俺は今、とんでもない回を観ちまって、ちょっと興奮してるところだ。早速、第27話の話をしよう。今回も情報量がすごかったぞ。
あらすじとネタバレ
地獄の苦しみ、嵇煬(けいよう)を襲う鎮魔の儀式
まず嵇煬(けいよう)の話からだ。あいつ、体の中の森羅(しんら)を封じ込めるために、とんでもない儀式を受けることになる。人形の杭に縛り付けられて、手、足首、胸に鎮魔釘っていう釘を打ち込まれるんだ。見てるこっちが痛くなるくらい、マジで壮絶だった。
嵇煬は何度も気を失いかけて、そのたびに激痛で意識を取り戻す。まさに地獄だ。親友の殷琊(いんや) は、その姿を見ていられなくて苦しんでる。でも、儀式をやってる吃苦大師(きっくたいし)はこうしないと森羅(しんら)を完全に封印できないって言って、手を止めないんだ。
見ていられなくなった殷琊(いんや) は、ついに自分で嵇煬を助ける決心をする。そこに姉の狐后も現れて、二人で力を合わせて陣を破り、殷琊は嵇煬がいる陣の中へ飛び込んでいった。
南顔(なんえん)、一族の秘密に迫る
一方、南顔(なんえん)は別の場所で戦っていた。魔の気を持つ厲錦(れいきん)を外に残して、一人で陣の中へ入っていく。そこで再会したのは、行方不明だった叔父の南頤(なんい)だ。
ただ、再会は喜びだけじゃなかった。叔父は過去の罪のせいで、目を失い、流刑に処されていたんだ。南顔が母、南娆(なんじょう)の死を伝えると、叔父はひどく動揺した。
ここで、とんでもない事実が明らかになる。南顔の母、南娆(なんじょう)は涅槃妖心っていう特別な心臓を持つ化神で、本来は不死不滅のはずだった。 つまり、誰かがその心を奪って、彼女を殺したってことだ。南顔は、自分が妖族の血を引いていることも、この時初めて知る。
叔父は、母が残した鳳尾鈴を南顔に渡す。これがあれば、母の遺品である血凰釵のありかを探れるらしい。その血凰釵を奪った奴が、犯人の可能性が高い。鳳尾鈴が示した先は、龍都だった。南顔は叔父に別れを告げて、龍都へ向かう。
龍都での再会と、新たな火種
龍都に着いた南顔と厲錦(れいきん)は、すぐに面倒なことに巻き込まれる。茶館で、剣宗の弟子たちと鉢合わせしちまったんだ。その中には、孟盈(もうえい)もいた。
変装していた厲錦はすぐに見破られる。孟盈(もうえい)は、父・孟之光(もうしこう)を殺した共犯者として厲錦を激しく非難する。南顔が厲錦をかばう姿を見て、孟盈の怒りと失望は頂点に達した。かつての親友との間に、深い溝ができてしまった瞬間だ。
結局、南顔と厲錦は龍都の衛兵に捕まり、牢屋に入れられてしまう。南顔は、友人の穆戦霆(ぼくせんてい) に助けを求めるため、手紙を託すんだ。手紙を受け取った穆戦霆(ぼくせんてい) はすぐに駆けつけようとする。でも、彼の父親らしき人物がそれを許さない。あんな連中と関わるなって言って、南顔に金(霊石)を渡して龍都から出ていけと要求するんだ。よくある展開だけど、もどかしいよな。
森羅の消滅、残された謎
場面は嵇煬に戻る。殷琊の助けもあって、嵇煬はついに意識を取り戻した。二人は力を合わせ、嵇煬の中にいた森羅の魂を完全に消し去ることに成功する。二人とも少し怪我をしたくらいで、なんとか乗り切った。
でも、殷琊の表情は晴れない。森羅が消える間際に言った言葉が、ずっと心に引っかかっているみたいだ。新たな謎が、また一つ生まれたってわけだ。
感想
いやー、今回は本当に濃い回だったな。嵇煬の受難パートと、南顔の出生の秘密が明らかになるパートが同時に進んで、息つく暇もなかったよ。特に南顔の出自には驚いた。ただの人間じゃなかったんだな。これで物語の目的が母の仇討ちと奪われた心を取り戻す旅っていう風に、よりハッキリしてきた感じがする。ミステリー要素が強まって、俺は好きだぜ、こういうの。
孟盈との対立は見ていてつらいな。親友だったのに、父の死がきっかけで完全に関係がこじれてしまった。でも、それぞれの正義があるから、簡単には分かり合えないんだろうな。このリアルな人間関係の描写が、このドラマのいいところだと思う。
嵇煬と殷琊のコンビも最高だった。なんだかんだ言いながら、いざという時には命がけで助け合う。男の友情って感じでグッとくるよな。ラストで殷琊が何かを深く考えている様子だったけど、あれが次の波乱を予感させて、また来週が楽しみになるんだ。
つづく