斉王府で開かれた宴で、姜似(ジャン・スー)は皇太子から屈辱的な扱いを受ける。その場に居合わせた余七(ユー・チー)は、姜似を守るために皇太子に対して大胆な行動に出る。この事件はすぐに皇帝の知るところとなり、皇子たちと共に余七も裁きを受けることに。この一件が、余七の運命を大きく変える予想外の決定につながっていく。一方、娘の恋模様が気になる父・姜安誠(ジャン・アンチョン)は、余七の素性を調べ始めるが、そこで彼の想像を絶する事実を知ってしまう。

「似錦 ~華めく運命~」あらすじネタバレ25話

宴会で大波乱!太子 vs 姜似(ジャン・スー)&余七

今回の話は、斉王府で開かれた宴会が舞台だ。ここに、あのイヤな太子が乗り込んでくる。崔明月(ツイ・ミンユエ)の件で、まだ姜似(ジャン・スー)を根に持ってるんだよな。太子はわざと姜似(ジャン・スー)の前の衝立をどかさせて、みんなの前で恥をかかせようとする。性格悪いよな、ほんと。

でも、俺たちの姜似は負けてない。逆に太子の痛いところを突くような言葉で、ピシャリと言い返す。これで太子のプライドはズタズタ。完全にブチギレて、手に持ってた碗を姜似に投げつけようとしたんだ。マジで最悪の瞬間だった。

その時だ。ずっと黙って見ていた余七(ユー・チー)がスッと立ち上がった。そして、自分の盃に入っていた酒を、太子の顔面にぶっかけたんだ!いや、マジでスカッとした。周りの皇子たちもドン引き。斉王だけはニヤニヤしてたけどな。そりゃそうだ、皇太子にこんなことできるやつ、普通いないから。

まさかの展開!燕王、爆誕

皇子同士の喧嘩は、当然、皇帝の耳に入る。皇帝はめちゃくちゃ怒って、全員を罰しようとする。太子も斉王も、みんなまとめて正座させられてる。ここで問題になったのが余七の立場だ。

宦官が皇帝にそっと耳打ちする。余七様はまだ皇族として認められていません。なので、皇家のルールでは罰せませんよって。それを聞いた皇帝、ちょっと考えてからこう言った。そうか。じゃあ今から王にしてしまえばいいえ、マジかよ。皇帝は空いていた燕の称号を余七に与えて、燕王に封じてしまった。そして、他の皇子たちと一緒に罰を受けさせたんだ。

この皇帝、食えないやつだよな。息子たちの喧嘩を利用して、ずっと先延ばしにしてた七番目の息子の冊封を一気に済ませちまった。もちろん、当の本人である余七は全然嬉しくない。彼は皇位争いなんてまっぴらごめんだから。静かに生きたいだけなのに、一番面倒なことに巻き込まれた感じだ。

お父さん、大パニック

その頃、姜家ではお父さんの姜安誠(ジャン・アンチョン)が大騒ぎしてた。娘の姜似が想いを寄せている相手が、あの余七だと知ってしまったからだ。姜安誠は、余七がどんな男か心配でたまらない。そこで、余七の同僚である甄珩(ジェン・ハン)に話を聞きに行くことにした。

姜安誠は、余七の家柄が悪くても気にしない、ただ娘を大切にしてくれるならそれでいい、って思ってたんだ。でも、甄珩から聞かされた事実は、彼の想像をはるかに超えていた。余七は…第七皇子ですこの一言に、姜安誠と息子の姜湛(ジャン・ジャン)は完全に凍り付く。皇子だと?普通なら大喜びするところかもしれない。でも姜安誠は違った。相手が皇子なんて、身分が高すぎる。もし将来、娘が邪険にされても、離縁することすらできない。彼は娘が皇室に嫁ぐことを、少しも喜べなかった。ただただ、娘の幸せを願う親心に、こっちが泣けてくる。

一方、姜似は余七が太子を殴って罰せられるんじゃないかと心配してた。でも彼が無事に帰ってきて一安心。それでも、ちょっと拗ねて彼と距離を取ろうとするあたりが可愛いよな。まあ、いきなり王様になっちゃったんだから、戸惑うのも無理はないか。

今回の感想

いやー、今回はマジで神回だったな。話が一気に核心に迫ってきた感じがする。一番の見どころは、やっぱり余七が姜似を守るために太子の顔に酒をぶっかけたシーンだろ。ヒロインのピンチにヒーローが駆けつけるってのは王道だけど、相手が皇太子だからスリルが半端ない。よくやった、余七!ってテレビの前でガッツポーズしちまったよ。

それから、皇帝のしたたかさにも舌を巻いた。息子たちの喧Cを利用して、ちゃっかり余七を燕王に冊封しちゃうんだから。この親父、ただもんじゃない。この一件で、余七は望まない皇位争いの舞台に引きずり出されたわけだ。本人は迷惑そうだけど、物語としては最高に面白くなってきた。

あとは、姜似のお父さん、姜安誠の反応がすごく良かったな。娘の相手が皇子だと知って、普通なら喜ぶところを、逆に娘が不幸になるって本気で心配するんだ。この親心にはグッときた。身分の差っていう、とてつもなくデカい壁が二人の前に立ちはだかった瞬間だった。これから姜似と余七がどうなるのか、目が離せないよ。

つづく