善安堂の事件が一段落したものの、後処理に心を痛める姜似(ジャン・スー)。旅の途中、嫁ぎ先で苦労している姉・姜依(ジャン・イー)の痛ましい姿を目の当たりにする。姑からのひどい仕打ちに、姜似は心を痛める。
その後、姉と共に乗った馬車が突然暴走。崖へと向かう絶体絶命の状況に陥る。余七(ユー・チー)の機転と、偶然居合わせた謎の男の助けで九死に一生を得るが、姜似はこの事件が単なる事故ではないと確信。姉の命を狙う黒幕の存在を疑い始める。
さらに道中、身寄りのない一人の女性と出会う。姉の優しさから彼女を屋敷に引き取ることになるが、その出会いが新たな波乱を呼ぶことになる。
「似錦 ~華めく運命~」あらすじネタバレ17話
姉の受難、そして新たな陰謀の影
善安堂の事件は解決した。でも、姜似(ジャン・スー)の心は晴れない。あの診療所を利用した女性たちが、嫁ぎ先でひどい扱いを受けているからだ。そんな姜似(ジャン・スー)が慰める。その二人を遠くから見て、余七(ユー・チー)がめちゃくちゃ嫉妬してる。分かりやすいやつだよな。
一行は旅の途中、白雲寺に立ち寄る。ここは願い事がよく叶うって有名な寺だ。そこで姜似は、とんでもない光景を目にする。姉の姜依(ジャン・イー)が、石段を一段ずつひざまずきながら登っているんだ。
姜依(ジャン・イー)は嫁ぎ先で、女の子しか産めなかったことを姑にいびられ続けている。だから、必死に祈願しに来ていたわけ。見てるこっちが辛くなるよ。あげく、無理がたたって倒れてしまう。夫の朱子玉(ジュー・ズーユー)は慌てて妻を背負って運ぶけど、姑の朱夫人は冷たいもんだ。姜似を見ても嫌な顔をするだけ。この姑、本当にろくでもない。
暴走する馬車!狙われた姉の命
寺からの帰り道、事件は起きた。姜似と姉の姜依が乗った馬車が、突然ものすごい勢いで暴走を始めたんだ。御者は途中で馬車から飛び降りて逃げ出す。完全に計画的犯行だ。
馬車は崖に向かって一直線。もうダメかと思ったその時、余七(ユー・チー)が馬で追いつく。彼は迷わず刀を抜いて、馬と車をつなぐ縄を断ち切った。さすがの判断力だよ。
それでも馬車の勢いは止まらない。崖っぷちでギリギリの攻防が続く。そこに陵水県の校尉、謝殷楼(シエ・インロウ)という男が颯爽と現れた。余七と二人がかりで、なんとか馬車を止めることに成功する。危なかった!
この謝殷楼(シエ・インロウ)、どうやら姜似とは知り合いみたいだ。ちょっと意味深な雰囲気。姜似はすぐにピンときた。これは事故じゃない。姉の命を狙った殺人未遂事件だって。姑の朱夫人が、姉をあの馬車に乗るように仕向けたことを思い出す。あいつが黒幕に違いない。余七も姜似に協力して、真相を突き止めることを約束する。
怪しい侍女、晴児(チンアル)の登場
場面は変わって、姜似と姜依が先祖の墓参りへ向かう道中。三人の男に絡まれている女性を助ける。晴児(チンアル)と名乗るその女性は、父を葬るために身売りしたと言う。
心優しい姉の姜依は、彼女を侍女として引き取ろうとする。でも姜似は、晴児の身の上話にどこか引っかかるものを感じていた。一度はお金を渡して自由にしようとする。だけど晴児は行く当てがないと泣きつき、結局、姉の屋敷に侍女として来ることになった。
姜似の勘は当たっていたかもしれない。夜、姉の夫である朱子玉(ジュー・ズーユー)が、妻に謝殷楼の噂話を探り始める。昔、謝殷楼が姜家の女性に恋をしていた、という内容だ。なんだか様子がおかしい。
姜似は観察を続ける。そして、夫の朱子玉と新しい侍女の晴児の間に、怪しい視線が交わされていることに気づく。晴児は、ただの可哀想な娘じゃない。姉の地位を奪うために、屋敷に送り込まれた刺客かもしれない。
第17話の感想、ちょっとだけ語らせて
今回は、姜似の姉・姜依にスポットが当たった回だったね。それにしても、あの姑の朱夫人がひどすぎる。自分の息子の妻を、あそこまで追い詰めるなんて信じられないよ。見ていて本当に胸が苦しくなった。
夫の朱子玉も、最初は倒れた妻を心配する良い人に見えたんだ。でも、晴児っていう怪しい女が出てきてから、一気に胡散臭くなった。妻に探りを入れるとか、最低だろ。
そんな中で、余七の存在が救いだな。姜似と甄珩(ジェン・ハン)の仲にヤキモチを焼く姿はちょっと可愛いし、馬車を止めるアクションシーンは最高にカッコよかった。このギャップが彼の魅力なんだろうね。新キャラの謝殷楼も、これから物語にどう絡んでくるのか気になる。
とにかく、善安堂の次は姉の家庭問題。姜似の周りには次から次へと問題が起きる。彼女の休まる日はいつ来るんだろうな。
つづく

