道生天の朱随(しゅずい)が、密告状を手に仰月宗へ捜索にやってきた。狙いはもちろん、宗門に隠れている嵇煬(けいよう)だ。南顔(なんえん)は嵇煬を隠し、穆戦霆(ぼくせんてい) ら仲間たちも協力して捜索の目をくらまそうと奮闘する。しかし、朱随の追及は厳しく、南顔は絶体絶命のピンチに追い込まれてしまう。宗門全体を巻き込む大きな危機の中で、南顔と嵇煬、そして彼らを守ろうとする者たちの絆が試される。果たして、彼らはこの窮地を乗り越えることができるのか。緊迫の展開が続く回だ。

「四海重明~恋が光となる、その時まで~」あらすじネタバレ10話

マジで息つく暇なし!南顔(なんえん)、絶体絶命のピンチ

道生天のガサ入れ、始まる

朱随(しゅずい)っていう道生天の男が、密告状を握りしめて仰月宗に乗り込んできた。完全に嵇煬(けいよう)狙いだ。

南顔(なんえん)はすぐに行動を開始する。嵇煬(けいよう)を穢谷っていうヤバそうな場所に隠したんだ。それだけじゃない。自分の大切な銀蛟珠まで彼に渡して、気配を完全に消させた。嵇煬(けいよう)は俺は残るなんて言い出す。でも南顔(なんえん)はあんたがいたら宗門ごと吹っ飛ぶんだよ!と一喝。この子の腹の据わり方はハンパない。

仲間たちのナイスプレーと、しつこい追及

ここで穆戦霆(ぼくせんてい) がいい仕事をする。朱随(しゅずい)の捜索をあの手この手で邪魔して、時間を稼いだ。 朱随が怪しい戸棚を開けたら、中から出てきたのは彼の上司の超ヘタクソな似顔絵。朱随はブチギレて絵を燃やして去っていった。ここは笑うところだな。

でも、話はそれで終わらない。道生天は宗門の弟子を全員集めて脅しをかけてきた。少蒼(嵇煬の本当の名前)を匿ってるだろ。名乗り出ればご褒美やる。隠し通したら全員死ぬからなって。最悪の展開だ。

ここでまた穆戦霆(ぼくせんてい) が男を見せる。見つかった少蒼の筆跡を俺が真似して書いたんだと名乗り出た。 南顔も嵇煬は薬人で、もう山を下りたと嘘を重ねる。みんな、必死だ。

南顔の受難と、ヒーローの登場

朱随は誰の言葉も信じない。ついに南顔に問心雷っていう拷問用の雷を落とそうとする。穆戦霆(ぼくせんてい) が止めに入るけど、返り討ちにあって捕まってしまった。

南顔は最後まで知らないと否定し続ける。そのせいで、雷を体に受けてボロボロになってしまう。 もうダメかと思った、その時だ。

隠れていた嵇煬が、南顔の危機を察知して駆けつけた。彼は物陰から、南顔への致命的な一撃を身代わりになって防ぐ。それだけじゃない。術を使ってその雷を朱随本人に跳ね返したんだ。 カッコよすぎて鳥肌が立った!

宗主の大芝居と、新たな火種

嵇煬が怒りで我を忘れて、その場を全滅させそうになる。それを止めたのが、宗主の孟之光(もうしこう)だ。一度それをやったら、もう後戻りはできないぞと彼を諭す。

そして孟之光は、とんでもない策を思いつく。今回の騒動の元凶、密告者の殷琊(いんや) を朱随の前に突き出した。こいつが俺の霊寵(ペット)の"嵇煬"だって言い放ったんだ。 この土壇場での機転は神がかってる。

証拠がない朱随は、引き下がるしかなかった。孟之光の大芝居のおかげで、ひとまず危機は去った。南顔も、いつの間にか強くなっていたおかげで大事には至らなかったようだ。

一件落着かと思いきや、話はまだ続く。嵇煬はすべて自分の責任だと言い、宗門を去る決意をする。南顔の首に銀蛟珠を戻し、置き手紙だけを残して姿を消した。でもその前に、裏切り者の殷琊(いんや) を捕まえる。こいつは南顔の脅威になるそう言って、彼を始末するつもりみたいだ。いやいや、そっちもかなりヤバい展開だって!

感想

いやー、第10話はマジで息つく暇もなかったな。南顔を守るために、みんなが必死になる姿が胸アツだった。特に穆戦霆。普段はお調子者っぽいのに、いざって時に体を張るなんて、惚れてしまう。嵇煬が南顔を助けに来るシーンは、王道だけどやっぱり最高だ。隠れて助けて、雷を跳ね返すとか、演出がうますぎる。でも、一番のMVPは宗主の孟之光じゃないか?あの土壇場での機転は神がかってる。内心ビビりながら大立ち回り演じるとか、人間味があって好きだわ。ただ、最後の嵇煬がヤバい。南顔のためとはいえ、殷琊(いんや) を始末しようとするのは闇堕ちフラグじゃないかとヒヤヒヤする。一件落着かと思いきや、全然そんなことなかったな。

つづく