姜似(ジャン・スー)と余七(ユー・チー)の結婚に凶兆という占いの結果が突きつけられる。しかし余七は皇帝の命令に背いてでも姜似だけを娶ると宣言する。そんな中、姜似の父・姜安誠(ジャン・アンチョン)が、余七の出生にまつわる20年前の陰謀の真相を告白。すべての黒幕が栄陽公主(えいようこうしゅ)であることを知った二人は、共に戦う決意を固める。一方、二人の関係を快く思わない余七の母・賢妃は、宮中で姜似に厳しい試練を与える。過去の謎と現在の対立が交差し、二人の反撃が始まろうとしていた。
「似錦 ~華めく運命~」あらすじネタバレ30話
父の願いと、姜似(ジャン・スー)の覚悟
まず冒頭から重いシーン。姜似(ジャン・スー)のお父さん、姜安誠(ジャン・アンチョン)が子供たちを集めるんだ。そして、亡き母の復讐はするな、と誓わせようとする。子供たちの安全を考えてのことなんだろうね。
最初はみんな反発する。当たり前だよな。でもお父さんが家から追い出すぞって脅したら、姉の姜依(ジャン・イー)と弟の姜湛(ジャン・ジャン)は渋々受け入れる。でも、姜似だけは違った。家を追い出されても構わない。母親の無念は絶対に晴らすって、きっぱり言い切るんだ。この子の強さは本物だね。お父さんも辛い立場だけど、姜似のこの覚悟は誰にも止められないよ。
皇帝の命令もぶった斬る余七(ユー・チー)
場面は変わって宮中。景明(けいめい)帝が余七(ユー・チー)を呼び出す。司天監の占いで余七と姜似が結婚すると国に災いが起きるとか言われたらしい。またそういう占いネタかよって感じ。で、皇帝は崔明月(ツイ・ミンユエ)も一緒に娶れば災いは消えるなんて提案をする。つまり側室を持てってこと。
でも、俺たちの余七はそんなことで揺らがない。妻は姜似ただ一人ですって、皇帝の命令をバッサリ断る。いや、カッコよすぎでしょ!普通、皇帝にそんなこと言えないって。しかもその足で、昔の占いの記録を調べるために宮殿を飛び出すんだ。彼の姜似への愛は、もう誰にも止められない。
ついに明かされる20年前の真実
ここが今回のハイライトだった。夜、姜安誠(ジャン・アンチョン)が余七を呼び出して、ついに全部告白するんだ。
実は、余七が生まれた日、当番だったのは姜安誠だった。彼はその日が大吉の運勢だとちゃんと観測してた。でも、何者かが彼と交代して、記録を凶兆に書き換えたんだ。
その裏には、栄陽公主(えいようこうしゅ)がいた。ちょうどその頃、崔旭(ツイ・シュー)っていう将軍が戦に負けた。栄陽公主(えいようこうしゅ)は、その失態を隠すために不吉な赤子が生まれたせいだってことにした。その赤子が、余七だったんだ。このせいで、余七のお母さんである賢妃は、貴妃への昇進のチャンスを潰された。
とんでもない話だよな。全部、栄陽公主の策略じゃん。
最悪なことに、この話を姜似が全部立ち聞きしちゃう。自分の父親が、余七を苦しめた陰謀の一部を知っていたこと。そして、二人が一緒になることを反対していた本当の理由を知ってしまったんだ。
賢妃、姑バトル開始?
真実を知った姜似と余七は、自分たちの潔白を証明しようと決意する。でも、新たな壁が立ちはだかる。余七のお母さん、賢妃だ。
息子が姜似に夢中で、皇帝の縁談まで断ったことが後宮の笑いものになって、賢妃はカンカン。そこに、あの斉王妃がやってきて、さらに火に油を注ぐんだ。ほんと、あの女はろくなことしない。
怒り心頭の賢妃は、宮中に来た姜似を呼びつけて、これでもかってくらいイビり倒す。わざと難しい作法をさせたり、みんなの前で叩いたり。でも、姜似は負けない。叩かれても顔色一つ変えず、逆に賢妃に言い返すんだ。この気の強さ、見てて清々しいよ。結局、賢妃は姜似を宮殿に閉じ込めて、女則を書き写させるっていう、陰湿な罰を与える。
余七、颯爽と登場!
姜似がピンチ!ってところに、もちろん彼が駆けつける。斉王妃がわざとらしく姜似様が叩かれてましたよって余七にチクったおかげで、余七はブチギレ。
賢妃の部屋に乗り込んできて、俺の女に何してんだって感じで、母親に真っ向から逆らう。母子の間で火花が散るけど、余七は姜似の手を引いて、颯爽と連れ去っていく。いやー、待ってました!この展開。母親相手でも容赦なく姜似を守る姿は、まさにヒーローだね。
この一件で、姜似は余七に新たな情報を伝える。皇后と栄陽公主が親しいこと、皇后になれたのも公主の推薦だったこと。つまり、公主が宮中にスパイを送り込むのは簡単だったってことだ。そして余七も、自分が生まれた日が大吉だったという証拠を掴む。二人の反撃が、ここから始まるんだ。
感想
今回はマジで神回だった。今まで点と点だった謎が一気につながって、物語の核心が見えてきた感じ。姜安誠の告白シーンは、本当に息をのんだよ。20年も前の陰謀が、今こうして二人の運命を縛り付けていたなんて、ドラマチックすぎる。
姜似のブレない強さと、余七の絶対的な愛情が、見ていて本当に気持ちいい。特に、賢妃にイビられても一歩も引かない姜似の姿には痺れた。彼女はただ守られるヒロインじゃないんだよな。自分で戦う覚悟ができてる。
そして、母親にすら逆らって姜似を助けに来た余七。彼の行動一つ一つが、もう愛そのもの。この二人の絆の深さには、本当にグッとくる。栄陽公主っていう巨大な敵に対して、二人がどう立ち向かっていくのか。賢妃との嫁姑バトル(?)も本格化しそうだし、面白くならないわけがない。
つづく

