ユー・チーとジャン・スーの仲は深まるが、ジャン・スーの父ジャン・アンチョンは、娘が皇室の争いに巻き込まれることを恐れて二人の関係に反対する。一方、宮中では皇子たちの妃を選ぶための観花宴が開かれることが決まり、ジャン・スーも招待を受ける。ユー・チーはこの宴の席で、ジャン・スーとの関係を公にしようと決意を固める。しかし、ユー・チーに執着する崔明月(ツイ・ミンユエ)は、皇帝に取り入って妃の座を虎視眈々と狙っていた。それぞれの思惑が渦巻く中、波乱を予感させる観花宴の幕が開く。

「似錦 ~華めく運命~」あらすじネタバレ26話

親の心、子知らず?ユー・チーの訪問と父の壁

まず、ユー・チーがジャン・スーに会いに来た。でも、家の前で父親のジャン・アンチョンに止められちゃうんだ。そりゃそうだよね。自分の可愛い娘が皇子と付き合って、皇室のゴタゴタに巻き込まれるなんて父親としては絶対嫌だろ。

ユー・チーは俺が必ずジャン・スーを守りますって約束する。でも、ジャン・アンチョンは信じられない。皇室にいたら自分の思い通りにはいかないもんだって言うんだ。うん、これは正論。父親の心配が痛いほどわかる。

その頃、家の中では姉のジャン・イーがジャン・スーに気持ちを確認してた。ジャン・スーははっきりユー・チーのことが好きって認める。こっちの覚悟はもうとっくに決まってるみたいだね。

それぞれの恋模様

今回は他のカップルにも動きがあったよ。

ジャン・ジャンと男前な彼女

弟のジャン・ジャンは、盧楚楚(ルー・チューチュー)になんでそんなに大侠(正義の味方)になりたいのか聞いてた。彼女の答えがまたカッコいいんだ。

小さい頃から軍の駐屯地で育った彼女は、周りは男だらけ。女が男に助けられるのをずっと見てきたらしい。助けられるだけの女で終わりたくない。自分が人を助ける側になりたいってさ。この心意気、最高じゃない?ジャン・ジャンも反感どころか、むしろ彼女を褒めてた。この二人、いい感じに進展しそうだね。

ジェン・ハンと福清公主の静かな進展

ジェン・ハンは、目の見えない福清公主のために特別な凧を作ってあげてた。凧に風笛がついてて、飛んでる時も音で場所がわかるようになってるんだ。この優しさ、染みるね。

この話は皇后の耳にも入る。側仕えのばあやが公主ももう結婚適齢期ですよなんて話をしてて、二人の縁談も現実味を帯びてきた感じ。

宮廷のドロドロは加速中

恋愛パートだけじゃない。宮廷のきな臭い話も進んでる。

皇帝を狙う黒い影と父の出世

ユー・チーとジェン・ハンが調査してる刺客事件、どうもかなり根が深いみたい。偉い役人まで関わってるのがわかってきた。

おまけに、天文や天気を司る司天監にも裏切り者がいた。わざと嘘の天象を報告して、刺客の計画を手助けしてたんだ。皇帝もさすがに人間不信になるよな。

そこで、新しい司天監の責任者が必要になる。このチャンスにジェン・ハンがジャン・スーの父、ジャン・アンチョンを推薦した。これは大出世の機会になるかもしれない。

崔明月(ツイ・ミンユエ)のヤバすぎるアピール

で、今回一番ヤバかったのが崔明月(ツイ・ミンユエ)。こいつの執念はホラー映画レベル。

皇帝の歓心を買うために、なんと医者と組んで自分の血を薬の材料にして皇帝に飲ませるんだ。怖すぎだろ!皇帝はそんなこととは知らずに俺のためにこんな犠牲を…って大感動。

皇帝に会った時も、わざとフラフラして倒れそうなフリ。弱々しい女を演じるのがうまい。そして、このタイミングでユー・チー様と結婚させてくださいって願い出るんだ。皇帝は彼女の郡主の身分まで元に戻してやる始末。本当に厄介な女だよ。

観花宴、波乱の幕開け

物語のクライマックスは、皇子たちの妃選びの場となる観花宴だ。

ユー・チーの決意

ユー・チーは、どうしてもジャン・スーに会いたくて夜中にこっそり訪ねてくる。そこで、宮中で妃選びの宴会が開かれることを伝えるんだ。

彼は決意してた。この観花宴で、君との関係をみんなの前で公表するって。おお、ついに来たか!男を見せたね、ユー・チー。

その後、彼は実の母親である賢妃にも会いに行く。賢妃は最初、息子に冷たかった。でも、彼が兄の斉王の助けになるかもって思って会うことにする。ユー・チーが妃を選びたいって話すのを聞いて、彼の純粋なところに少し好感を持ったみたいだ。

女たちの戦場へ

ついに観花宴の招待状が姜家に届く。おばあ様は大喜び。でも、叔母の肖氏(しょうし)はジャン・スーが選ばれたことに嫉妬丸出し。

宴が始まる前にも一悶着。会場で崔明月(ツイ・ミンユエ)がジャン・スーにばったり会う。ジャン・スーが自分と似た服を着てるってだけでブチギレ。部下に命じて服を破り捨てさせようとするんだ。性格の悪さが滲み出てる。

そこに長公主が現れて、崔明月を止める。ここで騒ぎを起こして損をするのはあんたよって諭す。さすがに冷静だね。

そして、妃選びの選考が始まる。でも、ユー・チーの母親である賢妃がジャン・スーを見る目がもう完全にアウト。彼女はジャン・スーが自己主張が強すぎるし、評判も良くないって気に入らない様子。賢妃が欲しいのは、自分が裏で操れるような、素直で従順な嫁なんだ。これは…とんでもない壁が出てきたぞ。

第26話の感想|女の執念って怖い

いや、もう今回は崔明月に全部持ってかれた感じ。自分の血を薬に混ぜて飲ませるって、どんな手を使ったらそんな発想になるんだ。愛情じゃなくて、もはや狂気だよ。それにまんまと感動しちゃう皇帝もちょっとどうなの、ってツッコミたくなる。

ユー・チーとジャン・スーは、やっとお互いの気持ちを確かめ合って、これからって時なのに、周りが敵だらけで本当に大変。ジャン・スーのお父さんの心配もすごくわかるし、ユー・チーのお母さん、賢妃が新たなラスボスとして立ちはだかってきた。自分の思い通りになる嫁が欲しいって、息子の気持ちはどこ行ったんだよ。

そんなドロドロの中で、ジャン・ジャンの恋の相手、盧楚楚(ルー・チューチュー)の男前なセリフは一服の清涼剤だったな。彼女みたいな強い女性、応援したくなる。いろんな人間模様が複雑に絡み合って、一瞬も目が離せない回だった。

つづく