許子顔(きょしがん)は、自分の力で生きていくため、新たな事業に奔走する。そんな彼女の前に、優しく寄り添ういとこの薛慕(せつぼ)が現れる。一方、許子顔は素直になれず、陰から彼女を見守ることしかできない。三人の想いが複雑に交錯する中、突然の殺人事件が発生。なんと、その容疑者として許子顔が逮捕されてしまう。絶体絶命の彼を救うため、夏語氷が事件の真相究明に乗り出す。
「流転の花嫁 ~Rewriting Destiny~」あらすじネタバレ14話
すれ違い続ける二人、そして新たな悲劇
いやー、今回の話はキツかったな。お互い好きなのに、なんでこうもこじれるのか。
まず、許子顔(きょしがん)。気丈に振る舞ってはいるけど、見てるこっちが辛くなるよ。店に来た許子顔(きょしがん)も、本当は心配で仕方ないくせに、わざと冷たい態度をとる。もう、素直じゃないんだから。
そんな夏語氷(かごひょう)が急接近。優しく慰めて、昔の婚約の話まで持ち出してくる。でも、夏語氷は彼を一番好きないとことしか見てない。きっぱり断られた時の薛慕(せつぼ)の顔、一瞬だったけどマジで怖かった。こいつ、絶対何か企んでるぞ。
夏語氷は自分の力で生き抜こうと、新しい事業計画のために必死に走り回る。無理がたたって、とうとう街中で倒れちまった。目を覚ますと、そばには薬が。誰が運んでくれたのかと思ったら、許子顔の香袋が落ちてるんだよ。やっぱりアイツ、見てられないんだな。
後日、二人は顔を合わせる。夏語氷が助けてくれたんでしょって問い詰めても、許子顔は認めない。そこへ最悪のタイミングで趙玲瓏(ちょうれいろう)が登場。あの日、子顔様は私の屋敷にいましたわなんて言い出す始末。許子顔も、夏語氷を完全に諦めさせるためか、その嘘に乗っかって彼女と去っていく。夏語氷の絶望した顔、見てられなかったよ。
殺人事件、犯人は許子顔?
ここから話が一気に動く。
あの趙玲瓏(ちょうれいろう)、実は本気で許子顔を好きになってたみたいだ。彼女は薛慕のところへ乗り込んで、許子顔に手を出さないでと釘を刺す。どうやら薛慕が裏で何か仕掛けてることに気づいてたらしい。
ところが、その翌日。趙玲瓏が自宅で毒殺されてしまう。展開が早すぎる。
で、誰が犯人として捕まったと思う?そう、許子顔だよ。薛慕が待ってましたとばかりに役所に連行する。検視官は買収済み、証拠も捏造されて、完全にハメられた形だ。薛慕は許子顔を拷問にかけて、無理やり自白させようとする。あの優しそうだった男の、底知れない執念が見えてゾッとした。
でも、夏語氷は諦めない。許子顔が人殺しなんてするはずないと信じてる。彼女は葉文昭(ようぶんしょう)と協力して、夜中にこっそり趙玲瓏の遺体を調べに行くんだ。
そこで見つけたのが、決定的な証拠。趙玲瓏の爪の間に、犯人を引っ掻いた時に付いたであろう血と皮膚が残っていた。つまり、犯人の体には引っ掻き傷があるはず。許子顔の体に傷がなければ、彼の無実を証明できる。ここで今回は終わり。いやー、最後の最後で希望が見えたな。
今回の感想
今回はマジで心がえぐられた回だった。許子顔と夏語氷のすれ違いが、もう見てて本当にもどかしい。お前ら、いい加減本音で話せよ!って画面に向かって叫びたくなったよ。許子顔の不器用な優しさが、全部裏目に出てるのが辛い。
一番の見どころは、やっぱり薛慕の豹変っぷりだな。今まで優しくて頼れる従兄の仮面をかぶってたけど、その裏の顔がハッキリ見えた。夏語氷に断られた瞬間の、あの冷たい目。自分の思い通りにならないなら、全てを壊してでも手に入れようとするタイプだ。彼の闇の深さは、このドラマの大きな軸になりそう。
あと、意外なキーパーソンだったのが趙玲瓏。最初はただの嫌な女かと思ってたけど、最後は命がけで許子顔を守ろうとした。彼女の死が、物語をサスペンスフルな方向に一気に加速させた。夏語氷が探偵みたいに動き出したのも良かったな。ただ守られるだけじゃなく、自ら戦うヒロインはやっぱり見てて応援したくなる。
つづく

