夏語氷(かごひょう)は、店の権利書を奪った黒幕が夏蘭(からん)であると突き止める。彼女は一計を案じ、権利書の奪還に成功する。一方、薛慕(せつぼ)が契約結婚であるという秘密を知り、二人の仲を裂こうと夏語氷に急接近する。彼の行動に許子顔は激しく嫉妬し、夏語氷の気を引こうとするあまり、二人は喧嘩をしてしまう。なんとか仲直りした矢先、今度は謎の女性富豪・趙玲瓏(ちょうれいろう)が現れる。彼女は店への投資を申し出るが、その引き換えに許子顔との離婚という非常識な条件を突きつけてきた。
「流転の花嫁 ~Rewriting Destiny~」あらすじネタバレ8話
地契を取り戻せ!幽霊大作戦
まず、夏語氷(かごひょう)の頭のキレがすごい。あの誘拐犯からの脅迫状、覚えてる?あの独特の筆跡から、黒幕が夏蘭(からん)だって見抜いたんだ。そこで夏語氷(かごひょう)と組んで一芝居打つことにした。幽霊のフリをして夏蘭(からん)を脅すっていう、ちょっと古典的な作戦。
これがまあ、見事にハマる。夏蘭(からん)は本気でビビって、あっさり店の権利書を渡しちゃうんだから。後になって、雇ったチンピラが生きてることを知って騙されたと気づく。でももう遅い。そもそも脅迫状を書いたのが、字をよく間違える弟の夏耀祖(かようそ)はその手紙を証拠として持ってる。夏蘭は何も言えなくなって、すごすごと逃げ帰るしかなかった。まったく、詰めの甘い奴だよな。
嫉妬とすれ違い、そして仮病
店の問題が片付いたと思ったら、今度は恋の嵐が吹き荒れる。薛慕(せつぼ)が契約結婚だってことをどこかで盗み聞きしたらしい。それからというもの、やたらと店に顔を出しては夏語氷に優しくする。これに黙っていられないのが許子顔(きょしがん)だ。もう、嫉妬でメラメラ燃えてるのが画面越しに伝わってくる。
どうにかして夏語氷の気を引きたい。そう考えた許子顔(きょしがん)が取った行動が、なんと仮病。子供か!ってツッコミたくなるけど、それだけ必死なんだろうね。ただ、肝心の夏語氷は店の資金繰りとか拡大計画で頭がいっぱい。許子顔の芝居に全然気づかない。それどころか、契約結婚の秘密を薛慕(せつぼ)に漏らしたんじゃないかって許子顔に疑われて、二人は大喧嘩。まあ、誤解はすぐに解けて仲直りするんだけどさ。
仲直りと、新たな刺客
喧嘩の後の仲直りは甘いもんだ。許子顔は葉文昭(ようぶんしょう)のアドバイスもあって、夏語氷に新しいお客さんを紹介する。仕事のサポートは一番嬉しいやつだよね。二人は一緒に市場で花火を見たりして、いい雰囲気になる。このまま順調に行くかと思いきや、そうは問屋が卸さない。
突然、趙玲瓏(ちょうれいろう)っていう金持ちの女性が現れる。あなたの店に投資したいって言うから、夏語氷も話を聞く。でも、その条件がとんでもなかった。許子顔と離婚することが条件です。私は彼が好きなので。いやいや、何を言ってるんだ君は。夏語氷はもちろん、こんな要求はきっぱりと断る。実はこの趙玲瓏、裏で薛慕(せつぼ)が糸を引いていたんだ。あいつ、夏語氷と許子顔を引き離すためなら何でもする気だな。本当に食えない男だよ。
感想
いやー、今回の許子顔は見てて面白かったな。嫉妬に狂って仮病まで使うなんて、普段の冷静な彼からは想像もつかない。でも、それだけ夏語氷のことが本気で好きだってことの裏返しなんだろう。彼の人間らしい一面が見えて、なんだか応援したくなったよ。一方で、薛慕の暗躍が本格的になってきたね。夏蘭の好意を利用するだけじゃなく、外部から刺客まで送り込んでくる。目的のためなら手段を選ばない冷徹さが怖い。彼の過去に何があったのか、ますます気になるところだ。そして、夏語氷と許子顔の関係。喧嘩したり、すれ違ったりしながらも、少しずつ絆が深まってるのがいい。特に、夏語氷が趙玲瓏に許子顔は譲らないって宣言するシーンは、見ていて胸が熱くなった。契約から始まった関係が、本物の愛に変わっていく。その過程をじっくり見せてくれるのが、このドラマのうまいところだね。最後の雨の中の相合傘も、ベタだけどやっぱり最高だった。
つづく

