重い病気にかかっていることを知り、夏語氷(かごひょう)は絶望のどん底に突き落とされる。生きる気力さえ失いかける彼女だったが、この世界の奇妙な真実を知ったことで、運命に抗う決意を固める。一方、許子顔(きょしがん)は彼女を救うために必死に治療法を探し続ける。そんな二人の前に、役人の薛慕(せつぼ)が新たなライバルとして登場し、三角関係の火種が生まれる。その頃、牢から釈放された姉の夏蘭(からん)は夏語氷への復讐を計画。彼女が仕掛けた罠は、思わぬ人物を巻き込む大事件へと発展してしまう。
「流転の花嫁 ~Rewriting Destiny~」あらすじネタバレ7話
絶望の淵に立つヒロイン、そして世界の崩壊?
まず、ヒロインの夏語氷(かごひょう)がヤバい。血を吐いて倒れちゃったんだ。許子顔(きょしがん)が診たら、もう末期の病気らしい。彼の母親と同じ病気なんだと。そりゃ夏語氷(かごひょう)もショックだよな。自分の命が長くないって知って、完全にやる気をなくしちまう。薬も飲みたがらない。もうどうでもいいって感じ。
おまけに、親父たちからは姉の夏蘭(からん)のためにウソの証言をしろってプレッシャーをかけられる始末。病気の絶望と家族からの圧力。ダブルパンチで彼女は完全に心を閉ざしちゃう。
ここからがこのドラマのぶっ飛んでるところ。夏語氷が落ち込んでたら、なんと周りの人間が一人、また一人と消え始めたんだ。訳が分からずパニックになる夏語氷。そこに現れた謎の人物(漫画の案内人みたいなやつ)が言うんだ。君は物語の主人公だ。君が生きる気力をなくすと、この漫画世界そのものが崩壊するって。いや、そんな設定アリかよ!自分のメンタルが世界の存亡にかかってるなんて、重すぎるだろ。でも、大切な人たちが消えるのは見たくない。夏語氷はここでようやく、生きるために病気と闘う決心をするんだ。
ツンデレ許子顔(きょしがん)の必死な看病と、まさかのライバル登場
夏語氷が生きる決意をした裏には、許子顔の存在がデカい。彼は口では冷たいことを言うくせに、徹夜で医学書を読みあさって治療法を探してる。夏語氷はその姿を見ちゃうんだよな。そりゃ心も動くって。
そこに割って入ってきたのが、役人の薛慕(せつぼ)だ。彼も夏語氷のことが気になるらしく、なんと城中の医者を全員集めて彼女を診させようとする。金と権力にモノを言わせるタイプか。これを見た許子顔は、嫉妬心むき出し。彼女を治せるのは俺だけだ!って夏語氷を連れ去ろうとする。この独占欲、たまんないよな。
夏語氷が慌てて許子顔を追いかけて弁明するんだけど、二人が契約の話をしてるのを、薛慕(せつぼ)がバッチリ立ち聞きしてた。あーあ、聞かれちゃったよ。これで話がまたややこしくなるぞ。
夏蘭(からん)の逆襲と、とんだとばっちり
一方、牢屋にいた姉の夏蘭。こいつは薛慕の助けで外に出てくる。もちろん、夏語氷への恨みはまったく消えてない。むしろパワーアップしてる。さっそく復讐計画だ。誘拐犯を雇って夏語氷を拉致させようとする。
でも、この誘拐犯がドジなんだわ。なんと、夏語氷と間違えて葉文昭(ようぶんしょう)を誘拐しちまう。おいおい、仕事が雑すぎるだろ!結局、夏語氷と許子顔が助けに行く羽目に。
救出の決め手は、許子顔が持ってきた店の地契、つまり権利書だ。彼はあっさりそれを誘拐犯に渡しちゃう。愛する人を助けるためなら、大事な店もくれてやるってか。男前すぎるだろ。この救出劇の最中、葉文昭(ようぶんしょう)をかばって腕を斬られる。こっちのサブカップルも地味に進展してるな。
仲直りの行方と、夏蘭への反撃開始
事件の後、夏語氷は許子顔に謝ろうとする。葉文昭からあいつは天邪鬼だから、何を言われても『あなたが正しい』って言っとけという謎のアドバイスをもらって、それを実践する。そしたら許子顔が調子に乗って、夏語氷を押し倒さんばかりの勢いで迫る。この二人のやり取り、見ててニヤニヤしちゃうよな。
でも、許子顔が渡した地契が本物だったと知った瞬間、夏語氷の顔色が変わる。店の権利を本当に手放したと知って、怒り心頭だ。すべての元凶である夏蘭を、今度こそ許さない。物語のラスト、地契を手に入れてほくそ笑む夏蘭の前に、幽霊みたいな人影が現れる。夏語氷の反撃が始まったってことだな。
このエピソードの感想
今回はマジで転換点だったな。夏語氷がただ流されるだけのヒロインから、自分の意志で運命を切り開こうとする主人公に変わった回だった。自分が世界の中心で、自分の気力が世界を支えてるなんていうメタ的な設定が明かされたのも面白かった。これで彼女の行動原理がハッキリしたよな。
許子顔のツンデレっぷりも最高潮だった。嫉妬したり、夏語氷のために大事なものをあっさり手放したり、彼の不器用だけど深い愛情がよく見えた。薛慕っていう強力なライバルが出てきたことで、彼の独占欲に火がついた感じがいい。
一方で、薛慕の動きも気になる。彼はただの恋敵じゃなくて、自分の両親の死の真相を探るために夏蘭を利用してる。こいつは腹に一物抱えてるタイプだから、今後の展開をかき回すキーマンになりそうだ。夏蘭は相変わらずだけど、その単純な悪意が結果的に物語を大きく動かしてるのが皮肉で面白い。とにかく、各キャラクターの思惑が絡み合って、一気に面白くなってきた。
つづく

