五邦同盟の締結に成功し、四方館は祝賀ムードに包まれる。安修義(あんしゅうぎ)は念願の四方検校史に昇進するが、元莫(げんばく)も同時に任命されたことに複雑な思いを抱き、父と衝突する。一方、王昆吾(おうこんご) に突然、部署異動の命令が下される。仲間たちは彼の送別会を開くが、尉遅華(うっちか)は異動の事実を知り激怒する。王昆吾自身も、ある心残りのため四方館を離れたくないと思っていた。彼の本心を知った元莫と阿術(あじゅつ)は、王昆吾を引き留めるために驚きの作戦を実行に移す。

「四方館」あらすじネタバレ21話

オーケー、今回の『四方館』第21話、なかなか感情が忙しい回だったぜ。さっそく見ていこうか。

昇進の裏で、別れの足音

五邦同盟がうまくいって、四方館は完全にお祭りムード。東院はその功績でボーナスをもらう。安修義(あんしゅうぎ)はついに念願の四方検校史に昇進だ。長年の夢が叶ったわけだな。でも、話はそこで終わらない。于得水(うとくすい)が、元莫(げんばく)にも同じ役職を与えちまう。これには安修義(あんしゅうぎ)も面白くない。

家に帰った安修義は、親父の安遠道(あんえんどう)になんでだよ!って噛みつく。そりゃそうだ、自分一人の手柄だと思ってたもんな。でも親父はお前の器が小さいんだ!と一喝。この親子、いつもうまくいかないな。

そんな気まずい空気の中、王昆吾(おうこんご) にとんでもない知らせが届く。明威府への異動命令だ。しかも明日すぐに行けって。急すぎるだろ!

送別会が修羅場に

王昆吾(おうこんご) は西院の仲間を集めて宴会を開く。みんなはお祝いの席だと思ってる。尉遅華(うっちか)なんか、気合入れてオシャレしてきちゃってさ。健気でかわいいじゃないか。

でも、鄂国公(がくこくこう)からこれが送別会だと知らされる。王昆吾がプレゼントを配り始めたところで、尉遅華(うっちか)がキレて場をぶち壊す。まあ、当然の反応だよな。

王昆吾だって、本当は四方館を離れたくない。まだ白衣客(はくいきゃく)への復讐が終わってないからな。街で一人、しょんぼりする。

仲間たちのとんでもない作戦

王昆吾が落ち込んでいると、元莫(げんばく)と阿術(あじゅつ)が現れる。二人は王昆吾にいきなり謎の粉を投げつける!王昆吾はその場に崩れ落ちて、体が動かなくなる。

これ、実は于得水(うとくすい)の差し金だった。王昆吾が異動を嫌がるだろうと読んで、阿術(あじゅつ)に麻痺薬を作らせていたんだ。まったく、やることが大胆すぎる。

仮病で異動を先延ばしにしている間に、元莫と阿術は鄂国公(がくこくこう)の元へ。王昆吾を四方館に残せるよう、頼み込みに行く。仲間っていいもんだ。

元莫と阿術、ついに…?

場面は変わって、元莫と阿術の家。元莫の昇進祝いに、阿術がいい酒を用意する。そこで元莫が本音をこぼすんだ。出世なんてどうでもいい。両親は死んでしまった。でも、阿術がそばにいて、家の温かさを知った。だから、ずっとここにいたいこれ、もう愛の告白だろ!

その夜、二人はついにベッドを隔てていた布を取り払う。阿術は元莫の腕を枕にして眠りにつく。翌朝、元莫は腕がしびれて動かせず、阿術に粥を食べさせてもらう始末。見てるこっちが恥ずかしくなるぜ。

サプライズと、次のステップ

同僚たちが、神妙な顔で王昆吾のベッドの前に集まる。王昆吾はもう異動は避けられないと観念して、別れの言葉を口にし始める。でも元莫に促されて新しい辞令を読むと、そこには異動は取り消しの文字が。みんなに一杯食わされたってわけだ。

すっかり回復した王昆吾が鄂国公に礼を言うと、今度は尉遅華と結婚しろと勧められる。話の展開が早い!改めて開かれた留任祝いの宴で、尉遅華はみんなを先に帰らせて、王昆吾と二人きりになる。そして、まっすぐに聞くんだ。今回残ってくれたのは、私のことが関係してる?いやー、いいところで終わらせるよな!

感想

今回はマジで感情のアップダウンが激しい回だったな。安修義のコンプレックスが爆発したり、王昆吾の異動騒動でハラハラさせられたり、とにかく忙しい。

でも、一番の見どころはやっぱり元莫と阿術の関係だろ。あのひねくれた元莫がお前がいればいいなんて言うんだから、こっちが照れる。二人が一緒に寝るシーンは、もう最高だ。腕がしびれるっていうオチまで含めて完璧だった。

王昆吾と尉遅華も、鄂国公っていう最高のキューピッドのおかげで一気に進展しそうだしな。仲間たちが王昆吾のために一芝居うつところも良かった。四方館のチームワークって、やっぱりいいよな。それぞれのキャラの気持ちがぶつかり合って、人間ドラマとしてすごく見ごたえがあったぜ。

つづく