場面は、こっちまでスッキリした。親父さんが娘のために怒りを爆発させたのも良かったな。普段は頼りなさそうに見えるけど、いざという時にはやる男だ。家族の絆の強さも再確認できたし、孤立無援になったインインが、ここからどうやって自分の力を証明していくのか。楊静瀾(ヤン・ジンラン)も彼女に興味を持ち始めたみたいだし、新しい展開が始まりそうだ。

つづく