あらすじとネタバレ
今回は誤解とすれ違いが加速して、見てるこっちもハラハラしっぱなしだったよ。
誤解と決別
まず、美人選抜の日が近づいてきた。手首を傷つけた西焉の女官10人は、国に帰れるって話になる。故郷に恋人が待ってる阿伊(あい)は大喜び。でも、身寄りのない阿伽(あか)みたいに、帰る場所がない子もいる。これは複雑だよね。
そんな中、眉林(びりん) にすごい変化が起きた。なんと、お菓子を食べて味覚が戻ったんだ!彼女、うれしさのあまり雨の中を飛び出して、慕容璟和(ぼようけいわ)に報告しに行こうとする。でも、皇帝の命令で外出禁止。タイミングが悪すぎる。
その裏で、宮廷の権力争いはもっとえげつないことになってた。太子側についた越秦(えつしん)は、女官たちの火傷事件が景王(慕容璟和(ぼようけいわ)の策略だと突き止める。そして太子は、忠誠の証として、西焉に帰る女官10人を始末しろって越秦(えつしん)に命令するんだ。マジでありえない。
そして選抜当日。眉林(びりん)に仕えることが決まった。でも、故郷に帰るはずの仲間たちが心配でたまらない。東宮の暗殺者が使節団に紛れ込んでるのを見ちゃったからね。
彼女は急いで後を追った。でも、間に合わなかった。10人の仲間たちは、みんな殺されてたんだ。親友たちの死を目の当たりにして、眉林(びりん) は完全にブチ切れる。怒りのまま馬を飛ばして景王府に乗り込み、慕容璟和(ぼようけいわ)を問い詰めた。
あんたの権力争いのせいで、罪のない人が死んだ!って。璟和はこれは戦いだ。勝つためには手段を選べないと冷たく言い放つ。この一言で、二人の関係は完全に終わった。眉林はもうあんたとは一緒にいられないって、はっきりと決別を告げるんだ。
明かされる真相
でも、話はここで終わらないのがこのドラマ。翌朝、慕容璟和は宿屋で怪しい白い粉を見つける。それは西焉にしかない閉気丸。仮死状態になる薬だ。ピンときた璟和が急いで使節団を追うと、案の定、殺されたはずの10人はピンピンしてた。
これは越秦(えつしん)の仕業だった。太子を欺くために、死んだように見せかけて国外に逃がしたんだね。やるじゃん、越秦。越秦は璟和に、真相を伝える手紙を眉林に渡してくれって頼む。璟和はすぐに眉林のいる芳華殿へ向かう。手紙を渡して俺は殺そうなんて思ってないって必死に弁明する。
すれ違う心と新たな婚約話
眉林も、璟和に殺意がなかったことは理解した。でも、彼女たちの命を駒としか見てなかった態度は許せない。もう道は分かれたんだから、優しいフリはやめてって冷たく突き放す。ああ、切ない。このすれ違いが本当にもどかしい。
そんな二人の間に、今度は皇帝が割って入る。璟和に眉林と会うのを禁じて、さっさと結婚しろって命令。そこにタイミングよく現れるのが、あの殷落梅(いんらくばい)。彼女、皇帝の前で今年の春猟で一番になった人と結婚したいですって宣言するんだ。春猟の勝者は毎年、慕容璟和。これ、完全に璟和狙いの公開プロポーズだよね。皇帝も大喜びで、すぐに婚約を約束しちゃう。
一人になった眉林は、璟和からもらった贈り物を開けてみる。灯果餅、石のかんざし、それに自分の肖像画。彼の本当の気持ちが分からなくて、どんどん混乱していく。子顧(しこ)はそんな眉林を見て、肖像画を忘憂花の形に折って池に流そうって提案する。悩みを忘れられるおまじないみたいなものだね。眉林が流したその紙の花を、物陰から見ていた慕容璟和がそっと拾い上げる。このシーン、セリフはないけどグッとくるんだよな。
感想
今回は感情のアップダウンが激しかったな。眉林が味覚を取り戻して喜んだのも束の間、親友が死んだ(と誤解した)時の絶望感。あの怒りに任せて景王府に乗り込むシーンは、見てて胸が苦しくなったよ。彼女のまっすぐな正義感と、慕容璟和の冷徹な現実主義が真っ向からぶつかる。ここが今回の大きな見どころだね。
璟和もただの冷たいヤツじゃないのが、またこのドラマのいいところ。本当は誰も死なせたくない。でも、あの腹黒い太子と戦うためには非情にならざるを得ない。その葛藤がひしひしと伝わってくる。
最後のシーン、眉林が流した肖像画を璟和が拾うところ。言葉はないけど、彼の切ない気持ちが全部詰まってる。すれ違ってはいるけど、お互い心の底では気になって仕方ない。このもどかしい感じがたまらないよ。殷落梅(いんらくばい)っていう強力なライバルも出てきて、二人の関係がどうなるのか、本当に目が離せない。
つづく


