元莫(げんばく)と阿術(あじゅつ)、そして尉遅華(うっちか)の間にあった恋の誤解がついに解ける。元莫は自分が殴られた本当の理由を知り、阿術との関係に大きな一歩を踏み出すことになる。その一方で、新たな事件が発生する。沈百煉(しんひゃくれん)が玉羅の使節の妻・李夫人(りふじん)と一緒にいるところを目撃され、あらぬ不倫疑惑が浮上。このスキャンダルは、国同士の重要な同盟に暗い影を落とす。王昆吾(おうこんご) たちは事態を収拾するため、二人が訪れたという料理店香雲閣の調査に乗り出す。さらに、漠北の王子・多弥(どみ)の身にも不穏な動きがあり、物語はより一層緊迫した展開を見せていく。
「四方館」あらすじネタバレ19話
おいおい、今回の四方館はマジで忙しかったな。恋愛模様が一気に進んだかと思えば、すぐに新しい事件が立て続けに起こる。ちょっと休憩させてくれよって感じだ。まあ、それがこのドラマの面白いところなんだけどな。
恋の勘違い、一件落着?
まず、元莫(げんばく)が尉遅華(うっちか)の親父にボコられた理由がやっと分かった。あいつ、入籍の礼の夜に酔っぱらって、尉遅華(うっちか)のことを阿術(あじゅつ)と間違えて口説いてたんだ。そりゃ殴られるわ。自業自得だ。
そのせいで、阿術(あじゅつ)は元莫(げんばく)が尉遅華を好きだと勘違いする。もう俺の気持ちは踏みにじられたって感じで、荷物をまとめて出ていこうとするんだ。そこへ元莫が帰ってきて、必死に引き留める。
元莫は正直に全部話した。あの夜の告白は、全部君(阿術)への言葉だったんだって。阿術も元莫の気持ちに気づいてどみたいで、それを直接聞いてめちゃくちゃ嬉しそうだった。これでやっと、この二人はくっついたわけだ。見てるこっちも一安心だよ。
尉遅華も誤解が解けてホッとしてた。自分の親父が元莫を殴ったことを気にしてどみたいだけどな。
新たな事件の匂い
元莫たちのゴタゴタが片付いた一方で、王昆吾(おうこんご) と尉遅華もいい雰囲気になってた。雨の日に王昆吾(おうこんご) が尉遅華に傘をさしてやるシーンなんて、なかなかグッとくる。
でも、平和な時間は長く続かない。尉遅華が巡回中に暴走する馬車を止めた。その馬車に乗ってたのが、沈百煉(しんひゃくれん)と玉羅の使者の奥さん、李夫人(りふじん)だ。この一件で、二人の不倫疑惑が街に広まっちまう。玉羅との大事な同盟が、このせいでパーになりかねない状況だ。
怪しいスープの正体
王昆吾たちは、もちろん黙ってない。早速、調査を始める。沈百煉(しんひゃくれん)は、李夫人(りふじん)とは姉弟みたいなもんだって言う。でも、当日の詳しいことは約束だから話せないって口が堅い。
ただ、二人が香雲閣っていう店に行ったことだけは聞き出せた。李夫人はそこの神仙湯っていうスープがお気に入りだったらしい。阿術は、その話を聞いてピンときた。中毒なんじゃないかって。
そこで元莫と阿術が、その香雲閣に潜入捜査だ。例の神仙湯を注文すると、匂いをかいだだけで二人はフワフワして幻覚を見始める。危ないところを、外で待機してた王昆吾が助けに入った。
スープの鍋を調べると、中から芙蓉草っていう毒草が見つかった。幻覚作用があるヤバい草だ。店のやつらを問い詰めたら、料理人の老段(ろうだん)がやったって白状した。
悲しい母親の秘密
証拠を持って李夫人のところへ行くと、彼女はついに重い口を開いた。実は、李夫人には亡くなった息子がいたんだ。夫はそのことを家の恥だと思って、息子の話をするのを禁じていた。
母親として、その悲しみをどこにもぶつけられない。そんな時に、香雲閣の神仙湯を飲むと会いたい人に会えるっていう噂を聞いた。彼女は亡くなった息子に会いたくて、幻覚作用のあるスープを飲み続けてたんだ。沈百煉は、そんな彼女をただ心配して支えていただけだった。
事件の真相は、悲しい母親の秘密だったわけだ。誤解が解けて、玉羅との同盟も無事に元通りになった。
忍び寄る本当の脅威
これで全部解決かと思ったら、大間違いだ。今度は、漠北の王子である多弥(どみ)が突然姿を消す。酒を飲んで宿に帰る途中で、忽然といなくなった。
次の日、川で死体が見つかる。持ち物から、その死体は多弥(どみ)だと分かった。
恋愛の勘違いや不倫疑惑は、全部ただの前座だったんだ。五邦同盟の締結を本気で阻止しようとしてる黒幕がいる。そいつが、ついに動き出したってことだ。物語が一気にきな臭くなってきたぜ。
今回の感想
いやあ、今回は感情がジェットコースターみたいだったな。元莫と阿術がやっとくっついたのは本当に良かった。あの二人のドタバタ勘違いコントも面白かったけど、やっぱり両思いになるのが一番スッキリする。見ていてニヤニヤが止まらなかったよ。
李夫人の話は、正直かなり切なかった。悪いことをしてるとは分かっていても、亡くなった子供に会いたいっていう母親の気持ちを考えると、誰も彼女を責められないだろ。沈百煉がいい奴だったのも救いだったな。
でも、最後の多弥の死で全部吹っ飛んだ。明らかに誰かに殺されたよな。同盟を邪魔したい黒幕の存在がはっきりしてきて、ドラマの空気が一変した。ここからが本当の戦いの始まりって感じがする。一体誰が、何のためにこんなことをするのか。次の展開が気になって仕方ない。
つづく