あらすじとネタバレ
師匠、それもう愛じゃん
ムー・シュエンリンが重傷を負って地面に倒れてる。そこにシエ・シュエチェンが駆けつけた。シュエンリンはすごく痛いって弱音を吐く。シュエチェンはそんな彼女を見て、黙って抱き上げると自分の拠点に連れて帰った。
彼はシュエンリンを治療しようとする。でも彼女の体は霊力を全然吸収できない。以前、彼女自身が言ってた霊竅(れいきょう)が壊れてるってやつだ。治療もできないし、吸収もできない。マジで厄介な体質だ。
そこでシュエ첸が取った行動がヤバい。彼はシュエンリンが受けた懸天門の言咒っていう呪いを、全部自分の体に移し替えたんだ。おかげで彼女の傷は一瞬で治った。いや、普通そこまでしないだろ!
友人のナン・シューユエがその様子を見てた。あいつのために、そこまでするのかって驚いてる。シュエチェンは俺が擁雪城に連れてきた。だから責任があるなんて言ってる。ツンデレ師匠の典型的なセリフだな。でもナン・シューユエは彼の背中を見ながら呟く。あんな奴を好きになると疲れるな。全部お見通しってわけだ。
師匠の裏稼業、バレてますよ
シュエチェンは一人になると、自分に移した呪いをこっそり治療する。彼の弟子がやってきてあんな女のために、割に合いませんと心配する。シュエチェンは気にもしない。彼女の最近の様子は?と聞く。
弟子は失敗回数がもうすぐ上限です。もうすぐ擁雪城から追放されますと報告書を見せた。するとシュエ첸、その記録帳をひったくる。そして、そこに書かれたシュエンリンの失敗記録を全部消し去った。
彼女の間違いを記録するために、お前をそばに置いたんじゃない。
うわ、カッコよすぎだろ、この師匠!完全に職権濫用だけど、これは惚れる。
つらすぎる選択
シュエンリンが目を覚ます。そばにいたナン・シューユエから全部聞いた。シュエチェンが自分の痛みを肩代わりしたってことを。彼女はいてもたってもいられなくなる。誰が彼にそんなこと頼んだのよ、って感じでシュエチェンを探しに行こうとする。
シュエチェンが留守の間、彼女は彼の部屋を掃除する。あまりに殺風景だからって、花や草を飾ってあげてる。すごく健気だ。
その時、 갑자기主人のサン・チーが幻の中に彼女を引きずり込んだ。相変わらずのパワハラ上司っぷりだ。お前の使命を忘れるな。シエ・シュエチェンを殺して混沌珠を奪え。サン・チーは冷たく命令する。
幻から覚めたシュエンリンは涙を流す。彼女はもう決めていた。自分の命と引き換えに、シュエチェンの命を救うことを。この命令はあまりにもつらい。
謝罪と甘い夢
一方、シュエンリンを傷つけたガオ・チ우ミン。彼女はずっと罪悪感に苛まれてた。シュエンリンの部屋の前でうろうろして、謝るタイミングを計ってる。
シュエンリンが部屋から出てきて、二人は鉢合わせ。ガオ・チ우ミンは素直に謝罪した。お詫びの品として良い夢が見られる法器を渡す。ちょっと見直したぞ。
その夜、シュエンリンはその法器を使う。彼女は夢を見た。シエ・シュエチェンと過ごす、甘くて幸せな時間の夢を。皮肉なことに、その頃、現実のシュエチェンは仙盟の盟主選びの会議で忙しくしてた。この対比が、二人の置かれた状況の切なさを際立たせる。
今回の第10話、ぶっちゃけどうだった?
シュエチェンの行動がどんどんエスカレートしてる回だったな。口では責任なんて言ってるけど、やってることは完全に恋する男のそれ。呪いを自分に移すなんて、正気の沙汰じゃない。しかも俺は玉闕(ぎょっけつ)で守られてるから痛くないとか強がって、裏でこっそり治療してるのがたまらない。弟子にはバレバレだけど。シュエンリンの失敗記録を全部消しちゃうシーンも最高だった。これはもうただの師匠じゃない。
シュエンリンの方も、彼の不器用な優しさを知って、どんどん気持ちが傾いてるのが手に取るようにわかる。だからこそ、サン・チーからの非情な命令が重くのしかかる。自分の命で彼を救うっていう彼女の悲壮な決意が、胸に刺さった。ガオ・チ우ミンからもらった法器で見た甘い夢が、余計に現実のつらさを引き立ててた。この甘さと苦さのジェットコースターみたいな展開が、このドラマの面白いところだよな。
つづく


