姜老夫人から姜家の家政を任された姜似(ジャン・スー)。しかし、その権力を快く思わない二房の奥様・肖氏(しょうし)派の者たちから、陰湿な嫌がらせが始まる。食事の準備をボイコットされたり、腐った食事を出されたりと、姜似は当主としていきなり厳しい試練に立たされる。家の秩序を取り戻すため、彼女は大胆な方法で反撃に出る。一方、余七(ユー・チー)は謎の薬神仙游の出所を探るため、闇市での調査を続けていた。そこで怪しい人物に目星をつける。家の内と外、それぞれの場所で、姜似と余七の戦いが始まる。
「似錦 ~華めく運命~」あらすじネタバレ10話
新しい女当主の試練
いきなり家の中が敵だらけ
姜似(ジャン・スー)は、おばあちゃんから姜(ジャン)家の家政を任されることになった。これでやっと家の中がまともになるかと思いきや、そうは問屋が卸さない。まず、二房の奥様、肖氏(しょうし)が帳簿の引き渡しをゴネる。まあ、彼女は謹慎中だから、結局は姜似(ジャン・スー)が帳簿を手に入れるんだけどね。
問題はここからだ。古参の使用人たちが、新しい女当主の姜似を完全にナメてる。食事の時間になっても誰も料理を作らない。あからさまなサボタージュだ。叔父まで出てきてお前に務まるのかなんて言い出す始末。挙句の果てには、朝食に腐ったご飯とカビの生えた餅を出すんだよ。やり方が陰湿すぎる。父親の姜安誠(ジャン・アンチョン)が庇ってくれるけど、家の中はもう敵だらけって感じだ。
姜似の鮮やかな逆転劇
でも、ここでへこたれないのが姜似だ。彼女はおばあちゃんに三日ください。すべて解決しますと宣言する。そしてやったことが見事だった。嫌がらせをしてくる古い料理人たちをクビにするんじゃない。新しい料理人を雇ってきて、そっちに厨房を任せちゃうんだ。古い料理人たちは自分たちの仕事がなくなって大慌て。罰するんじゃなくて、ルールと仕組みで黙らせる。このやり方、すごく頭いいよな。姜似の采配で、家の空気は一気に変わった。使用人たちもちゃんと仕事をするようになった。これにはもう、誰も文句を言えない。
悪だくみは終わらない
その頃、謹慎中の肖氏(しょうし)はまだ諦めていなかった。自分の娘の姜倩(ジャン・チェン)を権力者と結婚させて、返り咲こうと企んでる。でも姜倩は母さんは私を道具としてしか見てないって反発して、親子関係は最悪だ。娘がダメなら、次は姪の姜佩(ジャン・ペイ)に目をつける。本当に懲りない人だよ。姜似は、姜佩が自分に情報をくれたことで肖氏(しょうし)に狙われると察していた。だから先手を打って、姜佩に良い縁談を用意してあげるんだ。自分を助けてくれた人を、ちゃんと守る。こういうところが姜似の魅力だよな。
恋の矢印と裏の捜査
恋愛模様も少しずつ動いてる。甄珩(ジェン・ハン)は、もう完全に姜似に恋してる。彼女のことばかり考えて上の空だ。一方で姜似は、侍女の阿蛮(アーマン)に甄珩のことどう思う?って聞かれても、尊敬はしてるけど、恋愛感情はないってきっぱり。むしろ阿蛮に余七(ユー・チー)様のほうがお似合いですなんて言われて、ドキッとしてる。最近、余七が監視に来ないことを、どこか寂しく感じてるんだよ。口ではせいせいするとか言ってるけど、絶対気になってるじゃん、って俺はニヤニヤしちゃったね。
その余七は、闇市で例の薬神仙游の出所を追っていた。そこでサソリを売ってる怪しい男を見つけ、ついに捕まえることに成功する。姜似が表で家を改革している間に、余七は裏で事件の核心に迫っていく。二人の動きがリンクしてる感じがいいんだよな。
第10話の感想
今回の姜似、マジでかっこよかったな。家政を任された途端、四面楚歌の状態に陥るけど、そこからの切り返しが見事だった。普通なら嫌がらせしてきた使用人たちを罰して終わりそうなのに、彼女は違う。新しい人材を投入して、古い体制そのものを無力化しちゃう。力ずくじゃなくて、頭脳で解決する姿は、まさに新しいリーダーって感じがしたよ。見ていて本当にスカッとした。
恋愛面では、姜似の気持ちが少しずつ余七に傾いてるのがはっきり見えたのが良かった。甄珩の真っ直ぐな想いも切ないけど、やっぱり姜似と余七の間に流れる緊張感のある空気のほうが、見ていてドキドキする。お互い意識してるのに素直になれない、あの感じがたまらないんだよ。
それに、余七が裏でしっかり捜査を進めて結果を出しているのもいい。姜似が家の問題で手一杯な時に、彼が外の問題を片付けていく。この二人がそれぞれの場所で戦っている構図が、物語に深みを与えていると思う。静かな回に見えて、実は今後の展開の土台をがっちり固めた、すごく重要なエピソードだったな。
つづく

