あらすじとネタバレ

クズ元夫の逆襲

王擎(おう けい)は本当に懲りない男だ。今度は泣き落とし作戦で秦勝意(しん しょうい)(しんしょうい)(しんしょうい)に復縁を迫ってきた。もう二度と手は上げないなんて言ってるけど、そんな言葉を信じられるわけがない。隣にいる牡丹(ぼたん)も、俺と同じ気持ちだったみたいだ。彼女の冷たい視線がすべてを物語ってる。

勝意(しょうい)もきっぱりと断って、牡丹が王擎を追い出した。これで一件落着かと思いきや、あの男、物陰からじっと二人を監視してるんだ。絶対に何か企んでる顔つきだった。

一方、牡丹と勝意は前向きだ。高い香粉は買えなくても、牡丹が花から香を作ってくれる。ささやかな幸せってやつだな。勝意は稼いだお金で牡丹に綺麗な服をプレゼントして、牡丹も勝意に服を買ってあげると約束する。二人で市場に行く約束、こういうの、見てるこっちが嬉しくなるよな。

絶体絶命のピンチ

でも、幸せな時間は長く続かないのがドラマの常だ。翌日、花市で店を出していると、客たちがしおれた花を持って押し寄せてきた。もちろん、裏で糸を引いているのは王擎だ。あいつが客を煽って、牡丹の屋台はめちゃくちゃにされた。返金を要求する声が飛び交い、騒ぎは家にまで及ぶ。

牡丹は悔し涙を流すけど、亡き母の肖像画を見て、なんとか気持ちを立て直そうとする。そこに、また王擎が仲間を引き連れて乗り込んできた。家の中はめちゃくちゃだ。この騒ぎを聞きつけた蒋長揚(しょう ちょうよう)が様子を見に来るけど、ただ見てるだけ。こいつ、一体何を考えてるんだ?

牡丹は誠実に対応して、客全員にお金を返した。それで大半の客は帰っていったけど、王擎の仲間が、どさくさに紛れて勝意の私物を盗んでいった。また次の嫌がらせに使う気だな。

夜、牡丹がしおれた花の世話をしていると、蒋長揚がやってくる。てっきり投資を引き上げられるかと思ったけど、意外にも一度の失敗でどうこう言うつもりはないと理解を示してくれた。牡丹も二度と失敗はしないと誓う。なぜ花の商売にこだわるのかと聞かれ、牡丹は好きだからと答える。その心意気、嫌いじゃないぜ。

新しい仲間と反撃の狼煙

苦情を言いに来た客の中に、話のわかる孫大娘(そんたいじょう)という女性がいた。勝意の情報によると、彼女は西市で香粉を売っているらしい。それを聞いた牡丹の目が光る。しおれた牡丹を使って香粉を作れば、花の肥料代を稼げるかもしれない。この逆境での発想力、大したもんだ。

早速、二人は孫大娘のもとを訪ね、香粉作りへの協力を頼み込む。ちょうど店じまいを考えていた孫大娘は、この提案を快く受け入れてくれた。彼女には朱福(しゅふく) という娘がいて、一緒に働かせてほしいと言う。

この朱福(しゅふく) が、とんでもない逸材だった。男勝りの性格で力が強く、しかも天性の鼻を持っていて、どんな香りも嗅ぎ分ける調香の才能があったんだ。

そこへ、案の定、王擎の仲間が勝意の盗んだ私物を使って彼女の悪評を流そうとやってくる。だが、そのチンピラは朱福(しゅふく) にあっさりと撃退された。牡丹は朱福を見てこれだ!と思っただろうな。これほど頼もしい味方はいない。孫大娘も、娘の新たな働き口ができて安心したみたいだ。

感想

いやあ、王擎のクズっぷりが回を追うごとにひどくなっていくな。見ていて本気で腹が立つけど、それだけ役者がうまいってことなんだろう。でも、牡丹がただやられるだけじゃなく、すぐに立ち直って新しい道を切り拓く姿は見ていて本当に清々しい。しおれた花で香粉を作るっていう発想には感心したよ。ピンチをチャンスに変える力強さが彼女の魅力だな。

蒋長揚の動きも相変わらず読めない。ただ見てるだけかと思えば、牡丹を突き放したりはしない。彼の真意がどこにあるのか、そこがまた面白い。そして何より、今回のハイライトは朱福の登場だ。力も強くて特殊技能持ちなんて、最高の助っ人じゃないか。彼女のおかげで、これまでの鬱憤が一気に晴れた感じがする。新しい仲間が加わって、ここから反撃開始。チームで困難に立ち向かっていく展開は、やっぱり王道で面白いよな。

つづく