あらすじ
いやー、今回もハラハラしたよ。処刑寸前の許子顔(きょしがん)を救うために、夏語氷(かごひょう)が公堂で大立ち回りだ。全ての証拠を突きつけて、許子顔(きょしがん)の無実を訴える。重要参考人の夏耀祖(かようそ)がいないから、結局、証拠不十分ってことで許子顔は釈放された。薛慕(せつぼ)のやつ、いかにも味方ですって顔でしゃしゃり出てくるのがムカつくね。
まあ、なんとか許子顔は助かった。実はこれ、許子顔の親父さんが裏で手を回してくれたおかげなんだ。御史様とたまたま同郷だったらしい。持つべきものはコネってことか。
一件落着かと思いきや、今度は夏語氷(かごひょう)がぶっ倒れる。無理もないよな。ずっと気を張ってたんだから。彼女、自分がもう死ぬと思ったんだろうね。許子顔に最後の告白みたいなことを言って、意識を失っちまう。許子顔も泣いて彼女を抱きしめるんだけど、ここで予想外の展開が待ってた。
ネタバレ
夏語氷、死んでなかった。ただの過労で爆睡してただけだったんだ。これにはさすがの許子顔も呆れたのか、彼女を役所の入り口にポイして帰っちまう。ひどくないか。まあ、夏語氷はピンピンしてる。それどころか、彼女の命がけの行動が漫画の読者にウケたらしくて、寿命がリセットされた。ラッキーだな。
一件落着で、二人の関係も進展するかと思いきや、許子顔が夏語氷を避け始めるんだ。夏語氷はわけがわからなくて、毎日待ち伏せする。そしたら、許子顔が女中の格好でこっそり屋敷を抜け出してるのを発見。何やってんだか。
問い詰めたら、許子顔が全部白状した。自分が漫画の世界のこと、そして夏語氷が死ぬ運命にあることを知ってしまった、って。だから、彼女を不幸にしないために離れようとしてたんだ。切ない話だよ。でも、夏語氷はそんなの全部ウソっぱちだって一蹴する。そして、二度と離れないって誓わせるんだ。強いよな、彼女は。
この一件で、二人の絆は前よりずっと強くなった。許子顔は人目もはばからず街のど真ん中で夏語氷に愛を叫んでキス。周りの野次馬も拍手喝采だ。お互いの気持ちを確かめ合った二人は、もう甘々モード全開。許子顔の親父さんにも関係がバレるけど、むしろ早く孫の顔を見せろって公認ムード。
許子顔は夏語氷のために、部屋の中に手作りのブランコまで用意する。そこでまたキス。もうお腹いっぱいだよ。夏語氷が薬を飲むのを嫌がれば、口移しで飲ませようとする始末。使用人たちも見てられないってさ。
でも、ラブラブなだけじゃ終わらない。事件の黒幕を暴くために、二人は行方をくらましてた店員の小江を捕まえる。毒を飲ませるフリをして脅しても、小江は全部俺が一人でやったって言って口を割らない。こいつ、なかなか骨がある。
その頃、薛慕(せつぼ)は小江が捕まったことを知る。すぐに夏蘭(からん)を呼びつけて、小江の様子を探りに行かせるんだ。夏蘭(からん)は残飯を運ぶフリをして小江に接触。薛慕様が心配してるって伝えて、縄をほどいてやる。小江は何も話してないから安心してと返し、夏蘭からハンカチを受け取る。このハンカチが、また何かを企むための道具になるんだろうな。
今回のエピソード、ちょっと語らせて!
いやマジでさ、今回のジェットコースター展開はすごかった。前半のシリアスな法廷劇からの、まさかの疲れて寝てただけっていうオチ。俺、思わずズッコケたよ。でも、こういう緩急がこのドラマの面白いところなんだよな。許子顔が真実を知って苦悩するシーンはグッときた。愛する人を守るために離れるっていう選択は、ベタだけどやっぱり切ない。それを乗り越えてからの二人のイチャつきっぷりは、見てるこっちが恥ずかしくなるくらい。ブランコに口移しって、少女漫画の王道全部乗せかよ。最高だ。でも、ただ甘いだけじゃなくて、小江と薛慕の不穏な動きもしっかり描かれてる。この甘さとサスペンスのバランス感覚が絶妙なんだよな。夏蘭がどっちにつくのかも気になるところだ。
つづく

