第12話 あらすじ(ネタバレあり)
夏蘭(からん)の罠、再び
夏蘭(からん)、ほんと懲りないよな。夏語氷(かごひょう)が商売でうまくいくのが、やっぱり気に入らないみたいだ。今回はなんと、盗賊を雇って商品を強奪させた。やり方がどんどん悪質になってる。
店では予約分の商品が届かなくて大騒ぎだ。夏語氷(かごひょう)はひたすらお客さんに頭を下げるしかない。でも、商品は城の外の山道で奪われた。犯人を追うのは、かなり難しい状況だ。
許子顔(きょしがん)、空回りの大奮闘
夏語氷のピンチを見て、許子顔(きょしがん)が黙っていられるわけがない。彼は彼女を助けるために、一人で山にお茶を採りに行った。予約分の商品をなんとか届けたい、その一心だったんだ。でも、これがまた裏目に出る。
彼は野生の茶葉だと思って、ガンガン摘み取っていた。それが、実は地元の茶農家が育てていた茶葉だった。当然、農家の人たちが店に怒鳴り込んでくる。金払え!って大騒ぎさ。この場を収めたのは、意外にも趙玲瓏(ちょうれいろう)だった。彼女がポンとお金を出して、賠償問題を解決してくれた。うーん、この人、敵なのか味方なのか、まだよく分からない。
救世主はまさかの二人
一方、姉の夏柳青(かりゅうせい)は気晴らしに城の外を散策していた。そこで偶然、例の盗賊たちに遭遇する。彼らの話を聞いて、すぐに夏語氷の商品を奪った連中だと気づいた。ここからの夏柳青(かりゅうせい)が、マジでかっこいい。武術の心得がある彼女は、あっという間に盗賊たちを全員倒してしまう。強すぎるだろ、姉ちゃん!
夏柳青は盗賊たちと奪われた商品を、全部まとめて街に連れ帰った。その道中で、小江っていう役人を目指す青年に出会う。彼は盗賊を捕まえようとして怪我をしてた。夏柳青が彼の手当てをするんだけど、その傷を見てハッとする。昔、自分を助けてくれた少年の傷とそっくりだったんだ。もしかして、彼が…?って感じの展開だ。葉文昭(ようぶんしょう)は、夏柳青が小江に親切なのが面白くないみたいで、完全に嫉妬してる。
暴かれる黒幕、だけど…
夏柳青のおかげで、商品は無事に戻ってきた。盗賊たちを問い詰めたら、やっぱり黒幕は夏蘭だった。夏語氷は証拠を突きつけに夏蘭のもとへ向かう。でも、夏蘭は一枚上手だった。
薛慕(せつぼ)の入れ知恵で、完璧な言い訳を用意してたんだ。証拠を目の前にしても私じゃないの一点張り。法律まで持ち出して、自分は無関係だと主張する。結局、夏蘭を追い詰めることはできなかった。本当に腹が立つよな。
一件落着かと思いきや、街では新たな騒ぎが起きていた。許子顔と趙玲瓏(ちょうれいろう)が親密そうにしている絵が描かれたゴシップ紙が出回ったんだ。夏語氷がそれを見てしまう。問題が一つ解決したと思ったら、すぐ次の問題が降ってくる。休む暇もないな、本当に。
第12話の感想、ちょっとだけ語らせて
今回は夏蘭の性悪っぷりがさらに加速した回だったな。盗賊まで雇うなんて、もう犯罪の領域だろ。彼女の執念深さには、ある意味感心するよ。それに対して、許子顔の空回りっぷりがまた切ない。夏語氷を助けたい一心なのは伝わるんだけど、やることなすこと裏目に出る。でも、彼のそういう不器用な優しさが、夏語氷の心を動かしてるんだよな。肩にもたれて眠っちゃうシーンとか、見てるこっちがドキドキしたよ。
そして何より、夏柳青!彼女のアクションシーンは最高にスカッとした。ただ強いだけじゃなくて、過去の恩人かもしれない青年との出会いもあって、彼女の物語も動き出した感じだ。葉文昭(ようぶんしょう)の嫉妬も絡んできて、こっちの恋愛模様も面白くなってきた。趙玲瓏も本格的に参戦してきて、人間関係がどんどん複雑になっていく。目が離せないよ。
つづく

