あらすじ:二つの恋の行方

今回は二組のカップルの話がメインだった。どっちも目が離せない展開になってきた。

皇太子の純情、将軍の心は動くか

まず、皇太子の慕容玄烈(ぼようげんれつ)。あいつ、マジで殷落梅(いんらくばい)にベタ惚れだ。どうにかして落梅(らくばい)の気を引きたくて、叔母さんでもある殷貴妃に協力を頼みに行くんだ。自分が皇帝になったら、殷家を絶対に大事にするって約束までして。

殷貴妃も、甥っ子の本気度を分かってる。落梅をうまいことお寺に連れ出すんだよな。万安堂っていうお堂に。そこ、実は玄烈が落梅のために建てた場所だった。

中に入ると、落梅に関する手紙とか、山積みの写経が置いてある。これ全部、落梅が出征するたびに玄烈が彼女の無事を祈って書いたものらしい。いや、ちょっと重い。重いけど、一途さがすごい。

殷貴妃はこんな男、他にいないわよって落梅を説得する。落梅もさすがに心を動かされる。でも、同じ気持ちは返せないって感じ。そこに玄烈本人が登場。待つよって言うんだ。神様の前で落梅への気持ち以外は全部俺の欲。彼女と少しでも一緒にいられるなら、死んだ後地獄に落ちてもいいってさ。ここまで言われたら、さすがにグッとくるよな。

璟和と眉林(びりん) 、偽りの兄妹生活に変化?

一方、こっちの二人も進展があった。慕容璟和(ぼようけいわ) だよ。村で子供のケンカを見て、自分たちの子供時代を思い出すんだ。眉林は昔やんちゃで、阿寧(璟和の幼名)だけが自分を止められたって話す。璟和も、昔は落ち着きがなくて母后をがっかりさせたと打ち明ける。あの青州の大火がなければ、二人の人生は全然違ったものだったんだろうな。

そんなしんみりしたムードに、邪魔者が入る。衛老二(えいろうじ)っていう男だ。こいつがまた眉林に言い寄ってくる。それを見た璟和の嫉妬が爆発。完全に二人の間に割って入る。

前に眉林が龍の肉が食べたいって冗談で言ったのを覚えてて、衛老二(えいろうじ)に取ってこいなんて意地悪を言う始末。眉林が気を使って何でも好きって言ったら、衛老二は自分のことが好きだと勘違い。話がこじれていく。

璟和は、対抗心からか隣の家の台所を借りて、眉林のために蛇のスープを作り始める。料理もできるイケメンってことで、近所のおばさんたちに囲まれて縁談を持ちかけられるけど、妻がいますってはっきり断る。

その頃、衛老二は眉林にプロポーズの真っ最中。そこに璟和が飛び込んできて、こいつは俺の嫁だ!今は夫婦喧嘩中なだけ!って宣言しちゃうんだよ。もう兄妹のフリは限界だったみたいだな。

衛老二は泣きながら去っていく。おばさんたちは、璟和と眉林こそお似合いの夫婦だって大喜び。仲直りさせるつもりで、二人を一つの寝床で寝かせるんだ。気まずい雰囲気で眠れない二人。でも、璟和はこのままの日々が続けばいいのにって願ってる。甘酸っぱいな!

ネタバレ:それぞれの思惑が動き出す

ラブコメみたいな展開だけじゃ終わらないのが、このドラマの良いところ。水面下ではきな臭い動きも始まってる。

迫る西焉の影

まず、李青(りせい)の件。治療のおかげで少しずつ良くはなってる。でも、清宴(せいえん)は今の場所が危険だと判断。早く別の場所に移そうと考えてる。璟和もその報告を受けて、状況は把握済みだ。

それから、大炎国の皇帝。眉林が見つからないことにかなり焦ってる。そばにいる子顧(しこ)の存在が、心の支えになってるみたいだ。皇帝は子顧(しこ)が西焉の次期王少君になったことを伝える。

その越秦(えつしん)が、とんでもない計画を立ててた。西焉の王が占いや神託を信じやすいのを利用するんだ。大祭司の口を通して神女は大炎にいるってウソの神託を王に信じ込ませる。もちろん、その神女っていうのは眉林のこと。彼女を西焉に連れ戻して、自分の妃にするための策略だった。穏やかじゃない。本当に穏やかじゃないよ。

第17話の感想:甘さと不穏さが絶妙な回

今回は甘いシーンと不穏な伏線がうまく混ざり合った回だったな。皇太子の玄烈、彼の愛はもう執念に近い。ちょっと引くくらい重いけど、あの必死さには何か心を打つものがある。落梅が少し揺らいだのも分かる気がするよ。

一方で、璟和と眉林のパートは完全にラブコメ。嫉妬にかられて料理までする璟和が可愛すぎた。村のおばさんたちのナイスアシストで、二人の関係が一気に進展したのも面白かったな。夫婦喧嘩中っていう最高の言い訳も飛び出したし。

でも、最後の越秦の策略で、その甘い空気が全部吹き飛んだ。眉林を神女として連れ戻そうなんて、やり方がえげつない。ただの恋愛ドラマじゃない、国を巻き込んだ陰謀がしっかり動いてる感じがして、一気に緊張感が高まった。このバランス感覚が、このドラマの魅力だよな。

つづく