いやー、今回の22話、マジで息つく暇もなかったな。璟和(けいわ)と眉林(びりん) の関係が、とんでもない局面を迎える回だ。もうね、切なすぎて胸が苦しくなる。早速、何が起きたか話していくよ。
以下ネタバレあり!第22話の詳しい展開
眉林(びりん) 、命がけの時間稼ぎ
話は眉林(びりん)に追い詰められるシーンから始まる。彼女、わざと解毒薬が入った瓶を落として割るんだ。これで玄烈は景王(璟和)の計画は失敗したって思い込む。うまい手を使ったよな。
でも、そこからが壮絶だった。眉林はたった一人で、東宮から送り込まれた手練れの刺客たちと戦う。目的は璟和のために半時(約1時間)を稼ぐこと。どんどん体力を奪われて、血まみれになる。それでも倒れないんだ。水の中に落ちても、まだだ、まだ倒れられないって自分に言い聞かせる姿にはグッときた。
璟和の決断、愛する人を突き放す
その頃、璟和はついに目を覚ます。でも、眉林が負った墨脈(ぼくみゃく)の毒を解毒できるのは雪龍須(せつりゅうしゅ)だけだと知る。状況は最悪だ。
璟和は、眉林が太子に追われていると聞いて、すぐに凍える川へ飛び込む。意識を失った彼女を救い出すんだ。でも、眉林は重傷と毒の影響で目覚めない。ここで璟和は、とんでもない決断をする。彼女の命をもう危険に晒したくない。彼女を守るために、すべてを終わらせる覚悟を決めるんだ。
彼は太子・玄烈と取引をする。自分の罪を認める書状を渡す代わりに、雪龍須の種を手に入れる。そして、西焉の越秦(えつしん)に眉林を託すんだ。彼女を大炎から安全に逃がすために。越秦(えつしん)は少君妃として迎えるという条件を出す。璟和は、心の中では絶対に嫌だったはずだ。それでも、彼女の命のためにその条件をのむ。
眉林が意識を取り戻すと、そこは密室だった。璟和が現れる。彼は自分が裏組織暗廠(あんしょう)の主だと正体を明かす。それから、信じられないくらい冷たい言葉を彼女に浴びせるんだ。お前を利用しただけだ令牌が目的だった愛したことなんて一度もない。
もちろん、眉林は信じない。何度も問い詰める。でも璟和は彼女を突き放す。その拍子に、二人の思い出の石のかんざしが床に落ちて砕け散る。このシーンは本当に見ていられなかった。
璟和が眉林を殺そうとするフリをした瞬間、越秦(えつしん)が現れて彼女を連れ去る。別れの瞬間、二人の頭の中にはこれまでの思い出が駆け巡る。悲痛な表情が忘れられない。
馬車に乗せられた眉林は、景王府が太子の兵に包囲されているのを見る。その時、すべてを悟るんだ。璟和が自分を守るために、わざとひどい芝居を打ったことを。彼女は助けに戻ろうとする。でも、越秦が焚いた香のせいで意識を失ってしまう。
処刑場での大勝負
眉林が連れ去られた後、璟和は皇帝殺害を企てたという罪で捕らえられる。すべては彼の計画通り。太子・玄烈は大臣たちを集め、璟和の公開処刑を執り行う。
処刑場で、璟和は玄烈と直接対峙する。本当の黒幕はお前だろう、と。その瞬間、璟和の仲間である清宴(せいえん)たちが現れて、一気に乱戦状態になる。
璟和はもう一つの手を打っていた。突撃を知らせる太鼓を鳴らさせたんだ。この太鼓の音は、ある人物の心を動かすためのものだった。その人物とは、太子妃の殷落梅(いんらくばい)。
彼女は父の位牌の前で、忠義と玄烈への想いの間でずっと苦しんでいた。でも、戦の始まりを告げる太鼓の音を聞いて、武人としての血が騒ぐ。父の教えと、国を守るという初心を思い出す。彼女は迷いを捨て、殷家の誇りを守るために鎧をまとい、戦場へ向かう。この展開は本当に熱かった。
第22話の感想
いや、もう今回は璟和の覚悟に尽きる。愛する人を守るために、自分を悪者にして、憎まれ役を演じて、命まで懸ける。こんな自己犠牲、泣けるに決まってるだろ。彼が眉林に冷たい言葉を浴びせるシーンは、彼の本当の気持ちを考えると胸が張り裂けそうだった。嘘をついている彼のほうが、よっぽど辛かったはずだ。
眉林もただ守られるだけのヒロインじゃないのがいい。璟和の嘘にすぐ気づいて、彼を助けようとする。この二人の揺るぎない絆の深さが、この回の切なさを一層際立たせていたな。
それと、殷落梅(いんらくばい)の葛藤と覚醒も見どころだった。恋心と、武人としての忠義。彼女が最終的に後者を選び、戦場へ向かう姿は鳥肌が立ったよ。彼女の参戦が、この後の勢力図をどう変えるのか。目が離せない。アクションも感情の揺さぶりも最高潮で、本当に濃密な一話だった。
つづく


