四方館 第17話 あらすじネタバレ 史上最悪の告白ミステイク

いやー、今回の話はすごかったな。色んなことが一気に動き出した回だったよ。特に元莫(げんばく)、あいつは本当にやらかしてくれた。君も心の準備をして、じっくり読んでくれ。

流民問題、ようやく光が見える

まずは真面目な話からいこうか。元莫(げんばく)が考えた流民の安置計画、これが鴻顱寺(こうろじ)で認められたんだ。于得水(うとくすい)に見せたら、あの堅物のお偉いさんも元莫(げんばく)は父親に似て、考えが深いなんて褒めてた。

ただ、于得水は安遠道に釘を刺すのも忘れない。あんたの息子の安修義(あんしゅうぎ)も、体を張って流民を救ったんだ。もっと褒めてやれよってな。安遠道も息子の怪我は心配してる。でも、いざ顔を合わせると、つい説教しちゃうんだよな。不器用な親父だよ、まったく。

おかげで流民たちには、仮の身分証や仕事が与えられることになった。これで少しは落ち着けるだろう。

ここで一つ、新しい謎が出てきた。例の陳信良(ちんしんりょう)って男、覚えてるか?捕らえた女性の流民に、奇妙なことをさせてたらしい。別にいやらしいことじゃない。ただ、靴と靴下を脱がせて、一人一人の足の裏をじーっと見てたんだと。何か特別な印でも探してたのか?気味が悪いよな。

そうそう、流民の一人だった青児(せいじ)って女の子。頭の回転が速いって王昆吾(おうこんご) に気に入られて、四方館で働くことになった。これは良いニュースだ。

祝!阿術(あじゅつ)、ついに戸籍ゲット!

そして、今回のメインイベントの一つだ!阿術(あじゅつ)が、ついに長楽の戸籍を手に入れたんだよ!もう流民じゃない。ここの住人として認められたんだ。

これをお祝いするために、四方館のみんなが元莫の家に集まった。于得水が仕切って、最高のパーティーになった。みんなが阿術(あじゅつ)のためにプレゼントを用意してくる。あの安修義でさえ、阿術のペットの白蛇のために干しバッタを持ってきた。あいつも根は良いやつなんだよな。

阿術は、人生で初めてこんなに大勢に祝ってもらって、本当に幸せそうだった。こっちまで胸が熱くなるシーンだったよ。パーティーが盛り上がる中、尉遅華(うっちか)が元莫の背中を押す。今だよ、阿術に気持ちを伝えなよって。でも元莫はヘタレだ。結局何も言えなくて、ひたすら酒を飲むだけ。これが悲劇の始まりだった。

元莫、泥酔で大失態

ここからが本番だ。よく聞いてくれ。元莫は案の定、一番に酔いつぶれて部屋に運ばれる。みんなが介抱してる中、尉遅華(うっちか)が濡れたタオルを元莫に渡した。

その時だ。元莫がうっすら目を開けて、目の前にいる尉遅華(うっちか)を阿術だと勘違いしたんだ!元莫は尉遅華の手をガシッと掴んで、熱烈な愛の告白を始めちまった!もう最悪だよ!見てるこっちが頭を抱えたくなった!

ちょうどその時、阿術が酔い覚ましのスープを持って部屋に入ってくる。そこには、顔を真っ赤にして固まってる尉遅華がいる。阿術はどうしたの?って感じで、何も状況がわかってない。気まずい空気って、こういうことを言うんだな。

勘違いが巻き起こす大混乱

翌朝、元莫は二日酔いで目覚める。阿術がまだ家にいるのを見て、なぜかホッとしてる。昨日の告白を阿術が聞いてくれたとでも思ってるんだろうか。阿術はいつもと変わらない態度。元莫はそれを照れてるだけだなと超ポジティブに解釈。めでたい男だよ、本当に。

でも四方館に出勤すると、とんでもない噂で持ちきりだった。元莫が尉遅華に告白したらしいぞ!そりゃそうなるよな。当の尉遅華は、気まずすぎて休暇を取って休んでしまった。

この状況に、二人の男がキレた。一人は王昆吾(おうこんご) だ。元莫に阿術のことが好きだとか言いながら、尉遅華にも手を出すなんてお前はクズだ!と本気で怒る。もう一人は安修義。彼も王昆吾(おうこんご) ならまだしも、元莫まで尉遅華を狙ってたのか!とイライラを隠せない。なんと、安修義は尉遅華と幼馴染で、ずっと片思いしてたんだ。元莫の勘違い告白が、とんでもない四角関係の火種になっちまった。

新たなミッションはガチバトル

恋愛模様がぐちゃぐちゃになる裏で、仕事は待ってくれない。于得水が、中断していた五邦同盟の交渉を再開すると発表した。今回はやり方を変える。東院と西院がそれぞれ別々に各邦と交渉して、先に話をまとめた方が勝ち。勝った院のトップは四方使に昇進だ。

くじ引きの結果、王昆吾がいる西院は、一番手強い漠北(ばくほく)国を担当することになった。安修義は親父が王昆吾に手柄を立てさせようと仕組んだんだと、またひねくれる。でも于得水は、ちゃんと考えてた。安修義に言うんだ。お前は大きなことばかり見て、物事の細かい部分をおろそかにする。簡単な交渉だからこそ、細部を詰めることの重要さを学べってな。これも親心なんだろうな。

今回の感想

いやー、今回は笑ったな。元莫、お前ってやつは本当に面白い。人生を賭けた告白を、よりによって一番間違えちゃいけない相手にしてしまうなんて、もはや才能だよ。そのせいで、王昆吾と安修義まで尉遅華を好きだったことが発覚するんだから、とんでもない展開だ。恋愛相関図が一気に複雑になった。

でも、ただのラブコメで終わらないのがこのドラマの良いところだ。陳信良が女性の足の裏を見ていたっていう不気味な謎が、今後のサスペンスを予感させる。流民問題も一応の解決を見たし、物語の大きな軸はしっかり動いている。

安修義と父親のギクシャクした関係も、見ていて切なくなるよな。本当は互いを思ってるのに、素直になれない。彼の抱えるコンプレックスが、今回の東西院対決でどう影響するのか。元莫の恋の勘違いと、シリアスな同盟交渉。この二つがどう絡み合っていくのか、目が離せない回だった。

つづく