怪我の療養を続ける余七(ユー・チー)のもとに、彼の妹だと名乗る盧楚楚(ルー・チューチュー)が突然現れる。そこへ姜似(ジャン・スー)もお見舞いに訪れ、余七は気まずい状況に立たされる。盧楚楚の無邪気な一言が、彼の秘密を危うくする。一方、都城司では曹興昱(ツァオ・シンユー)の捜査が続いていた。彼の屋敷から新たな証拠が見つかり、事件の闇がさらに深いことが判明する。曹興昱の身柄をめぐって都城司と別の組織が対立し、権力者たちの思惑が渦巻く。捜査が行き詰まる中、姜似は事態を打開するため、ある大胆な策を提案する。

「似錦 ~華めく運命~」あらすじネタバレ7話

いやー、今回も色々動いたね。さっそく第7話、振り返っていこうか。

仮病と妹の登場で、余七(ユー・チー)が大ピンチ

まず笑ったのが余七(ユー・チー)のところ。怪我のフリして寝込んでる余七の部屋に、いきなり女の子が訪ねてくる。盧楚楚(ルー・チューチュー)っていうんだけど、なんとこの子、余七の妹だった。余七は必死に隠れようとするんだけど、あっさり見つかる。気まずそうにしてるのが面白い。

どうやらこの妹、婚約から逃げて家出してきたみたい。兄妹で話してるところに、今度は姜似(ジャン・スー)が手作りのスープを持って登場。もうね、余七の顔が引きつってる。最悪なことに、この妹、すごく素直で悪気がないんだ。姜似(ジャン・スー)の前でお兄ちゃんが作った赤羽騎ってすごいね!とか、余七の秘密をペラペラ喋っちゃう。

余七は慌てて重傷人のフリを再開。姜似が心配してスープを飲ませようとする。そしたら妹がお兄ちゃん、姜似さんをいじめないで!って、なぜか姜似の味方をする。もうめちゃくちゃ。余七はなんとか口実を見つけて、この嵐のような妹を部屋から追い出した。

都城司 vs 疾風衛、曹興昱(ツァオ・シンユー)の身柄をめぐる攻防

場面は変わって、都城司。余七は腕の傷が治りきってないのに職場復帰。長興侯のバカ息子、曹興昱(ツァオ・シンユー)の捜査は続いてる。彼の屋敷から、精力剤みたいなヤバい薬が見つかった。しかも、その成分には国が禁止してる薬物が含まれてた。余七はこいつ、もっとデカい罪を隠してるなって確信する。

捜査を進めてると、今度は疾風衛っていう別の組織のトップ、韓然(ハン・ラン)が乗り込んできた。曹興昱の身柄はこちらで引き取るって高圧的に言ってくる。もちろん余七は拒否。あんたが持ってる令状、内容が曖昧すぎるって一歩も引かない。男たちのプライドがぶつかり合う、なかなかの緊張感だった。

その裏で、曹興昱の親父である長興侯は動いてた。栄陽公主(えいようこうしゅ)に泣きついて、助けてもらう約束を取り付けようとしてる。ただし、助かったら都から出ていけっていう条件付き。権力者たちの汚い取引が水面下で進んでるわけだ。

最後の切り札は、皇帝への直訴

牢屋の曹興昱は、完全に黙秘。見つかった薬のことも俺のじゃないの一点張り。そこで余七は、揺さぶりをかける。疾風衛が持ってきた令状を見せて、お前、売国奴の疑いで連れて行かれるぞって脅すんだ。疾風衛って言葉を聞いた瞬間、曹興昱の顔色が変わる。図星だったみたいだね。

でも、相手は侯爵家の人間。都城司だけの力じゃ、どうにも裁けない。被害者の秀娘子(シウニャンズ)も、犯人が罰せられないことに絶望してた。ここで、姜似が動く。彼女がこうなったら、皇帝陛下に直接訴えるしかないって、とんでもない案を出すんだ。

そして、秀娘子(シウニャンズ)はそれを実行する。お忍びで街を視察していた景明(けいめい)帝の行列の前にひざまずいて、直訴した。これで話が大きく動く。景明(けいめい)帝は自ら、秀娘子の話を聞くことを決めた。

この展開に、長興侯も栄陽公主(えいようこうしゅ)も焦る。長興侯はまた栄陽公主に助けを求めたけど、もう無理。相手は皇帝よって、彼女はあっさり長興侯を見限る。それどころか、曹興昱が外国と通じていた決定的な証拠を突きつけて、息子を見捨てるか、家が滅びるか、選びなさいって迫る。結局、長興侯は家を守るために、息子を切り捨てることを選んだ。

第7話の感想:ついに巨悪が追い詰められる!

今回は前半のコメディと後半のシリアスな政治劇のバランスが絶妙だったね。余七と妹のやり取りには普通に声出して笑った。あの妹、天真爛漫すぎて最高。余七がタジタジになってるのが新鮮だった。

でも、一番の見どころはやっぱり姜似の活躍。ただ守られてるだけのお嬢様じゃない。彼女が提案した皇帝への直訴っていう一手で、膠着してた状況が一気に動いた。この行動力と頭のキレは、本当に魅力的だ。

権力者たちの腹の探り合いも、すごくリアルに描かれてた。特に栄陽公主の冷徹さ。味方だと思ってた長興侯を、自分の立場が危うくなると知るやいなや切り捨てる。あの非情な判断にしびれたよ。曹興昱みたいなクズ一人を裁くのに、ここまで大きな力学が働くっていうのが面白い。都城司だけじゃどうにもならない壁を、皇帝っていう最終兵器で打ち破る展開は、見ていて本当にスカッとした。

つづく