あらすじ
おいおい、とんでもないことになったぞ。南顔(なんえん)を信じるべきだって殷琊(いんや) に話してた、まさにその時だ。鯨舟の船長が毒で死んだって知らせが入った。 それで、船長に薬を渡してた南顔(なんえん)が、いきなり殺人犯扱いされるんだ。 殷琊(いんや) は魔気のせいじゃないかってかばおうとする。でも南顔は、それをさえぎって嵇煬(けいよう)に疑いがかからないようにした。そのせいで、自分が売った薬が毒殺に使われたって疑われて、捕まっちまう。
ネタバレ
南顔が捕まった。殷琊は当然、キレるよな。嵇煬のところに怒鳴り込んで、お前のせいだって詰め寄る。でも南顔がお前のせいで苦しんでるって聞いた途端、嵇煬の態度が変わるんだ。記憶をなくしてても、南顔のことは放っておけないらしい。牢に入れられた南顔は、船長の死因が誅心砂っていう猛毒だと知る。いよいよヤバいって時に、嵇煬が颯爽と現れる。衛兵たちをなぎ倒して、南顔を助け出すんだ。
二人は結界に隠れて、事件の真相を探り始める。南顔は、誅心砂がかんざしに加工されることがあるのを思い出す。犯人は女かもしれない。その頃、鯨舟ではとんでもない計画が進んでた。嵇煬と南顔は、協力者を使って罠を仕掛ける。まんまと引っかかった真犯人は、趙美姫(ちょうびき)っていう女だった。追い詰められた趙美姫は、船ごと沈めてみんなを道連れにしようとする。そこに、穆戦霆(ぼくせんてい) がタイミングよく登場。鯨舟の管理権を引き継いで、沈没を防いだんだ。
事件解決後、南顔、殷琊、嵇煬、そして穆戦霆(ぼくせんてい) の4人がそろう。穆戦霆は生きていた嵇煬を見て、大喜びで抱きつく。でも嵇煬は記憶がないから、うっとうしそうにするだけ。このやり取りが、ちょっと切ないよな。趙美姫の背後には、またしても天邪道っていう魔の組織がいることがわかる。穆戦霆は、嵇煬が記憶を失っていることに気づいて、昔の話を色々聞かせる。嵇煬は俺は嵇煬じゃないってイライラするばかりだ。最後に嵇煬は、罠に協力してくれた袁鋒(えんほう)にお金を渡す。お前は死んだことにしてやるから、別の町で新しい人生を始めろって。記憶がなくても、やることはカッコいいんだよな。
感想
いやー、今回も色々ありすぎだろ!まず南顔、お人好しすぎないか?嵇煬をかばって自分が捕まるとか、見てるこっちがハラハラする。でも、そういうまっすぐなところが彼女の魅力なんだよな。殷琊が嵇煬にブチ切れるのも無理ない。親友は記憶喪失、好きな子はその親友のせいで捕まる。そりゃ怒るって。
そして何より、嵇煬の救出シーン!記憶がなくても、南顔がピンチになったら黙ってられないんだな。ああいうの見せられると、やっぱり応援したくなる。
穆戦霆の再登場もよかった。彼がいると場の空気が明るくなる。記憶のない嵇煬にうざがられながらも、必死に昔の関係を取り戻そうとする姿は、笑えるけどグッとくるものがあった。ミステリーあり、アクションあり、友情ありで、今回もあっという間の一時間だったよ。
つづく