燕王と蜀王の妃を選ぶための選考会がついに始まった。一度は婚約を破棄された過去を持つ姜似(ジャン・スー)も、候補者として参加する。最初の審査は絵画。ここで姜似は、何者かの策略により、描いたはずの絵が白紙になるという絶体絶命の窮地に立たされる。しかし彼女は持ち前の聡明さで、この危機を乗り越えていく。選考会のクライマックスは、王族が意中の女性に花を贈る儀式。ここで燕王・余七(ユー・チー)が、誰も予想しなかった驚きの行動に出る。彼の決断は、姜似だけでなく、宮中の人々の運命をも大きく揺るがすことになる。
「似錦 ~華めく運命~」あらすじネタバレ27話
いやー、今回の第27話、マジですごかった。王妃選考会がメインだったんだけど、もう波乱だらけ。姜似(ジャン・スー)の独壇場だったね。
まさかの大逆転劇!姜似(ジャン・スー)、王妃選考会で魅せる
ついに始まった燕王と蜀王の王妃選考会。姜似(ジャン・スー)も候補者の一人として参加する。でも彼女、一度は婚約破棄された身だ。周りからは冷たい視線を向けられる。特に嫻妃(かんひ)なんかは側室ならまだしも正妃候補なんてありえないって顔に書いてある。そりゃそう思う人もいるか。
白紙の絵に隠されたトリック
最初の審査は絵画。ここでいきなり事件が起きる。
ライバルの崔明月(ツイ・ミンユエ)の絵は皇帝に絶賛される。彼女は得意げに姜似に勝ち誇る。いかにもな悪役ムーブで分かりやすい。
次に姜似の番が来た。広げられた絵巻は、なんと真っ白。会場はざわつく。試験官に問い詰められる姜似。絶体絶命のピンチだ。でも、ここからの彼女が本当にすごかった。
姜似は少しも慌てない。紙から無痕草っていう特殊な草の匂いを嗅ぎつける。この草を墨に混ぜると、時間が経つと絵が消えるらしい。完全に誰かの仕業だ。
彼女は一杯の水を絵にさっとかけた。すると、消えていたはずの見事な黒牡丹が浮かび上がってきたんだ。この鮮やかな逆転劇には、皇帝も感心するしかない。犯人の試験官は即刻捕らえられた。見ていてスカッとしたよ。
運命の花選び、余七の決断がヤバい
選考会は進んで、クライマックスの花贈りの儀式へ。これは王族の男たちが、気に入った女性に花を贈るっていうもの。
まず蜀王が動いた。彼が花を贈ったのは、なんと姜似。これには皆が驚く。
でも、本当の衝撃はその後に来た。燕王・余七(ユー・チー)の番だ。彼は用意された6本の花を、すべて姜似一人に捧げたんだ。
会場は完全に凍りついた。前代未聞の出来事だからね。余七の母である賢妃(けんぴ)は怒りで顔が引きつってる。彼女の中では姜似は完全にナシだったから、無理もない。
後で賢妃に問い詰められた余七は、きっぱりと言い放つ。妻は姜似しか考えられない。いや、男前すぎるだろ、君。皇帝ですら、かつて同じことができなかった自分を思い出して、余七を羨ましそうに見ていた。
ついに勅命!姜似、燕王妃へ
この一件で、姜似の周りは大騒ぎになる。家に帰ると、祖母は心配でたまらない。有力者たちを敵に回したんじゃないかって。肖氏(しょうし)はここぞとばかりに悪い噂を吹き込む。本当に性格が悪い。
一方、崔明月(ツイ・ミンユエ)の家では本人が大荒れ。庭の花を焼き払って、母親に余七を手に入れてよ!って泣きつく始末。
そんな中、東平伯府に宮中から勅使がやってくる。一家は悪い知らせじゃないかと緊張する。
でも、勅使が読み上げたのは最高の知らせだった。
姜似を燕王妃に封ずる
この瞬間、家の空気は一変した。心配していた祖母も大喜び。伯爵家から皇族の妃が出るなんて、これ以上ない名誉だからね。ただ一人、娘の将来を姜似に越された肖氏(しょうし)だけが、悔しさに唇を噛んでいた。
第27話の感想、ぶっちゃけこう思う
今回の話は、まさに痛快の一言に尽きる。前半の絵画審査での逆転劇は、姜似の賢さと度胸が際立っていて最高だった。白紙の状態から一瞬で犯人のトリックを見抜き、鮮やかに自分の絵を復活させるシーンは、見ていて本当に気持ちがいい。
そして、余七の花贈りのシーン。これはもう、このドラマの名場面の一つになるんじゃないかな。周りの目も、母親の反対も全部無視して、自分の気持ちを貫き通す。6本の花を全部一人の女性に捧げるっていう行動が、彼の覚悟の強さを物語っている。皇帝が昔の自分と重ねて彼を羨むっていう描写も、すごく深みがあって良かった。
賢妃の怒りや肖氏(しょうし)の嫉妬、崔明月(ツイ・ミンユエ)のヒステリーみたいな、周りのキャラクターの反応がリアルで面白い。主人公が輝けば輝くほど、敵の存在も際立ってくる。姜似はついに燕王妃の座を手に入れたけど、これで彼女の敵がさらに増えるのは間違いない。穏やかな日々はまだ遠そうだね。
つづく

