あらすじとネタバレ

余七(ユー・チー)、その正体がついに…

宮廷では、刺繍職人の直訴騒ぎが一段落。景明(けいめい)帝は、この一件の裏に甄珩(ジェン・ハン)がいたことを見抜いてた。さすが皇帝、鋭いね。呼び出された甄珩(ジェン・ハン)は、悪びれる様子もない。堂々と姜似(ジャン・スー)と余七(ユー・チー)の活躍を褒めたたえる。この一件で、皇帝の耳にも姜似(ジャン・スー)と余七の名前がしっかりインプットされたわけだ。

皇帝は、皇子たちが集まるのを見て、ふと寂しさを感じる。そこにいない一人の息子、賢妃が生んだ七皇子のことを思い出していた。七皇子は、生まれた時に不吉の子というレッテルを貼られた。母である賢妃は、息子の命を守るために宮廷から遠ざけることを皇帝に頼んだんだ。

側仕えの劉公公は、皇帝の気持ちを察して七皇子を呼び戻すよう進言する。皇帝はまだ宮廷が不安定なことを理由にためらう。息子を政争に巻き込みたくない親心だね。ここで劉公公が衝撃の事実を口にする。赤羽騎を率いて手柄を立てている、あの余七こそが七皇子だ、と。そう、やっぱり余七はただ者じゃなかった!皇帝は、今息子を呼び戻すべきか、深く悩むことになる。

その余七本人も、ついに動き出す。今まで避けてきた自分の過去と向き合うことを決めた。自分を陥れた黒幕を突き止めるために、部下に調査を命じるんだ。

姜似、商売を始める

一方、俺たちの姜似はたくましい。自分の力で生きていくため、店を開いて商売を始めることを決意する。この話を聞いた父の姜安誠(ジャン・アンチョン)と兄の姜湛(ジャン・ジャン)の行動が泣ける。二人は、姜似の夢を応援するために、自分たちが大切にしていた蔵書を全部売ってしまう。そうやって娘のために資金を用意してくれたんだ。家族の愛に、姜似も深く感動する。ただ、商売を卑しいものと考えるお祖母様には、この件は内緒で進めることになった。

店の準備は順調に進む。でも、一緒に働いてくれる女性がなかなか見つからない。そんな時、友人の盧楚楚(ルー・チューチュー)が助け舟を出してくれた。化粧品店を経営していた経験を持つ柔児という女性を紹介してくれたんだ。これで姜似は、商売のノウハウを知る頼もしい仲間を手に入れた。

開店!そして恋の火花

ついに、姜似の店の開店日。余七は、この日のためにばっちりオシャレして祝いに駆けつける。かわいいところあるじゃないか。ところが、店には恋のライバル・甄珩の姿も。余七は、あからさまに嫉妬モード全開。みんなが祝いの品を渡す中、甄珩のプレゼントに対抗して、自分も慌てて贈り物を取り出す姿が面白い。男のプライドがぶつかり合う瞬間だね。

新たな恋の予感?

甄珩の母、甄夫人が登場する。彼女は息子の結婚を早くまとめたくて仕方ない。甄珩が姜似の店から持ち帰った香料を見て、彼に想い人がいると勘違い。問い詰められた甄珩は、仕方なく姜似の名前を出す。甄夫人は、婚約破棄で世間を騒がせた姜似に興味を持つ。実際に姜似の店を訪れてみると、その働きぶりや人柄にすっかり感心してしまう。これは強力な味方になるかもしれない。

場面は変わって、姜家のお祖母様の誕生祝いの日。甄夫人は、姜家との関係を深めるチャンスとばかりに、甄珩を連れて屋敷を訪れる。そこで甄珩は、姜似の従姉妹である姜佩(ジャン・ペイ)と偶然ぶつかってしまう。この出会いで、姜佩(ジャン・ペイ)は甄珩に一目惚れ。また一つ、新たな恋の矢印が生まれてしまった。

感想

いやー、今回は情報量がすごかった。まず、余七の正体がついに判明!やっぱり皇子だったか。皇帝が息子を想う苦悩も描かれていて、物語にグッと深みが増した感じがする。ただの恋愛ドラマで終わらないのが、この作品のいいところだね。

そして、何より応援したくなるのが姜似の行動力。自分の足で立とうと商売を始める姿は見ていて清々しい。それを全力でサポートするお父さんとお兄ちゃんには、正直泣かされた。家族っていいな、と素直に思えるシーンだった。

恋愛面では、余七と甄珩の火花散るライバル関係がたまらない。姜似をめぐる二人の男の静かな戦いは、見ていてニヤニヤが止まらないよ。特に、嫉妬を隠せない余七が人間味あってすごくいい。

最後に現れた甄珩のお母さんもいいキャラしてるし、姜佩の登場で四角関係にでも発展するのか?って感じで、もう目が離せない。

つづく