あらすじとネタバレ
慕容玄烈(ぼようげんれつ)のヤバい計画
いやー、今回の玄烈(げんれつ)はマジで一線を超えてきたな。行方不明の景和(けいわ)を探しに行く前、落梅(らくばい)に高級な傷薬を渡すんだ。もし遭難したのが俺だったら、君も必死で探してくれる?なんて聞いちゃって。ちょっと気があるのかと思わせるよな。落梅(らくばい)はどっちも幼なじみだから見捨てないって答える。まあ、優等生な回答だ。
でも、玄烈の本当の狙いは全然違う。部下の王全(おうぜん)が心配してる。皇帝も落梅(らくばい)も、二人を見つけるまで諦めないだろうって。そこで玄烈はとんでもないことを思いつく。景和と背格好が似た男を見つけさせた。その男を石で殴り殺して、景和の替え玉にするつもりだ。もう完全に悪役のムーブだよ。
眉林(びりん) と景和、極限のサバイバル
その頃、本物の景和と眉林(びりん) は山で死にかけていた。飲まず食わずで、もうボロボロ。食べ物の幻覚を見ながら、なんとかお互いを支え合って歩く。やっとの思いで山の頂上に着いた。でも、景和が体力の限界で崖から転がり落ちる。体に巻いてたツタが切れちまったんだ。眉林(びりん) が慌てて追いかけて、景和が無事なのを確認する。この時の眉林、マジで必死だった。
偽りの死と、見抜けない皇帝
玄烈は計画通り、偽の遺体を持ち帰った。大雪で岩が崩れて、見つけた時には顔が潰れていたと報告する。落梅はこれが景和のはずがないって疑う。そりゃそうだ。直感が働いたんだろうな。でも皇帝は、遺体がつけていた玉の指輪を見てあっさり信じ込む。我が息子だって。いや、そこは疑えよ、皇帝!結局、落梅は皇帝を宮殿に送り返すよう命じられるだけ。玄烈の思うツボってわけだ。
西焉での新たな動き
場面は変わって西焉(せいえん)国。越秦(えつしん)が再登場。実の父親に酒楼に売られそうになって、また越秦(えつしん)を頼ってきた。越秦(えつしん)は最初、彼女をどこかのボンボンに嫁がせようとする。でも阿伽(あか)は誰かに頼るんじゃなくて、自分の力で生きたいって言うんだ。その覚悟に越秦も感心する。この子、たくましいよな。
その越秦、自分の父親に会いにいく。でも国の政治は全部、大祭司っていう女が仕切ってた。この大祭司、祝礼(しゅく・れい)っていうんだけど、実は偽物。昔、平陽王に双子の姉妹が生まれた。姉の祝礼は幸運の星の下に生まれたけど、妹の祝順(しゅく・じゅん)は違った。それに嫉妬した祝順が姉を殺して、自分が祝礼になりすましてたんだ。越秦はその真相を突き止める。そして祝順を脅して、自分と協力するよう約束させる。こいつもなかなかの策士だよ。
死んだふり作戦、開始
一方、景和と眉林は吹雪で完全に行き倒れていた。眉林は意識を失う寸前まで、自分の体温で景和を温め続ける。そこにやっと清宴(せいえん)が駆けつけて二人を発見。眉林はそのまま気を失った。
清宴は二人を老窩子村っていう隠れ里に運ぶ。先に目を覚ましたのは景和。眉林が自分の手を固く握っていることに気づく。清宴からこれまでの経緯を聞かされた。眉林の手のひらには死ねないって文字が書いてあった。それを見た景和は運命は自分で掴むものだって言う。
清宴は景和に都の状況を報告する。玄烈が景和の死を偽装したこと。それを聞いた景和は、逆にその状況を利用することに決めた。死んだふりを続けて、玄烈を油断させる作戦だ。清宴に都へ戻って、うまく芝居を打つように命じる。ここから景和の反撃が始まる。
隠れ里での二人
景和と眉林は、しばらく村で傷を癒すことになった。眉林はまだ意識がはっきりしない時間が多い。夢の中で歌を歌う彼女のために、景和は慣れない歌を口ずさむ。このシーン、ちょっとグッときたな。
やがて眉林も完全に回復する。村のおばさんにあんたたち夫婦かい?って間違われる。景和が慌てて兄妹ですって訂正するのが面白い。気まずそうな眉林がかわいい。眉林は、景和が自分のために蜂蜜を取りに行って蜂に刺されたことを知る。その優しさに心が温かくなる。景和も、眉林が心配している家族のことを慰める。皇帝が眉林の行方を追っているから、玄烈も手出しはできないはずだって。極限状態を乗り越えて、二人の距離が確実に縮まった回だった。
第15話の感想
今回はマジでいろんなことが起きすぎたな。玄烈の非道な計画には本気で引いたけど、そのおかげで景和の死んだふりっていう面白い反撃策が生まれた。この展開は熱い。山でのサバイバルは見ていて辛かったけど、景和と眉林の関係が深まる重要な時間だったと思う。特に、意識のない眉林のために景和が歌うシーンは、彼の不器用な優しさが見えて最高だった。一方で、西焉国の話も動き出した。大祭司のなりすましとか、昼ドラみたいな愛憎劇が絡んできて、物語に厚みが出た感じがする。宮廷の陰謀とサバイバル、そこに恋愛模様と別国の権力争いまで加わって、一瞬も目が離せない。完全に沼だ。
つづく


