ついに来たな、最終回。いやー、長かったようで短かった。いろいろあったけど、最後はちゃんと着地してくれるのか。そこが一番気になるところだよな。
あらすじとネタバレ
冤罪の雪辱とそれぞれの道
まず、ずっと引っかかってた沈渡(ちんと)の親父さんの件。これがついに解決する。太皇太后の前で、沈渡(ちんと)は父の無実を訴える。張一族は国に貢献してきたから、一族全員を巻き込むのはやめてくれって。ただ真実が知りたいだけなんだ、と。太皇太后もそれを認めて、親父さんの冤罪は晴れるんだ。これには沈渡(ちんと)も、そりゃあ嬉しいよな。ずっと背負ってきたものが、やっと下ろせたんだから。その様子を見てる顔幸(がんこう) は、窓の外の光を眺めながら、何かを考えてる。彼女の胸の内は、ちょっと複雑かもしれないな。
宮殿では、太皇太后がちっちゃい皇帝と和やかに遊んでる。そこに永安公主が来て、自分を罰してくださいって言うんだ。でも太皇太后は彼女を許す。民の心は金で買えるもんじゃない、もっと深いところで繋がる必要があるんだよ、って諭すんだ。この太皇太后、本当にデキる人だよな。
沈渡の必死なアプローチ
さて、こっちの二人。事件も片付いて、平和が戻ったかと思いきや、沈渡と顔幸(がんこう) はまだ微妙な距離感。沈渡は顔幸(がんこう) にプレゼントを贈ろうとするんだけど、顔幸はきっぱり断る。もう離婚したんだから、いらないって。まあ、そうなるよな。
でも、沈渡は諦めない。何度も何度も贈り物を届けようとする。そのせいで、都ではすっかり有名人。白送礼(タダで贈り物をする人)なんてあだ名までつけられて、民衆からは頑張れよ!って応援されてる始末。なんか、ちょっと可愛いよな。あの冷酷な《白無常》が、恋に悩んでるんだから。
この噂は太皇太后の耳にも入る。彼女はいい教訓だ。男は妻を軽んじちゃいけないと言って、顔幸を呼び出す。そして、これからは家柄に関係なく誰でも科挙を受けられるようにすると告げるんだ。顔幸はすごく喜ぶ。太皇太后はついでに、沈渡にもう一度チャンスをあげなさい、と顔幸を諭す。ナイスアシストだ。
もう一度、君を迎えに
そして、いよいよクライマックス。顔幸の家では、朝からお母さんが大騒ぎ。顔幸を叩き起こして、結婚の儀式をやり直すぞって言うんだ。一度目は身代わりだったし、離婚もした。これじゃ縁結びの神様を騙したことになるから、ちゃんとやり直して幸せを祈願するんだと。お姉ちゃんも加わって、早く化粧しろって急かされる。この家族、パワフルでいいよな。
顔家の門前で、沈渡はめちゃくちゃ緊張してる。顔幸のお兄さんがあいつ、不満そうな顔してるけど、化粧は始めてるから大丈夫だよってこっそり教えてくれる。いい兄貴だ。
沈渡はいくつかの試練を乗り越えて、やっと顔幸の部屋の前にたどり着く。でも、ここで斉野雲(せいやうん)と勝負しないと会わせないって言われるんだ。これにはあの沈渡もちょっと尻込みする。その話が誤って顔幸に伝わって、沈渡が怖気づいてるってことに。
それを聞いた顔幸は、焦って部屋を飛び出す。すると、そこにはまだ沈渡が立っていた。彼は逃げてなんかいなかった。沈渡は優しい目をして、静かにこう言うんだ。君を家に迎えに来ただけだって。
この一言で、顔幸の不安は全部消え去る。二人が見つめ合う。いろんな誤解やすれ違いがあったけど、全部が溶けていくような瞬間だった。
最終回の感想
いやー、最高のハッピーエンドだったな。安心したよ。このドラマ、サスペンス要素が強くてハラハラさせられたけど、根っこにあるのは沈渡の不器用で一途な愛だったんだな、と改めて感じた。
最初は冷酷非情な《白無常》だった沈渡が、顔幸と再会して、どんどん人間味を取り戻していく過程が本当に良かった。特に最終回、顔幸にフラれてもめげずにプレゼントを贈り続けるところなんて、応援せずにはいられなかったよな。街の人たちと同じ気持ちだった。
顔幸も良かった。ただ守られるだけじゃなくて、自分の足で立って、自分の頭で考えて行動する強い女性。だからこそ、沈渡も本気になったんだろう。
太皇太后の存在も大きいよな。彼女がいなかったら、二人の仲も、国の未来もどうなっていたか。ただ権力があるだけじゃなくて、ちゃんと人を見て、正しい方向に導こうとする。理想の上司だ。
脇役たちも、それぞれ自分の幸せを見つけて終わったのがいい。後味のいい、見事な着地だったと思う。