第5話のあらすじとネタバレ

商売敵は、まさかのアイツ

夏語氷(かごひょう)の小料理店、これが結構うまくいってたんだ。そしたら、姉の夏蘭(からん)が黙っちゃいない。店の真向かいに、そっくりな店をオープンさせた。マジかよ。夏蘭(からん)の店は、とにかく安い。でも、それは材料をケチってるからできること。夏語氷(かごひょう)は品質を落としたくなかった。だから価格競争はしない。新商品で勝負するって決めたんだ。

起死回生の一手三白膏

どうしようか悩んでた夏語氷(かごひょう)に、チャンスが来た。許子顔(きょしがん)の親父が夜中に顔パックしてるのを見つけたんだ。あれ、美容にいいやつじゃん!って。夏語氷はすぐにひらめいた。許子顔(きょしがん)と協力して、美白効果のあるクリーム三白膏(さんぱいこう)を開発した。これが大当たり。発売したら、都中の女子が殺到するほどの人気商品になった。商売って、こういうアイデア一つで変わるから面白いよな。

卑劣な罠と、姉妹の演技

でも、うまい話は長く続かないのがドラマの定番。三白膏を使ったら肌が荒れた、っていう苦情が突然出始めた。もちろん、これは罠だ。店は役人に営業停止を命じられた。許子顔(きょしがん)がすぐに調べた。案の定、出回っていたのは偽物の三白膏だった。黒幕は十中八九、夏蘭(からん)だろ。

ここから夏語氷の反撃が始まる。妹の夏柳青(かりゅうせい)を巻き込んで、一芝居打つことにした。みんなの前で夏柳青(かりゅうせい)と大ゲンカしたんだ。偽物とすり替えたのはあんたでしょ!って、夏語氷が激しく責める。夏柳青(かりゅうせい)は泣きながらその場を去った。そして、そのまま夏蘭の店へ向かう。姉さんを裏切って、あなたに付きますそう言って、本物の三白膏のレシピを夏蘭に渡した。夏蘭は疑いもせず、この裏切りを信じ込んだ。単純なやつめ。

すれ違う想い

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この作戦には、一つだけ誤算があった。

夏柳青に想いを寄せる葉文昭(ようぶんしょう)が、一部始終を見てしまったんだ。

夏柳青が夏蘭にレシピを渡す、まさにその瞬間を。

葉文昭(ようぶんしょう)は夏柳青を信じたい。

でも、目の前で裏切りを見てしまった。これは切ない。

一方、許子顔の恋心もダダ漏れだ。夏語氷にスイカを届けに来た薛慕(せつぼ)に嫉妬。そのスイカを地面に叩きつけて体が冷える!とか言っちゃう。やってることが極端で笑えるけど、それだけ夢中ってことだ。許子顔と葉文昭(ようぶんしょう)は、それぞれ別の方法で事件の真相に迫っていく。偽の三白膏を売っていた虞娘子という女の存在を突き止めた。そして二人は、その女の家の前でバッタリ出くわす。さあ、ここからどうなる?

第5話の感想

今回は商売バトルが本格化して面白かったな。姉の夏蘭のやり方が本当にえげつない。でも、それに力で対抗するんじゃなくて、知恵で切り返す夏語氷が最高にクールだ。ただの商品開発じゃなくて、ちゃんと頭脳戦になってるのがこのドラマのいいところ。

夏柳青を巻き込んだ作戦は、見ていて少しハラハラした。特に葉文昭がかわいそうすぎる。信じたいのに信じられないって、一番つらい状況だろ。早く誤解が解けてほしい。

あと、許子顔の嫉妬が今回も炸裂してたな。スイカを叩き割るシーンは思わず笑ってしまった。普段は冷静なのに、夏語氷のことになると途端にポンコツになるのが可愛い。薛慕(せつぼ)は完全に当て馬だけど、彼の存在が許子顔の気持ちを加速させてる。恋愛模様と商売の策略がうまく絡み合ってて、すごく見ごたえのある回だった。

つづく