無実の罪で投獄された許子顔(きょしがん)。彼は愛する夏語氷(かごひょう)を守るため、すべてを諦めたかのような非情な決断を下す。一方、夏語氷は彼の無実を固く信じていた。絶望的な状況の中、彼女はたった一つの可能性に賭ける。仲間たちの助けを借りながら、真実を暴くために奔走する彼女だったが、ついに許子顔の処刑の日が訪れてしまう。時間が刻一刻と迫る中、夏語氷は愛する人を救うため、最後の賭けに出る。手に汗握る救出劇が繰り広げられる回だ。
「流転の花嫁 ~Rewriting Destiny~」あらすじネタバレ16話
今回の第16話、マジでギリギリすぎ!
いやー、今回の話は本当に心臓に悪かったよ。もうダメかと思った瞬間が何度あったことか。
まず、あの悪役、薛慕(せつぼ)が動くんだ。牢屋にいる許子顔(きょしがん)のところへ行って、とんでもない取引を持ちかける。お前が罪を認めれば、夏語氷(かごひょう)の店も返してやるし、彼女の面倒は俺が見るって。最低だよな。でも許子顔(きょしがん)を守るためにその条件を飲むしかない。
そこに夏語氷(かごひょう)が面会に来る。許子顔(きょしがん)は彼女を諦めさせるために、わざと冷たく突き放すんだ。薛慕(せつぼ)が外で見張ってるから、本心なんて言えるわけない。夏語氷は離縁なんてしない!って食い下がるけど、許子顔は自分の服を破って、指を噛み切った血で離縁状を書きなぐる。このシーン、見てて本当に胸が痛かった。愛する人を守るために、心を鬼にするってこういうことなんだな。
離縁状に隠された逆転のヒント
夏語氷は絶望して店に戻る。でも、その血文字の離縁状、ぐちゃぐちゃで何て書いてあるか読めない。そこに許子顔の従者がやってくるんだ。彼は主人の文字を見慣れてる。
これは離縁状じゃないです
彼が解読した内容は、とんでもないメッセージだった。もし人が死んだ後に毒を盛られたら、毒は喉にしか残らない。これ、許子顔からの検死しろっていう暗号だったんだよ。諦めてなんかいなかった。
真実を暴くための墓荒らし
このヒントを得た夏語氷の行動力がすごい。妹の夏柳青(かりゅうせい)と一緒に、夜中に伯父さんのお墓を掘り起こすんだ。普通できないよ、そんなこと。
棺を開けて遺体を確認すると、本当に喉だけが黒く変色してた。これで死後に毒を盛られたことは確定。翌朝、二人はその棺を役所に担ぎ込んで直訴する。でも役人は許子顔はもう自白した。今日、処刑だって言って、まったく取り合ってくれない。もう時間がなさすぎる。
夏語氷は最後の望みをかけて薛慕(せつぼ)に助けを求める。もちろん、あいつが助けるわけない。僕にもどうすることもできないよなんて言いながら、偽善者みたいに肩を叩いて慰めるんだ。見てて腹が立つよ、本当に。
処刑場のギリギリ攻防戦
そして、ついに処刑の時が来た。薛慕と姉の夏蘭(からん)は、高みの見物。許子顔が首を斬られそうになった、まさにその瞬間。
待って!
夏語氷が処刑場に飛び込んできた。彼女は許子顔の上に覆いかぶさって、彼を殺すなら、まず私を殺せ!って叫ぶ。もう涙なしには見られない。
そしたら、葉文昭(ようぶんしょう)もやって来て夏語氷の上に覆いかぶさる。さらに夏柳青(かりゅうせい)まで来て、なぜか葉文昭(ようぶんしょう)をどかして自分が重なる。シリアスな場面なのに、ちょっとした人間ピラミッドみたいになってる。
役人は当然ブチギレ。邪魔する奴は全員斬り捨てろ!って命令する。もう万事休すかと思った、その時。
許子顔のお父さん、許広陵(きょこうりょう)が、もっと階級が上の役人を連れて現れたんだ。土壇場で処刑は中止。事件は再審理されることになった。本当に、本当にギリギリで助かった。
第16話の感想、語らせて!
今回はマジでジェットコースターみたいな回だった。許子顔が血で離縁状を書くシーンは、彼の自己犠牲の愛が痛いほど伝わってきて、本当に切なかったよ。自分の命と引き換えに、愛する人の未来を守ろうとするなんて、なかなかできることじゃない。薛慕に土下座までして夏語氷のことを頼むシーンもあって、彼のプライドを捨てた愛の深さに泣けてくる。
一方で、悪役の薛慕のゲスっぷりがどんどん加速してる。人の弱みに付け込んで、善人のフリして追い詰めていくやり口は、見ていて本気でムカついたね。
でも、そんな絶望的な状況でも諦めない夏語氷の強さには感服する。墓を掘り返してまで真実を突き止めようとする執念と、処刑場にたった一人で乗り込む勇気。彼女がいるから、この物語は前に進むんだって改めて感じた。最後の処刑場での人間ピラミッドは、このドラマらしいシリアスとコミカルの絶妙なバランスで、緊張感の中でもフッと笑える瞬間を作ってくれたのが良かったな。再審理が決まって一息ついたけど、黒幕はまだ野放し。全然安心できないよ。
つづく

