いやー、今回の『四方館』はマジでヤバかったぜ。信じてた奴に裏切られるって、一番キツい展開だよな。早速、何が起きたか話していくぜ。
あらすじとネタバレ
再び潜入、そして大ピンチ
阿術(あじゅつ)と尉遅華(うっちか)が、またあの怪しい宗教団体紅蓮社に潜入したんだ。集会が始まると、教祖の紅蓮大仙が病を治すとか言ってショーを始める。首が曲がった爺さんが煙を浴びたら良くなった!とか言い出して、信者たちは大盛り上がり。
でも、阿術(あじゅつ)は騙されない。あの煙の匂いを嗅いで、一発で見抜いた。これ、体に悪い丹砂じゃねえか!ってな。阿術がインチキをバラそうとした瞬間、信者たちがブチギレて二人を捕まえようと襲いかかってきた。そりゃそうなるよな。
救世主、現る
尉遅華(うっちか)は武術の達人だから、壁をひょいっと飛び越えて余裕で逃げる。問題は阿術だ。軽功が使えないから、あっという間に信者たちに囲まれて大ピンチ。
もうダメかと思ったその時だ。一人の女性、小娥(しょうが)が壁の向こうから火のついた松明を投げて、信者たちの注意をそらしてくれたんだ。 その隙に、小娥は阿術の手を引いて壁の向こう側へ。マジで命の恩人だよ。
そこに、阿術を助けに来た元莫(げんばく)が登場。でも、小娥は元莫(げんばく)を敵だと勘違いして、近くにあった物で殴って気絶させちまう。おいおい、元莫…。後で話を聞くと、この小娥も紅蓮社を潰したい仲間だった。叔父に無理やり入信させられて、ずっと怪しいと思ってたらしい。これで心強い仲間が増えた!…と、この時は思ったんだ。
それぞれの作戦、そして最悪の罠
一方、王昆吾(おうこんご) も別チームを率いて紅蓮社の調査を開始する。例の安修義(あんしゅうぎ)も俺のミスを取り返す!とか言って参加。みんなでボロボロの服に着替えて、流民のフリして潜入だ。
作戦が始まる前、阿術と元莫がいい感じの雰囲気でさ。阿術が腹話術で元莫をからかうんだけど、これがきっかけで元莫は気づく。紅蓮社の喋る魔瓶のトリックが腹話術だったってことに。それを聞いた阿術も思い出す。以前、役人の陳信良(ちんしんりょう)の腹が不自然に動いていたのを。あいつが腹話術で喋らせてたのか!黒幕は陳信良(ちんしんりょう)で決まりだ。
いよいよ作戦開始。王昆吾(おうこんご) は一人で紅蓮社の大広間に戻る。すると、あの魔瓶から暗器が飛んでくる。頭にきた王昆吾は、刀で魔瓶のてっぺんをぶった斬った。中身を確認しようとした瞬間、強烈な眠り薬の煙を吸っちまって、その場に倒れ込む。
そして、意識が遠のく中で王昆吾が見たもの。それは、壊れた魔瓶の中からゆっくりと出てくる小娥の姿だった。 あの阿術を助けてくれた小娥が、冷たい目でそいつを一人で閉じ込めておけと指示してたんだ。マジかよ…。
全員、敵の手に
その頃、元莫は他の流民たちと一緒に船に乗せられ、辺鄙な村に連れてこられた。そこは人身売買の拠点で、金品を奪われ、男女別に監禁される。元莫は役人だとバレちまうんだけど、そこからがスゴい。どうせ奴隷として売るなら、高く売れた方がいいだろ?だから飯を食わせろって交渉を始めるんだ。たくましいな、こいつ。
阿術と尉遅華は、大広間に戻ってきた小娥の様子がおかしいことに気づく。阿術は小娥の体から眠り薬の匂いがすることを見抜き、彼女が裏切り者だと確信。すぐさま捕まえて京兆府で尋問する。でも小娥は、自分の国と大雍の平和を盾にして、何も話そうとしない。
ラストは、捕まった元莫と王昆吾が、黒幕である陳信良の前に引きずり出されるシーンで終わる。二人の正体は、とっくの昔にバレてたってわけだ。完全に詰んでるじゃんか。
第14話の感想
いやー、今回はマジで心臓に悪かったな。小娥がいい子だと信じてたのに、まさかの裏切り者だったとは。王昆吾が気絶する間際に見たのが、助けてくれたはずの小娥の冷たい顔だったってのが、一番エグい。信じてた人間に裏切られるって、本当にキツいよな。しかも魔瓶の中から出てくるとか、ちょっとしたホラーだろ。
元莫は相変わらずドジを踏んで気絶させられたりするけど、捕まってからの切り替えの早さはさすがだと思った。奴隷として高く売るために飯を食わせろって交渉するあたり、ただのボンボンじゃない。あの状況でそこまで頭が回るのは、大したもんだよ。
阿術の何気ない腹話術が、事件の核心に迫るヒントになるっていう展開も面白かった。こういう細かい伏線が繋がっていくのが、このドラマのうまいところだよな。黒幕の陳信良の正体もわかったけど、元莫も王昆吾も捕まっちゃって、まさに絶体絶命。どうやってこの状況をひっくり返すのか、もう次が気になって仕方ないぜ。
つづく