四方館の捜査に疑問を抱いた王昆吾(おうこんご) は、尉遅華(うっちか)と共に焉楽館の秘密に迫る。だが、そこで白衣客(はくいきゃく)と衝突し、尉遅華が王昆吾をかばって重傷を負ってしまう。彼女の命の危機を前に、王昆吾は今まで隠してきた想いを告げる。一方、元莫(げんばく)は阿術(あじゅつ)の侍女・阿史蘭(あしらん)の不審な点に気づき始める。そんな中、阿史蘭が突然自分が本物の焉楽公主だと名乗り出たことで、事態は一気に混乱。本物の公主は一体誰なのか、そしてその裏で糸を引く黒幕の目的とは何か。人間関係と謎が複雑に絡み合う、緊迫の回。
「四方館」あらすじネタバレ24話
偽の地図と白衣客(はくいきゃく)の影
まず、王昆吾(おうこんご) の勘が冴えわたってた。どうも四方館は、焉楽館と白衣客(はくいきゃく)のやり取りで、何か大事なことを見逃してるんじゃないか?って言い出すんだ。で、古い資料を引っ張り出して調べ直す。そしたら、一枚の焉楽館の地図が出てきた。
王昆吾(おうこんご) と尉遅華(うっちか)は、実際に張り込みもしてたから気づいたんだ。その地図、今の焉楽館と違う。壁が一つ足りない。これはもう、隠し通路とか秘密の部屋とか、そういうやつのフラグだよな。
その頃、当の焉楽館では、白衣客が康雲海(こううんかい)に詰め寄ってた。あんた、俺をなめてるだろってな感じで。どうやら白衣客は、康雲海(こううんかい)が多弥(どみ)を助けたんじゃないかって疑ってる。もちろん康雲海は否定するけど、怪しさ満点だ。
尉遅華(うっちか)、愛する人をかばって…
そして、事件が起きる。王昆吾と尉遅華が焉楽館を調べていると、ちょうど帰ろうとしていた白衣客とバッタリ遭遇。そりゃもう、やるしかない。ガチのバトルが始まった。
二人で白衣客を壁際に追い詰めた、その瞬間。どこからか矢が飛んできたんだ。それを尉遅華が、とっさに王昆吾をかばって背中に受けてしまう!マジかよ、尉遅華!その隙に白衣客は逃げちまった。
王昆吾は、血を流して倒れた尉遅華を背負って、必死に尉遅府まで運ぶ。娘の無残な姿を見た親父さん(鄂国公(がくこくこう))は、そりゃ怒るよな。お前なんかに娘をやる資格はない!って王昆吾を責め立てる。
でも、ここからが今回の見せ場の一つだ。意識が戻らない尉遅華のそばで、王昆吾がとうとう本心を打ち明けるんだ。ずっと好きだった。でも、親の仇も討ててないし、身分も釣り合わない。だから、この気持ちは言えなかったって。いや、おまっ、言うの遅いけど、やっと言ったな!でも、こんな状況で告白とか、切なすぎるだろ。
もう一人の公主、現る
話はガラッと変わって、元莫(げんばく)サイド。阿術(あじゅつ)と侍女の阿史蘭(あしらん)は、街で仲良く遊んでる。平和なもんだ。でも、元莫(げんばく)の心は晴れない。
元莫は、季明礼(きめいれい)が整理してた通行証を見て、あることに気づく。焉楽から来た商人の通行証の日付が、阿史蘭(あしらん)が持ってたやつと違う。こいつ、何か隠してるな。元莫は急いで阿術(あじゅつ)のところへ向かう。でも、そこには王昆吾が先回りしてた。
王昆吾は、元莫が何か知ってると踏んでたんだな。元莫はごまかそうとするけど、王昆吾からこの件で尉遅華が重傷を負ったと聞かされて、観念する。そして、阿術が本物の焉楽公主であることを白状した。
そしたら、とんでもないタイミングで、あの阿史蘭が一人で四方館にやって来るんだ。私が焉楽の公主です。助けてくださいって。は?どういうこと?元莫も俺も、頭の中はクエスチョンマークだらけだ。
同じ痣、同じ物語
この偽(?)公主、阿史蘭の証言がまたヤバい。王宮からどうやって逃げたか、どうやって大雍に来たか、全部阿術が元莫に話した内容と一字一句同じ。それどころか、信じない元莫たちの前で、足首を見せる。そこには、本物の公主の証である紅頰蝶の痣が。これも阿術と全く同じ場所、同じ形。
もう訳が分からない。王昆吾は、元莫がわざと阿史蘭の嘘を暴かないのを見て、お前、阿術を守るために、この偽物を利用する気だな?って見抜く。元莫もこいつの目的が分かるまで泳がせると返す。二人の腹の探り合いも、なかなか見ごたえあるよな。
すべては誰かの筋書き通り?
ついに、阿術が阿史蘭と直接対決する。なんで私のふりなんかするの?って。すると阿史蘭は、ある人物に指示されたと白状する。その人物は、昔、阿術を村に送ったやつと同じらしい。私が公主の身代わりになれば、あなたはここで安全に暮らせると言われたんだと。誰だよ、そいつ。とんでもない黒幕がいるぞ。
この事態に、大雍のお偉いさんたちも動き出す。安修義(あんしゅうぎ)って役人が、マジで冷徹。阿史蘭が本物か偽物かなんてどうでもいい。利用できるかどうかだと言い放つ。焉楽がおとなしくしてる間は生かしておいて、攻めてきたらおたくの公主、うちにいますけど?って交渉カードに使うつもりだ。政治って怖いな。
ラストは、焉楽館の康雲海が四方館に乗り込んでくる。公主を渡せ!って。でも、于得水(うとくすい)がそんな人、身元が怪しいから追い返しましたよって、しれっと嘘をついて追い返す。こうして、第24話は幕を閉じた。
第24話の感想
いやあ、今回は情報量が多すぎた!でも、めちゃくちゃ面白かったな。まず、王昆吾と尉遅華の関係。やっと王昆吾が告白したけど、尉遅華が意識不明っていう最悪の状況。彼女が目覚めた時、二人はどうなるんだ?素直になれるのか?そこがまず気になる。
そして、何と言っても二人目の公主問題。阿史蘭の登場で、物語が一気にミステリーになった。同じ痣まであるって、どういうトリックだよ。彼女を操ってる黒幕の目的も全く読めない。阿術を守るためっていうのは、本当なのか?それとも、もっと大きな陰謀の一部なのか?
元莫が阿術を守るために、嘘や駆け引きの世界に足を踏み入れていくのも見どころだ。親友の王昆吾とさえ、腹を探り合う関係になっていくのが切ない。でも、それが彼の成長でもあるんだろうな。大雍の上層部の政治的な思惑も絡んできて、ただの恋愛や友情の物語じゃない、骨太な展開になってきた。これはもう、目が離せない!
つづく