今回は『四海重明』の第8話だ。いやー、今回も色々ありすぎた。さっそく語っていこうぜ。

あらすじとネタバレ

蝶綰との決着、そして新たな謎

まず、蝶綰(ちょうわん)が動いた。あいつ、嵇煬(けいよう)を捕まえて人質にしやがったんだ。で、南顔(なんえん)を渡せって脅してきた。仲間を助けたい南顔(なんえん)は、ためらわず珠を差し出す。でも、ただで渡すわけがない。こっそり毒を仕込んで反撃を試みたんだ。

これが蝶綰をマジギレさせた。あいつ、穆戦霆(ぼくせんてい) と、そこにいた殷琊(いんや) までメチャクチャに攻撃する。そのせいで、予期せぬ事態が起きた。南顔(なんえん)の中に眠ってた七浮造業書(しちふぞうぎょうしょ)の力が暴走しちまったんだ。暴走した南顔の力は強烈で、蝶綰に一発デカいのをお見舞いする。

蝶綰はこれを見て、逆にチャンスだと考えたらしい。南顔の力を完全に消し去ろうとする。もうダメかと思ったその瞬間、嵇煬(けいよう)が助けに来たんだ!一瞬で蝶綰の心臓を剣で貫いて、あとかたもなく消し去った。マジでヒーロー登場って感じだったな。

ただ、問題はまだ終わらない。今度は南顔が符霊(ふれい)ってやつに操られて、嵇煬(けいよう)に襲いかかったんだ。目の色が変わり、額には赤い印が浮かんで、完全に別人みたいになってた。嵇煬は彼女を傷つけないように必死で抑え込む。激しい攻防の末、嵇煬は南顔をぐっと抱きしめて動きを封じた。南顔が意識を取り戻した時、首には嵇煬がかけ直してくれた銀蛟珠があった。

勘違いと、深まる絆

一行はなんとか仰月宗に帰還する。そこで面白いことが起きた。穆戦霆(ぼくせんてい) だよ。あいつ、地面に座り込んで空を見上げてニヤニヤしてるんだ。気絶してる間に、自分を助けてくれた嵇煬の姿をぼんやり見てたらしい。その姿が、自分がずっと探し求めていた憧れの帝君少蒼(ていくんしょうそう)だってことに、ようやく気づいたんだ。

憧れの人がすぐそばにいた喜びと、それを隠してた南顔へのちょっとした怒りで、穆戦霆の心の中はぐちゃぐちゃ。その気持ち、めっちゃわかるよな。

一方、南顔は嵇煬への感謝でいっぱいだった。嵇煬っていつもふざけた態度で彼女をからかうだろ? でも、南顔はもう彼の本質を見抜いてる。前に竹林で大勢が倒れてた事件があったろ? あれ、嵇煬は誰も殺してなくて、気絶させただけだったってことを南顔はちゃんと見てたんだ。だから、世間で言われてる仲間殺しなんてのは全部ウソで、誰かが悪意を持って広めた噂だと確信してる。

南顔は嵇煬に自分の気持ちを正直に伝えた。あなたの無実を証明する手助けは直接できないかもしれない。でも、私はあなたのそばにいて、あなたを信じるって。嵇煬は表面上はクールにしてたけど、心にはかなり響いたみたいだ。その証拠に、手彫りの香木を南顔にプレゼントした。南顔は嬉しさのあまり、思わず嵇煬に抱きついた。いきなりのハグに、あの嵇煬が固まってたのが最高だったな。

火鍋の席での腹の探り合い

その夜、南顔はみんなで火鍋を囲む席を設けた。これはただの食事会じゃない。蝶綰の一件で、殷琊(いんや) の動きがどうも怪しい。あいつが裏で繋がってないか、探りを入れるのが目的だった。

南顔が問い詰めると、殷琊(いんや) は必死に否定する。かわいそうなフリがまた上手いんだ、こいつは。南顔も一旦は追及をやめた。その場で南顔はここにいる4人はもう運命共同体だ。嵇煬の正体は絶対に秘密にすることって釘を刺した。

でも、話はまだ続く。穆戦霆が急に倒れちまったんだ。原因は、殷琊が火鍋にこっそり入れた幻覚キノコ。薬のプロである南顔の前で、そんな小細工が通用するわけない。南顔はすぐに真相を見抜いた。

問い詰められた殷琊は、ついに白状する。故郷の穢谷(わいこく)の奥深くにある七浮造業書を探していること。そして、追手から身を隠すために銀蛟珠の力が必要だったこと。彼の目的は、七浮造業書の力で封印を解き、囚われた一族を救うことだったんだ。

自分と似た境遇を知った南顔は、殷琊への怒りが消えた。そして、本当に人を救う時が来たら、銀蛟珠を貸すと約束した。

最後に、南顔は幻覚キノコで気絶した(フリをしてる)嵇煬をベッドに運ぶ。その寝顔を見ながら綺麗な顔してるななんて呟くんだ。もちろん、嵇煬は全部聞いてる。狸寝入りってやつだ。

第8話の感想

今回はマジで神回だったな。前半の蝶綰とのバトルは手に汗握った。南顔の暴走と、それを身を挺して止める嵇煬の姿にはグッときたよ。危機を乗り越えるたびに、二人の距離が縮まっていくのがたまらない。特に、嵇煬が南顔に香木を渡すシーン。ぶっきらぼうだけど、彼の優しさが伝わってくる最高の場面だった。南顔が思わず抱きついちゃうのも当然だ。

後半は打って変わって、心理戦がメインになった。穆戦霆が嵇ø«の正体に気づいた時のリアクションは笑えたし、シリアスな展開の中での良いアクセントになってる。そして、ついに殷琊の目的が明らかになった。ただのズル賢い奴かと思ってたけど、彼も彼で重いものを背負ってたんだな。これで、この4人の関係性がさらに面白くなってきた。敵か味方か、信じるか裏切るか。このハラハラ感が、このドラマの魅力だよな。

つづく