白衣客(はくいきゃく)に捕らえられた阿術(あじゅつ)を救出するため、元莫(げんばく)たちが動き出す。敵の懐にいる康雲海(こううんかい)は、危険を冒して内部から元莫たちに合図を送る。一方、元莫、王昆吾(おうこんご) 、尉遅華(うっちか)は、仲間と協力して外部からの潜入作戦を決行。しかし、敵の仕掛けた巧妙な罠が彼らを待ち受けていた。なんとか阿術を助け出すも、敵はすでに次の手を打ち、事態はさらに複雑な局面を迎える。
「四方館」あらすじネタバレ26話
康雲海(こううんかい)のSOS
焉楽館に戻ろうとした康雲海(こううんかい)が、いきなり白衣客(はくいきゃく)に止められた。馬車に乗せられると、中には気絶した阿術(あじゅつ)がいる。白衣客(はくいきゃく)は阿術(あじゅつ)の正体をあっさり明かす。康雲海は驚いたフリをした。こいつ、内心じゃめちゃくちゃ焦ってたはずだぜ。市場を通りかかった時、窓の外に尉遅華(うっちか)の姿を見つける。康雲海は頭をフル回転させた。白衣客には裏門から入ろう、注意をそらすためだと提案する。自分は一足先に馬車を降りた。そして尉遅華(うっちか)にわざとぶつかる。元莫(げんばく)の棋譜をわざとらしく落として見せた。元莫(げんばく)の大事なものは、俺がたくさん持ってるそう言い残して、康雲海はすぐにその場を去る。尉遅華は、これがただの偶然じゃないとすぐに気づいた。急いで四方館の元莫に知らせに行く。この康雲海の機転、マジでしびれるよな。
地下水路からの潜入作戦
尉遅華からの報告で、元莫と王昆吾(おうこんご) は状況を把握した。阿術は焉楽館に捕らえられている。康雲海も手が出せないでいる。二人はすぐに救出計画を立て始めた。王昆吾(おうこんご) が軍で使う方法をいくつか話すと、元莫がひらめく。地下の排水路から潜入しよう作戦は決まった。尉遅華は二人を霍子安(かくしあん)の工房へ連れて行く。地図を見せてもらい、排水路のルートを確認した。霍子安(かくしあん)は協力を惜しまない。尉遅華には、特製の鋼線で作った防刃ベストを渡す。元莫には、使いやすい武器を選ばせた。こういう仲間がいるって、本当に心強いよな。でも、計画通りにはいかないのがドラマだ。排水路の入口に着くと、水がものすごい勢いで流れている。最近の山津波の影響らしい。王昆吾は泳げない尉遅華を心配する。別の方法を考えようとした。その時、元莫は一人で水路に飛び込んだ。仲間を助けるためなら、危険も顧みない。さすが主人公だぜ。
救出劇、でも罠だった
その頃、焉楽館では康雲海が追い詰められていた。白衣客は、龍突麒(りゅうとつき)の腰牌を見せる。康雲海に阿術の公開処刑を命じた。断れば、自分の正体がバレてしまう。康雲海が処刑の準備を進め、まさにその時。王昆吾と尉遅華が屋根から飛び降りてきた。二人は人質のもとへ一直線に向かう。だが、人質の顔を見て気づいた。阿術じゃない。身代わりの女官だ。これは罠だった!尉遅華が敵に斬りつけられる。でも大丈夫。霍子安の防刃ベストが守ってくれた。霍子安、本当にグッジョブだ。一方、排水路から潜入した元莫は、本物の阿術を見つけ出していた。でも、敵の数が多すぎる。あっという間に捕まって、二人そろって縛られてしまった。おいおい、元莫まで捕まってどうするんだよ。
ドタバタ脱出劇
館内が混乱している隙をついて、康雲海が動いた。元莫と阿術が捕まっている部屋に駆け込み、二人を解放する。ナイスだ、康雲海!ちょうどその頃、王昆吾と尉遅華も敵を倒し、四人は合流できた。これで脱出できる。そう思った矢先、白衣客が立ちはだかった。最悪のタイミングで、京兆府の役人たちが館を包囲する。騒ぎを聞きつけたらしい。元莫たちは外国の使節館に不法侵入したことになる。見つかれば罪に問われる。白衣客と戦っている場合じゃなくなった。四人は裏門からこっそり逃げ出す。結局、ドタバタの脱出劇になっちまったな。康雲海が表に出て、役人たちに対応する。館内での訓練でしたと、なんとかごまかした。
明かされる真実と新たな火種
役人が帰った後、康雲海は白衣客に文句を言った。騒ぎが大きすぎるでも、白衣客は不敵に笑うだけ。面白いのはこれからだ本当に食えないやつだ。四方館に戻った元莫は、今まで康雲海に反発していたことを謝罪した。阿術は、それぞれの立場があったから仕方ない、と元莫を慰める。尉遅華は、もうこれ以上、于得水(うとくすい)に隠し事はできないと主張した。翌日、四人は于得水(うとくすい)と安修義(あんしゅうぎ)にすべてを打ち明ける。阿術の本当の身分も。話を聞いた安修義(あんしゅうぎ)は、白衣客が必ず阿史蘭(あしらん)を利用すると予測した。すぐに阿史蘭(あしらん)を大牢で保護すべきだと提案し、阿術も同意する。でも、一足遅かった。元莫と阿術が新しい家で未来を語り合っていると、季明礼(きめいれい)が駆け込んでくる。阿史蘭様が誘拐されました!その頃、街中では白衣客が動いていた。阿史蘭を焉楽の公主として民衆の前に立たせる。康雲海にその身分を公表させ、食料を配らせた。民衆は喜び、偽りの公主を信じてしまう。白衣客に、完全に先手を取られてしまった。あいつ、やることが本当にえげつないぜ。
感想
今回は息もつかせぬ救出劇だったな。康雲海が敵地で孤立しながらも、必死に仲間を助けようとする機転にはマジで感心した。彼の苦しい立場を思うと、胸が痛むよ。元莫たちのチームワークも良かったけど、敵の罠にハマったり、結局ドタバタで逃げ出したり、完璧じゃないところが逆にリアルで面白い。でも、結局は白衣客の掌の上で踊らされてた感じが悔しいぜ。阿術を助け出したと思ったら、今度は阿史蘭が利用されて、民衆の支持まで奪われるなんて。一気に形勢がひっくり返された。ここからどうやって逆転するのか、本当に目が離せない展開だ。
つづく