今回も『蜀紅錦』の7話、さっそく語っていこうぜ。いやあ、今回も色々動きまくりで、見てるこっちも忙しかったよ。

あらすじとネタバレ

斗芳菲会の裏側

まずは斗芳菲会っていう品評会から話は始まる。季英英(ジー・インイン)は自分の染めた糸を売るために、この会に参加するんだ。そこで牛五娘(ニウ・ウーニャン)っていう、いかにも裏がありそうな女が登場する。この人、実は副都督の娘で、かなり傲慢な性格らしい。牛五娘(ニウ・ウーニャン)は季英英(ジー・インイン)の才能に目をつけて、自分の味方に引き入れようとしてる。今の協力相手の花掌櫃(かしょうき)は、もう用済みってことだな。

品評会では、楊静瀾(ヤン・ジンラン)がちょっと面白いことをする。賄賂を渡してきた奴らには、その賄賂の品をわざわざ賞品として突き返すんだ。皮肉が効いてて、俺はこういうの好きだね。結局、一位は花掌櫃(かしょうき)になる。でも、売上金額では季英英が上回って、みんなの前で自分の糸を宣伝するチャンスを掴んだ。この辺の商売上手なところ、季英英はただ者じゃないよな。

橋の上の襲撃

その夜、季英英は趙修縁(ジャオ・シウユエン)と橋の上で会っていた。いい雰囲気だったのに、いきなり刺客が現れるんだ。危ないところを、またしても楊静瀾(ヤン・ジンラン)が助けに入る。趙修縁(ジャオ・シウユエン)は腕を斬られてケガをしちまう。

ここからの季英英がすごい。普通なら助けてくれてありがとう、で終わるだろ?彼女は違う。あんたのせいで面倒に巻き込まれた!って楊静瀾に責任を押し付けるんだ。これは花掌櫃があんたの権威に挑戦してるんだよって、うまく彼を煽ってけしかける。この頭の回転の速さ、見習いたいもんだぜ。

黒幕たちの攻防

楊静瀾の部下が刺客を追うと、その剣が宮中から出たものだとわかる。でも、刺客は花家の屋敷で口封じのために殺されちまった。一方で、牛五娘は勝手なことをした花掌櫃を呼び出してブチ切れる。お前、私の手駒を勝手に使っただろってわけだ。そして、花家の不正な帳簿を全部出せって命令する。

花掌櫃はもう終わりだと悟る。牛五娘に消される前に、娘の花想容(ホワ・シアンロン)だけは逃がそうとするんだ。悪役だけど、母親なんだなと思わせるシーンだった。

帳簿の秘密

その頃、楊静瀾は夜中に季英英の部屋の窓を叩く。花家の不正を暴くために、帳簿の調査を手伝えってことだ。季英英は花家を潰せると聞いて、二つ返事で協力する。二人は一緒に帳簿を調べる。季英英は、花家がわざと赤字に見せかける偽の帳簿を作っていることを見抜くんだ。彼女が私は蜀錦を汚す奴が許せないだけって言うと、楊静瀾の見る目が少し変わる。この二人の距離が縮まる感じ、いいよな。

花家の末路

翌日、楊静瀾は役人を率いて花掌櫃を捕らえる。娘の花想容(ホワ・シアンロン)はすでに逃げた後だった。牛五娘は花掌櫃が捕まったと聞いても、まったく動じない。むしろ、これを利用して季英英を完全に自分のものにしようと考えてる。

牢屋に入れられた花掌櫃は、ひどい扱いを受ける。楊静瀾に命乞いをするけど、ある物を見せられると何も言えなくなるんだ。楊静瀾は、彼女が娘に何か秘密を託して逃がしたことを見抜く。罠かもしれないと思いつつも、部下に見張りを命じるんだ。

今回の感想

いやー、7話はマジで濃かったな。話がガンガン進むから、一瞬も見逃せなかったよ。まず季英英の強かさが最高だ。ただ守られるヒロインじゃなくて、自分で考えて、男たちを手玉に取って道を切り開いていく。楊静瀾を煽って花掌櫃を潰させるところなんて、見てて爽快だったぜ。彼女の蜀錦に対する純粋な情熱が、ただの策略家じゃない深みを与えてるんだよな。

楊静瀾もいい。最初は季英英を誤解してたけど、彼女の才能と本質に気づいて、少しずつ惹かれていくのがわかる。帳簿を一緒に調べるシーンは、夜中の秘密の共同作業って感じでドキドキしたね。

それと、女たちの戦いがエグい。牛五娘の冷徹さと、追い詰められて娘を逃がす花掌櫃の母性。この対比が強烈だった。悪役にも守りたいものがあるって描き方が、物語に厚みを加えてる。テンポもいいし、謎も深まるしで、本当に面白い回だった。

つづく