行方不明だった阿術(あじゅつ)と元莫(げんばく)が再会を果たし、二人の関係は新たな段階へ進む。阿術は自身の辛い過去と秘密を元莫に打ち明け、二人の絆はより一層深まった。元莫は愛する人を守るため、四方館の仲間たちにも嘘をつき、彼女を密かに匿うことを決意する。しかし、そんな二人の不審な動きを察知した安修義(あんしゅうぎ)と林素素(りんそそ)が、執拗な監視を開始。恋する二人と、彼らを怪しむ者たちのコミカルな攻防が繰り広げられる。

「四方館」あらすじネタバレ23話

今回はマジで元莫(げんばく)と阿術(あじゅつ)の回だったな。もうニヤニヤが止まらないぜ。

再会、そして逃避行

まず、元莫(げんばく)が一人で阿術(あじゅつ)を探しに行くところからだ。阿術が前に話していた宿屋に当たりをつけて向かうんだ。でも、その宿屋がまあ、絵に描いたような悪党の巣窟でさ。案の定、お坊ちゃんに見える元莫はいいカモにされる。強盗に襲われてパニックになった元莫は、なんと2階から真っ逆さま。それを階下で阿術がナイスキャッチ!いや、タイミング良すぎだろってツッコミは置いといて、二人は馬でその場を脱出する。

明かされる秘密と深まる絆

雨宿りのために立ち寄った場所で、阿術が自分の秘密を打ち明ける。足首にある紅頰蝶のタトゥー。これは母親の一族の証で、このせいでずっと追われているんだと。元莫を巻き込みたくなくて、黙っていなくなったってわけだ。それを聞いた元莫はお前は俺の全てだとか言っちゃうんだよ。もう、こっちが照れるわ。阿術は自分の過去も話す。赤ん坊の頃、元莫の父親が自分を皇宮から連れ出してくれたこと。田舎の農夫に預けられて、身分を隠して生きてきたこと。元莫は、この話は絶対に二人だけの秘密にしようと誓う。王昆吾(おうこんご) や尉遅華(うっちか)にも内緒だ。

恋する男の必死なウソ

四方館に戻った元莫を待っていたのは、焉楽公主の捜索命令。尉遅華(うっちか)に市場を慌てて馬で走ってただろと問い詰められる。元莫の言い訳がひどい。トイレは家じゃないとダメな性分で。小学生かよ!王昆吾(おうこんご) には阿術の足首に蝶のタトゥーはあったかと聞かれる。元莫は足を洗ってやったけど、何もなかったと平然と嘘をつく。恋は人を変えるってことだな。

甘すぎる一夜と迷惑な監視者

元莫は阿術を醴泉坊っていう場所に匿う。生活用品からペットの小白まで運び込んで、かいがいしく世話を焼く。この様子を、あの林素素(りんそそ)が目撃。すぐに安修義(あんしゅうぎ)にチクる。安修義(あんしゅうぎ)は、元莫が阿術を隠すのは彼女が焉楽公主だからだと疑う。二人はこっそり阿術の正体を暴こうと計画するんだ。

その頃、元莫は阿術の好きな料理と花束を持って醴泉坊へ。完全にデートだな。元莫が帰ろうとすると、阿術がわざと家具を壊して修理してと引き留める。元莫が風呂桶を直していると、阿術が目の前で入浴を始める。これはもう確信犯だろ。動揺した元莫は風呂桶にドボン。そのまま二人は抱き合ってキス。その夜、元莫は阿術の部屋に泊まり、ついに一夜を共にする。翌日、仕事が手につかない元莫の顔が目に浮かぶぜ。

安修義と林素素(りんそそ)は、そんなことも知らずに外で一晩中張り込み。二人がデートに出かけるのを一日中尾行するけど、結局何もつかめない。ご苦労なこった。

招かれざる客の登場

安修義は諦めきれず、阿術の留守中に部屋へ忍び込む。でも、阿術が忘れ物を取りに戻ってきて、慌ててベッドの下へ。そこで、元莫が持ち込んだ小蛇に足を噛まれるんだ。間抜けすぎるだろ!医者に診てもらうけど、薬を貼ってもらったら今度は顔が歪む始末。完全にコメディ担当だな、この人。

そんな中、阿術は街で幼なじみの阿史蘭(あしらん)と再会する。行き場のない彼女を家に招き入れるんだけど、これがどうにも怪しい。元莫も彼女を疑う。阿術は親友だからと信じきっているけど、この出会いが波乱を呼びそうな予感がするぜ。

感想

いやあ、今回は元莫と阿術の進展がすごかったな。ずっと焦れったかったから、ようやくくっついてくれて俺も嬉しいよ。特に風呂桶のシーンは、制作陣グッジョブ!って感じだ。一方で、安修義と林素素のコンビは完全に笑いを取りに来てたな。蛇に噛まれて顔が歪むとか、ベタだけど笑っちまう。ただ、最後に登場した阿史蘭(あしらん)って子、絶対何かあるだろ。親友の顔をしてるけど、目が笑ってない感じがする。甘い雰囲気から一転、またきな臭い展開になりそうで、目が離せないぜ。

つづく