あらすじとネタバレ
福清公主の失明と姜似(ジャン・スー)の潜入
余七(ユー・チー)が事件の捜査中に、木の下から古い酒瓶を掘り出した。司天監の役人は、中に証拠があるんじゃないかと大騒ぎ。でも、黒幕の栄陽公主(えいようこうしゅ)は全然慌ててない。昔の証拠は全部消したって自信満々だ。こっちが何をしても、余裕の態度を崩さないのが腹立つよな。
その頃、宮殿では福清公主がそわそわしていた。新しい先生が来るらしい。どんな人か不安だったみたいだけど、現れたのはなんと想い人の甄珩(ジェン・ハン)。福清、めちゃくちゃ嬉しそうだったな。そりゃそうだろ。
一方、弟の姜湛(ジャン・ジャン)は母の復讐ができなくて落ち込んでる。気を紛らわすために、ひたすら肉体労働。見てられないよ。許嫁の盧楚楚(ルー・チューチュー)が心配して声をかけるけど、父との約束で何も話せない。でも、優しい盧楚楚(ルー・チューチュー)のおかげで、姜湛(ジャン・ジャン)はついに母が毒殺されたことを打ち明けた。盧楚楚は手伝うって言うけど、姜湛は彼女を巻き込みたくない。この二人の関係も切ないんだよな。
場面は変わって、姜似(ジャン・スー)と余七(ユー・チー)が皇后に挨拶に行く。そこで姜似はあることに気づく。皇后の部屋に飾られた花かごが、自分が前に作ったものだった。これは何か意味があるのか。そこに福清公主もやってくる。姜似は、福清の目が見えなくなっていることを知る。
ここから姜似が動く。皇后にお願いして、三日間だけ宮中に泊まり込む許可をもらうんだ。表向きは礼儀作法を学ぶため。でも本当の目的は違う。福清の失明は、南烏の蠱虫っていうヤバい虫のせいだと見抜いていた。宮中にいる犯人を見つけるための潜入捜査だ。
宮中に潜む南烏の間者
皇后は娘の目が蠱虫のせいだと知って、すごくショックを受けていた。自分は誰にも恨まれてないのに、どうして娘が狙われるのかって。姜似は、一緒に犯人を見つけましょうと皇后を力づける。これで皇后という強力な味方ができた。
栄陽公主(えいようこうしゅ)も、姜似が皇后の宮殿にいると聞いてた。皇后を味方につけるつもりだろうと読んでるけど、まだ余裕だ。この女の自信はいつ崩れるんだろうな。
皇帝も動いてた。福清の先生になった甄珩(ジェン・ハン)を呼んで、娘への気持ちを探ってる。皇帝は、甄珩を福清の婿にしたいみたいだ。でも甄珩は、身分の違いから自分の気持ちを押し殺してる。もどかしい!そんな時、福清が凧揚げで転びそうになる。甄珩がとっさに助けようとして、気持ちがバレバレになる。皇帝、ニヤニヤしてただろうな。
夜、福清が悪夢にうなされて叫ぶ。それを聞いた姜似は、福清が栄陽公主の秘密を目撃したのかもしれないと確信する。いよいよ核心に近づいてきた。
聖女の力と蠱毒の正体
姜似と余七は、皇后の侍女に怪しい人物がいると睨む。その名は朵嬷嬷(ドゥオばあや)。余七が手配するんだけど、なぜか別人を屋敷に連れてきちゃう。おいおい、肝心な時にドジるなよ。すぐに間違いに気づいて、大急ぎで皇宮に戻る。
その頃、宮殿では朵嬷嬷が正体がバレたと感づいて、姜似を殺そうとしていた。絶体絶命のピンチ!ここで姜似が隠していた切り札を出す。自分の体にある聖女の証を見せつけたんだ。
私は南烏の聖女だ
そう言って、聖女の権威で朵嬷嬷に命令する。福清公主の体から蠱虫を取り除け、と。この展開は熱い!まさか姜似が聖女だったなんて。
蠱虫を取り除く処置が始まる。虫は長年、福清の体に住みついていた。だから、引きはがされる時にものすごく抵抗する。福清は想像を絶する痛みに襲われる。皇帝も皇后も、娘の苦しむ姿を見ていられなくて辛そうだ。でも福清は歯を食いしばって耐え抜いた。
そしてついに、蠱虫は完全に取り除かれた。翌朝、福清の目はすっかり元通りに。皇帝は大喜びで、大手柄の姜似に褒美を与えるってさ。いや、褒美どころの話じゃないだろ。本当にすごいよ、姜似は。
今回の感想
いやあ、今回は姜似の聖女パワーが炸裂した回だったな。ただのお嬢様じゃないってのは分かってたけど、ここまでとは。あのタトゥーみたいな証を見せて、犯人の侍女に命令するところは鳥肌立ったよ。余七もカッコいいけど、今回は完全に姜似が主役だった。普段は冷静なのに、いざという時の行動力と度胸が半端じゃない。
あと、福清公主と甄珩のじれったい恋模様もいいアクセントになってる。皇帝が二人のキューピッド役を買って出てるのが面白いよな。身分違いだけど、なんとかうまくいってほしい。
それにしても余七、犯人のばあやを間違えて連れてくるとか、ちょっと抜けてて可愛いじゃないか。完璧なヒーローもいいけど、こういう人間味がある方が親しみやすい。栄陽公主はまだ余裕ぶっこいてるけど、福清の記憶が戻ったらどうなるか。そろそろ尻尾を掴まれそうで、次の展開が楽しみで仕方ない。
つづく

